大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

四季彩 一成/割烹/心斎橋

2015年09月17日 17時09分29秒 | ジャパニーズ
 心斎橋の周防町通りに面したビルの二階にあります。予約なしで飛び込んだんですが、カウンターも個室も予約客がいたので、出来れば予約した方が良いでしょう。
 
 先ずは、造り盛り合わせです。画像に語らせるべきではないとは思うんですが、画像を見て分かるとおり、いい感じですよね。




 こちらは、旬野菜の酢の物です。メンソールは食べるのも飲むのも早いので、手元に食べ物がなくなってしまって酒だけで手持ちぶさたになることがあるので、メインの料理の流れとは別に、酒の肴になるものをオーダーしておくことが良くありますが、これもそのひとつです。まず見た目が美しいです。酢の物ではあるんですが、酸味よりもダシの味の方がしっかりとしていて、その中に酸味の爽やかさが息づいている感じです。



 
 蛤とレタスの蒸し物です。蛤はすでに貝殻から外してあり、更に食べやすさいずにカットされています。



 
 こちらも酒のアテとしてオーダーしたもので、塩雲丹です。雲丹に塩を加えて、少し日持ちするようにしたものです。



 
 松茸の牛肉巻です。松茸は、昔はこれでもかと言うくらい食べた覚えがあるんですが、最近は高嶺の花です。それでも、季節の移り変わりを感じるにはいいかなと思ったので、オーダーしてみました。やっぱり、松茸は美味いです。



 
 旬野菜の天ぷらです。



 
 改めて画像を見て、今回は酒のアテが多かったなと思ったりしました。酒量はそれほどではないというか、いつも通りのはずなんですが…。これは、ピーマンの昆布和えです。



 
 こちらはトマトとチーズを使った春巻きです。ピザを感じさせる洋風の味なんですが、不思議とタバスコがほしいとは思わないんですね。



 
 〆ものに行くにはちょいとお腹の具合がということでおまかせしたのがこちらです。



 
 桃氷菓の大福です。美味かったです。





(店  名) 四季彩 一成
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市中央区東心斎橋1-15-11 日宝周防町エレガンスビル二階
(電  話) 06-6241-2082
(営業時間) 18:00-26:00(火~土)、18:00-24:00(日祝)
(定 休 日) 月曜日
(予  算) 10,000~15,000円(ディナー)
(予  約) ベター
(席  数) 18席(カウンター7、個室2)
(カ ー ド) 可(JCB、AMEX、VISA、MASTER、Diners)
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にしはら(関東風鰻/谷町四丁目)

2015年08月24日 19時52分31秒 | ジャパニーズ
 関東風のうなぎ屋です。鰻自体は嫌いではないんですが、白飯をあまり食べることがないので、鰻丼を食べに出ることはここしばらくありませんでした。今回、友人が鰻丼を食べたと言っていたので、ちょっと触発されて行ってきました。




 店先には、オーダーしてから提供するまでに30分かかると書かれています。江戸の通人は、とりあえずオーダーしてから一風呂浴びて、店に戻ってきた頃に頃合いよく焼き上がってきた鰻を食べると言うことをやっていたらしいです。今回、日本酒&肴を食べながら、鰻丼の出来上がりを待つことにしました。
 
 生ビールも小が用意されてはいたんですが、今回は日本酒でスタートすることにしました。日本酒の取りそろえは、黒牛と水鯨の二種類のようだったので、黒牛をオーダーしました。日本酒が入れ替わるかどうかについては分かりません。杯は何種類かの中から選べるんですが、いつも通りに平杯にしました。骨煎餅が出されましたが、たぶん突き出しなんでしょう。




 こちらが、かみしも盛り(500円)です。左から、むこう骨巻、ヒレ巻、かぶと焼き(半助)、鰻味噌です。

 むこう巻というのは、たぶん内臓を守っている骨と、そこについている身のことだと思います。関東は背開きなので、腹が向こうになるのでこう呼ばれているんでしょう。
 
 ヒレ巻は、背中にあるヒレの骨部分を巻いたものです。牛肉のフィレとは意味が違います。骨自体の旨味もありますが、骨に近いところは身も美味いので、じっくり味わっていただきましょう。
 
