梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

堕胎禁止法の成立と望まれない生誕と

2022-06-26 11:18:44 | 雑記
暑い、梅雨明けはまだだが

強い陽射しははっきりとした影を落とす

ゆらゆらと




アメリカ連邦最高裁判所が半世紀ぶりに人工中絶の禁止を認める判決を下し8州で州法が発効する気配だと言う、
最高裁の判事9人のうち6人が保守派の判事が占めていることが要因だろうと言う
保守派の共和党を支持するのはキリスト教団体で共和党にとっては選挙に有利に働くと言う計算が働いたのだろうと書かれていた、
キリスト教の司祭はほぼ全部が男性だと言う、女性への配慮は働かないだろうと言うが女性信者でも「妊娠した時に生命だから、イエスは“殺すなかれ”と教えている」と言う、
中絶を望む女性の殆どは未婚だ、「汝姦淫するなかれ」もあった気がするがそっちはどうなんだ、
「強姦被害者」でも「授かった命だから」と言うが其れが「神から授かった」と言うなら神もずいぶん残酷だ、
特殊だろうが「近親間受胎」もある、むろんそれでも「授かった命」かもしれないが生まれた者にとって「神の祝福」とはとても思えないだろう、
未成年者の性行為は教育や躾で止められないのは法律家も教育者も聖職者も自らの若い時を考えれば理解している筈だ、
アメリカでは高校生くらいから避妊の方法を学校で学ぶという、
それでも妊娠する若者は多くいる、ピルもコンドームも若さの前では「用意していないから」と我慢できる様なものではない、それが若いと言う事であることは大人も振り返れば十分に理解できるはずだ、
第一全部用意してからなんぞはかなりの経験者だ、
確かにどこからが生命で何処までは未分化の精子と卵子だと言うのか難しい、
しかし「生まれる」からには祝福され豊かな成長が補償された誕生であって貰いたい、
女性が「一人でも生んで育てる」としてシングルマザーを選ぶのは生き方の一つだが望まない妊娠と責任を取らない男の時リセットする権利はあっても良いのではないかと思う、
堕胎が非合法となれば体の関係に慎重になると言うのはあまりに安易になり過ぎた現在の風潮に一石を投じるかもしれない、然しそれでなくなるかと言えば恐らく変わりはないだろう、
一昔前の日本の農村の様に相手が特定できないで生まれた子供は村全体で育てると言うくらいの世間だったら堕胎を非合法としても良いのかもしれないがこっち側の理屈で相手を追い詰めるのはどんなものか、