岡山市出身のニューヨークを拠点に活動中のオリジナリティ豊かな俊英アルト奏者 岩根直樹君を紹介します。
彼はワシントン大学卒業後、すぐにニューヨークに渡り、ニュースクール大学で本格的にジャズサックスを学び、在学中に ジョージ・ガゾーンなどに師事したそうです。私は個人的に彼のご両親を存じ上げており、ジョージ・ガゾーンさんに師事していることは聞いてはいましたが、ジョージ・ガゾーンというJAZZミュージシャンは知りませんでした。発表しているレコードも少なくて、手に入れるのも難しいみたいですが、調べてみるととても凄いミュージシャンだという事がわかりました。
彼は昨年アルバムを発表し、このFirst Album "Deserted Island"ではジョージ・ガゾーンとの競演が聴くことができます。
ファーストアルバムのCD ReviewがSwing Journal誌とJazzLife詩に掲載されましたので紹介します。
『ユニークで実に面白い作品。全く個性的な作曲と、演奏をするがキース・ジャレットやブラッド・メルドーが サックスを演奏するとこうなるのかも、という感じ。あるいは現代版トリスターノ派、みたいな所もある。 ユニークさの裏にはとてもしっかりとした構造があるようで、技術も高い。』
(Swing Journal 2007年3月号 CD Review/中山智広)
『オリジナリティ豊かな俊英のデビュー作...デビュー作に当たる本作では自ら5曲を手がけ、 その独特で多彩な音世界を表現している。 キメの多い複雑な構成、変拍子、アブストラクトな 作風でありながら決して頭でっかちにならず、バップ に根ざした等身大の岩根直樹が感じられる。』
(JazzLife 2007年3月号 Disc Review/原たかし)