 かぶと焼きは、いわゆる半助です。関西では頭を付けたまま焼いてから落とすんですが、関東では頭を落としてから焼きます。これを圧力釜で、骨ごと食べられるように仕上げたのが半助です。



 
 肝焼き(800円)です。こんなにたくさん出てくるとは思わなかったので、慌てて日本酒を追加しました。苦みはほとんどありません。ただ、一人でこの量はちょっと辛かったりします。



 
 白焼き(2,800円)です。関東風は、白焼きして、蒸して、タレ焼きするという手間がかかってます。その分、油が落ちてしまうの、関西風に慣れた人はこれを嫌う向きもあるようです。実際に、油が落ちきってパサパサになったものを食べた経験も有るんですが、こちらの白焼きは、身は箸で切ることが出来るほど柔らかいんですが、絶妙に、必用な脂分が残っています。




 こちらは鰻丼の小(1,900円)です。鰻丼の大中小、あるいは松竹梅というのは、鰻の量が変化します。白飯の量が変化するわけではありません。また、一般的に鰻の等級が変化するわけでもないようです。たまに特上を頼むと、二枚盛鰻丼が出てくる場合があるので注意が必要ですが…。こちらでは小が半尾、並が一尾、大が二尾半とのことです。
 
 鰻丼には、香物と肝吸いがついてきます。白飯は若干硬い目に仕上げてある感じ。好みで蒲焼きのタレを追加する人もいると思われるので、それを見越して固めに仕上げてあるのではないかと思います。




 いや、久々の鰻は美味しかったです。次回は、かみしも盛りと、白焼き蒲焼きで酒を飲みたかったりします。
 

(店  名) にしはら
(ジャンル) 鰻屋
(所 在 地) 大阪市中億来た新町4-12
(電  話) 050-5570-6392(予約専用)、06-6926-4478(問合専用)
(営業時間) 11:00-14:00、17:00-21:00
(定 休 日) 月曜日
(予  算) 5,000円くらい
(予  約) ベター
(席  数) 9席(カウンター5席、テーブル4席)
(カ ー ド) 不可
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味舌(ました)/懐石料理/枚方

2015年05月07日 12時13分25秒 | ジャパニーズ
 以前は、『ひらかた仙亭』におられた田中料理長が料理長を務める『味舌(ました)』に行ってきました。かなり以前から気になってはいたんですが、やっと訪問することが出来ました。会席料理のコースもあるんですが、今回は田中料理長と積もる話も色々とあったので、カウンター席のみで供されるカウンター懐石の『月(6,000円)』をお願いしました。
 
 先ずは、先付け。



 
 こちらは造りの盛り合わせです。



 
 ここからが天ぷらの始まりなんですが、最初は海老です。右側にある小さなものは、脚の部分だけを揚げたものです。



 
 天ぷらだと、全ての食材が同じ色になってしまうので、分かりにくいかもしれませんが。こちらはホワイトアスパラです。先の海老と比べてもかなり大ぶりのものであることが分かります。



 
 ズワイガニです。天ぷらでカニとはかなり贅沢な気がします。



 
 こちらは春の山菜なんですが、名前は忘れました。ほろ苦い感じでさくっと崩れていく食感が良いです。



 
 蓮根です。肉厚にカットされていて、芋を思わせるような甘味とホクホク感が良いです。



 
 画像からでは想像が出来ないと思いますが、鯛の白子です。白子と言えばポン酢がポピュラーですが、少し暖めてやる方が旨いと思ったりはしています。



 
 山芋です。口直しと言うことで、素揚げになってます。



 
 次は椎茸です。それほど肉厚のものではないんですが、香りが素晴らしい一品でした。



 
 こちらも画像からではわかりにくいところがありますが、雲丹を大葉で巻いて、更にキスで巻いたものです。衣を破ったところにあるキスの淡泊な食感の更に内側に、雲丹のネットリ感がしっかり主張はしてくるんですが、間に入っている大葉が、うまい具合にタイムラグを作ってくれるので、宇野の主張にキスが負けてしまうことがありません。



 
 穴子です。天ぷらって、後半になると油でもたれてくるようなところがあるんですが、油が軽いです。



 
 〆は、セレクトできるんですが、メンソールは茶そばにしました。乗せられているのはかき揚げです。少し甘い目のダシなんですが、茶そばからはちゃんと茶の味がします。



 
 最後は冷菓です。





 場所的にちょっと遠いんですが、特急が止まるようになったみたいなので、隠れ家的な雰囲気でまた使いたいです。


(店  名) 味舌(ました)
(ジャンル) 懐石料理、会席料理
(所 在 地) 大阪市枚方市川原町7-20
(電  話) 0066-9712-356915(予約専用)、072-843-8855(問合専用)
(営業時間) 11:00-15:00、17:00-22:30
(定 休 日) 日曜日
(席  数) 50席(カウンタ12)、個室(6、10)、大部屋(32)
(カ ー ド) JCB、AMEX
(ウ ェ ブ) http://www.mashita55.jp/
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まさか(割烹/宗右衛門町)

2015年04月04日 22時16分21秒 | ジャパニーズ
 南にある割烹に行ってきたんですが、この店を選んだ理由というのは、亭主が、魚介料理が美味しい『光悦』の出身だと知ったからです。メンソールが『光悦』に行ったのは移転前ですが、亭主は最初の店にはおられなかったんですが…。
 
 さて、突き出しなんですが、この美しさにまず見ほれてしまいます。海老は、老酒に漬け込んだもので、良い味に仕上がっています。




 造りの盛り合わせです。別ざらに入っているのはカツオのたたきです。



 
 筍です。画像に語らせるのは嫌いなんですが、この画像に言葉は要らないような気がします。先端の皮に近い部分もしがめば味がしみ出してくると言う感じです。




 こちらは飯蛸と菜の花です。飯蛸の味が抜群に良い。食感も良い。これだけで、酒が一合飲めます。



 
 焼き豚です。和風ダシの味が良いです。



 
 こちらも説明は不要かと思うんですが、一寸豆です。



 
 鴨です。大阪は鴨肉の文化ですからと言うだけではなく、ここまでの料理が美味しかったので、鴨も絶対に美味しいだろうという確信を持ってオーダーしました。美味しかったです。



 
 こちらは、白甘鯛ですが、しゃぶしゃぶにしました。白甘鯛の骨から取ったダシは、独特の味わいがいい感じでした。



 
 ワカメをしゃぶしゃぶして、色が変わったところを喜んで撮影したものです。白甘鯛をしゃぶしゃぶしているところも撮影したはずなんですが、画像がないんですねぇ。不思議です。



 
 このダシを使っての麺で〆ました。メンソール的には、2015年の、現時点でのベストワンの店です。店は、宗右衛門町で走らない人は居ないと思われる清流会館の一階にあります。日本酒にも力が入っていて、メンソールは、亭主に日本酒のセレクトはおまかせしました。
 

(店  名) まさか
(ジャンル) 割烹(和食)
(所 在 地) 大阪市中央区宗右衛門町6-24 清流会館一階
(電  話) 06-7668-4022
(営業時間) 17:00-24:00(平日)、17:00-25:00(土日祝前)、17:00-22:30(日祝)
(定 休 日) 日曜日
(座  席) カウンタ7、テーブル4席×2卓
(予  算) 6,000円/人
(予  約) ベター
(カ ー ド) 可(JCB、AMEX、Dinner)
(ウ ェ ブ) http://masaka2013.com/
      https://www.facebook.com/masaka2013
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旬魚菜山脇(和食/扇町)

2015年02月16日 20時12分40秒 | ジャパニーズ
 ご夫婦で切り盛りされている店だからと言うことではなく、魚料理が美味しそうな店と言うことで行ってきました。
 
 メニューは月替わりのコース料理(3,800円)のみですが、21:00以降であればミニコース(2,100円)もオーダーできるようになるみたいです。金額は、いずれも税込みです。

 箸置きは、いろいろと趣向が凝らされたものが用意されているようなんですが、目の前に置かれたのは蓮根をデザインしたものでした。


 
 
 先付けは、鰆の蕪蒸し、鼈甲あんかけです。かぶら蒸しは久しぶりに食べた気がするんですが、なめらかな舌触りでした。鼈甲あんも柔らかな感じでいい感じです。


 
 
 椀物ですが、水菜と揚げ、蛤の浸し仕立てです。ダシが華やかに香り立ちます。その中で、蛤の味が十分に出ています。水菜と揚げが、ちょうど良い箸休めになります。


 
 
 次は造り。平目の昆布締め薄造りです。醤油はあえて添えていないようです。大葉の後ろに隠れて見えないんですが、醤油味の妻が添えられているので、必用ならばそちらと一緒にと言うことなんでしょう。一番奥に見えている黄色いものは、酢味噌ではなくて柚子のソースです。メンソールは、造りには基本醤油は付けませんし、少し塩味がほしいと思えば、箸先に醤油を付けて造りに移す程度で十分だと思っているので、醤油を添えないという姿勢は評価したいと思います。柚子のソースは、酸味が立って意外とシャープです。見た目から酢味噌をイメージしてしまうからだと思うんですが、予想よりは酸っぱいので、ごく少量を使えばいいと思います。


 
 
 焼き八寸です。左にあるのは海老の天ぷらを巻き込んだものです。衣のサクサク感が残っていて、ちょっと独特の食感でした。この取り合わせだと、どうしても巻き寿司は最後に持っていきたくなるんですが、なぜか一番最初に手を付けたりしました。正解でした。


 
 
 揚物なんですが、小芋、蓮根、牡蠣の三種類です。そこにふんわり玉子が乗せられています。玉子とじほどではありませんが、揚げ物がカレー風味なので、ある意味、味を中和させようと思ったのかもしれません。カレー粉は、オリジナルで調合してほしかったかなとは思ったりしました。特徴的な味&香ですし、それが結構強いので…。


 
 
 焚物はぶりと大根のあっさり煮です。定番と言えば定番なんですが、そこに春の香の菜の花を添え、梅干しを添えています。ぶり大根は、ぶりから出る味を大根に染みこませる料理なんですが、ぶりの味ではなく臭みだけを吸い込んだような味になることがあったりします。こんかいかんどうしたのは、大根の甘味をぶりが吸い込んでいるかのような味わいです。ぶりを食べると、大根の甘味が感じられるわけです。


 
 
 飯物ですが、焼きおにぎり茶漬けです。添えられているのはキノコの伽羅煮。


 

 最後がデザートです。右はトリュフの抹茶。右は柚子だったかな。抹茶と柚子の取り合わせもいい感じですが、抹茶とチョコレートも良く合います。


 

 
 振り返ってみて、これで3,800円(税込み)って、ちょっと信じられなかったりします。メンソールは例によって飲みまくったので、7,000円強にはなりましたが…。ただ、日本酒はほとんどが生原酒なので、ちょっと料理に合わせるには難しいところがあったりします。





(店  名) やまわき
(ジャンル) 和食
(所 在 地) 大阪市北区野崎1-22 日宝扇町ビル一階
(電  話) 06-6365-7207
(営業時間) 11:30-13:30(月~水、金土))、17:30-23:00(日曜日)
(定 休 日) 木曜日
(予  算) 7,000円/人
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せき戸(和食/北浜)

2014年11月11日 23時10分11秒 | ジャパニーズ
 以前は西区にあった店なんですが、3年ほど前にこの場所に移転してきました。メンソールも、3年ほど前に偶然見つけて気にしてはいたんですが、やっと行けました。ビルの地下一階にあって、靴を脱いで上がる形です。カウンターは掘りごたつ式になっているので楽です。良くは見えなかったんですが、テーブル席の方も掘りごたつ式になっていたと思います。
 
 先ずはビール(生)を一気飲み…。よい子は真似をしてはいけません。こちらのジョッキは大きめというか、昔ながらのサイズなので、ビール党には嬉しいかもしれません。 

 まず一皿目なんですが、三度豆のごまだれです。三度豆の色が鮮やかなこと…。味は仄かです。それをごまだれが包んでくれる訳なんですが、たぶん手作りなんでしょう。いやらしさがなく、優しく三度豆を包み込んでくる感じです。



 
 二品目がふろふき大根です。乗せてあるのは柚子味噌です。大根の方は、しっかりと生姜の香りを含んでいます。生姜の味と香り、柚子の味と香りが時間差で襲ってきます。ビールはすでに飲みきったので、ここで日本酒をオーダーしました。女将が料理に合うものを二種類用意してくれて、テイスティングして、好みのものを選ぶという感じです。料理は、このあともそうなんですが、基本的に薄い目で、素材の旨さ、良さを十分に引き出す感じに仕上げられています。合わせる日本酒も淡麗な感じのものが多く用意されているようです。




 次ですが、メイタガレイの骨煎餅です。あとでメイタガレイの造りが出されます。先に造りが来て、あとから骨煎餅という形になる場合が多いと思うんですが、逆になってます。飲兵衛に良くある、酒は飲みたいけどアテがないという場合に備えて、チビチビと囓るのが良さそうです。



 
 蒸し物です。中には鱈の白子が隠されていました。上に乗っている赤いものは、最初はカニ身かと思ってたんですが、違いました。



 
 続いて出されたのは、海のものと精進ものが乗せられた盆なので、八寸と思えばいいのでしょうか?。左上は卵黄、その横にある大根にかけられているのは酒粕を使ったソースです。このソースをなめながら、日本酒を五勺くらい飲むことは出来る気がします。銀杏の鮮やかな色、ちょっと早いけどおせち料理を思わせてくれる栗きんとんなど、見た目でも十分に楽しめます。これだけで日本酒を二種類くらい飲んだような気がします。




 造りですが、左は天然のハマチ、右はメイタガレイです。手前の小皿は、左が山葵菜を添えたもの、右は刺身醤油です。ハマチが凄く上手いです。脂はのってるんですが、くどくないです。あっさりとすっきりと消えていく感じ。



 
 焼き物ですが、かますです。醤油と山椒の味が、比較的しっかりと感じられる一皿です。かますって、干物にするか、塩焼きにすることが多いと思うんですが、メンソールはあまり好きではないです。醤油焼きは今回初めて食べたと思うんですけど、これ以降、かますは醤油焼きにしたいです。かますに一番合った料理法だと思います。もちろん山椒もあった方が良いと思います。



 
 鱧しゃぶです。コメントが見つかりません。



 
 舞茸御飯です。



 
 氷菓なんですが、季節外れのかき氷なんですが、甘さ控えめの小豆は旨いわ、たっぷりとかけられた抹茶も旨いわで、堪能できました。



 
 

 完全予約制の店です。日時は、こちらの希望を伝えて相談することになります。日祝でも、可能な限りの対応をしていただけるようです。料理は、こちらの予算を伝えておまかせになりますが、下限が6,000円です。今回、メンソールは6,000円でお願いしましたが、次回は、もう少し予算をアップして臨みたいと思ったりしました。禁煙も可能なようですが、他の客への配慮もあるようですので、予約時に伝えておいた方が良いと思います。あと、予約時に仕事内容を聞かれますが、同業者をバッディングさせないというのは、創業以来の配慮のようです。
 
 あと、大将や女将としっかりと会話が出来ないと辛いかもしれません。会話といっても難しいことではありません。世間話が出来れば良いのですが…。
 
 

(店  名) せき戸
(ジャンル) 和食
(所 在 地) 大阪市中央区道修町1-2-4 大和道修町ビル地下一階
(電  話) 06-6223-5141
(営業時間) こちらの希望を伝えて相談。
(座  席) カウンタ6くらい、テーブル8くらい
(予  算) 10,000円から
(予  約) 必須(完全予約制)
(ウ ェ ブ) http://atta2.weblogs.jp/
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旬・田なべ(割烹、居酒屋/香里園)

2014年10月13日 16時15分38秒 | ジャパニーズ
 京阪沿線にも、行きたい店は沢山あるのと、それなりに関わりのあるエリアではあるので、行動を起こしたい思いは多分にあるんですが、なかなか実行できていないのが正直なところです。と言うこともあって、本日は香里園にある割烹にお邪魔しました。
 
 割烹だけで、居酒屋のような使いやすい店にしたいというのが亭主の思いらしいです。メンソールは、予約を入れたときに、コース料理をオーダーしたんですが、割烹というのは本来、亭主との会話の中から、何を食べるかを決めていくものなので、次回、行く機会があれば、コースではなくアラカルトで攻めてみたいと思ったりはします。当日は、他に二組の客がいたんですが、でもやっぱり、コース料理をオーダーした方が良いものが食べられるんじゃないかなと思ったりはしました。
 
 先ずは前菜なんですが、左上はブロッコリをあしらった卵豆腐。右上は、冬瓜と鶏のそぼろ、右下は人参を使ったムースだそうです。左下は秋刀魚。上手く山椒をきかせてあるような感じです。




 次が造り盛り合わせなんですが、タコが珍しいです。いずれも新鮮で、もう少し寝かせた方が味が出るんじゃないと思ったりしました。左上に添えてあるのは大葉の入った酢飯です。腹を空かしてくる人がいるから、あるいは造りばかりだと飽きるからと言うことで、好みでにぎり寿司のようにして食べてくださいという亭主の配慮です。確かに酒飲みは、最後の最後まで飯は要らなかったりしますが、飲まない人もいるわけで、こうした目の配り方には温かいものを感じたりします。



 
 続いてが椀物なんですが、牡蠣と生麩です。吸い口と合わせてもやわらかな良い味、良い香りです。下記は揚げてあるようで、当たり前ですが食感が、生ともフライとも違う。本当に一瞬の儚い夢のように、パリッとした歯ごたえを残しつつ、ふわりと消えてしまいました。間隙の一瞬でした。



 
 煮物は蟹餡かけです。和食としては定番の料理のように見えて、舐めてかかりそうになるんですが、なかなか手が込んでいて、唸らせてくれます。旨いです。すでにこの時点で、日本酒を三合程度飲んでいるので、何に感激したかは忘れてしまいましたが…。猪口がグラス製の珍しいもので、一気飲みしてしまいそうになるのが難点ではあります。口の広い猪口の方が、いろいろな味わいを感じることが出来ますし、日本酒というのは意外と強い酒なので、いわゆる猪口に一杯分くらいずつを、チビチビと飲むのが飲み手の身体にも良いという先人の知恵なんじゃないかと最近思うようになりました。



 
 続いてが強肴です。強肴と言っていいのか悩むほどの豪華な皿ではありますが…。左手の天ぷらは蟹です。写っていませんが、抹茶塩が添えられています。その隣が白子です。白子のダシがまた美味しくて、こっそり残しておいて、最後の飯物にちょいと垂らして食べてみたくなるほどです。茗荷のしたが秋刀魚なんですが、前菜の秋刀魚と同じ香りがするのがちょっと残念なところでした。




 飯物は、土鍋で炊きあげてくれる穴子御飯です。添えられるのは香物と、味噌汁です。ここまでで、かなりのボリュームですので、とても食べきることは出来ませんでしたので、残った分は持ち帰れるようにしてもらいました。



 
 ラストは蕨餅です。お茶も、飯時のものと蕨餅の時では変えてくれます。





 今回、5,000円のコース(九品)をお願いしたんですが、ボリューム的には苦しいくらい満腹になります。日本酒も、全部で七合くらい飲んだので、女将には呆れられて様な気が…。コースには、5,000円以外にも3,500円、8,000円くらい、10,000万円くらいのものが用意されているようなので、予算に応じて楽しめそうです。個人的には、亭主との会話を楽しみながら、何をオーダーするかを決めていきたい気はするんですが、この細やかさからすると、やはりコースを予約した方が良いのかもしれんと思ったりはします。なお、コース料理は2日以上前の予約が必要です。



(店  名) 旬・田なべ
(ジャンル) 和食
(所 在 地) 大阪府寝屋川市香里園本町通1-8
(電  話) 072-833-2010
(営業時間) 11:30-14:00、17:30-22:00
(定 休 日) 水曜日
(座  席) カウンタ6、テーブル8
(予  算) 6,000円/人
(予  約) ベター
(カ ー ド) 不可
(駐 車 場) 二台分
(ウ ェ ブ) https://www.facebook.com/shun.tanabe.nihon
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なないろ(小料理・割烹/長堀橋)

2014年09月19日 10時41分22秒 | ジャパニーズ
 以前は小路にあって、メンソールは芳子ねえさんに教えてもらって、ほぼグランド・オープニングと同時に訪問したりしました。美味しい野菜達と美味しい日本酒が揃えられている店で、お気に入りだったんですが、2014年06月に現在の場所に、グレードアップして移転してきました。その分、値段も上がりましたけど、グレードアップ度の方が大きいので、歓迎です。
 
 先ずは、突き出しなんですが、左下が銀杏の玉子寄せです。口に入れた瞬間に唸ってしまいました。旨いです。上の小皿に入っているのはフグの揚げ物なんですが、白ネギと共に上手く酸味で整えられています。フグの南蛮漬けのような感覚ではあるんですが、酸味はほんわりと甘味も感じられる優しい酸味です。この時点ではビールを飲んでたんですが、日本酒にスイッチしたくなりました。右側は鯖です。




 続いては、造り盛り合わせです。雲丹が嘘みたいに旨かった。ここで日本酒をオーダーしました。日本酒については大将にお任せしました。「一合で行きますか?、五勺でも出来ますが…」と、聞かれたので、「一合、一升でもいいけど…」と、応えたところ、大将と、隣にいた燗番娘が目を丸くしてました。結局、一升以上飲んだんですが…。(^^ゞ。



 
 箸休めでフルーツ・パプリカです。軽く振られた塩の味が瞬間的に感じられるんですが、直後にそれを打ち消すような甘味が飛んできます。大将によると、素材の良さなんだそうですが…。



 
 焼き物なんですが、秋刀魚にしようかと思ったんですが、大将のお勧めに従って蓮根にしました。これまた旨い蓮根だったんですが、この色にまで焼き上げているにもかかわらず、醤油辛さがあまり感じられません。醤油の雰囲気はあるんですが



 
 ヒメチの揚げ物です。



 
 焼き物、揚げ物と来たので、煮物にしようかと思ったんですが、大将のお勧めで牛肉にしました。



 
 〆の御飯ものは、蟹&駄々茶豆御飯。こちらも大将のお勧めに従ってオーダーしたんですが、その間の強肴として大将が出してくれたのがこちらです。立ち飲み系を含めて、普通の居酒屋でも出てきそうなないようなんですが、それぞれの料理を食べる度に唸りました。左のポテトサラダにしても、右の酢の物にしても、居酒屋の定番メニューだと思って口に入れると衝撃的に裏切られます。突き出しの三種盛りのときもそうだったんですが、小路時代との大きな違いのように感じます。



 
 〆の蟹&駄々茶豆御飯です。




 
 さて、日本酒は何合飲んだんでしょうか?。二人で一升四合か、一升五合くらいは飲んだと思うんですが、カウントしていたわけではないので、記憶はありません。カウンターに座ると、背後にサービス担当が控えていて、素早い、てきぱきとした対応をしてくれます。小路時代より、少し高くなったけど、料理は旨くなったし、サービスも良くなったし、とてもいい感じです。小路時代は、カウンターのすぐ後ろは道路だったので、そこに控えてサービスするわけには行かなかったですけどね。
 
 
 
(店  名) なないろ
(ジャンル) 小料理、割烹
(所 在 地) 大阪市中央区島之内1-14-15 天野ビル一階
(電  話) 06-6120-7716
(営業時間) 18:00-深夜
(定 休 日) 月曜日
(予  約) ベター
(席  数) カウンター10席くらい、テーブル7席くらい
(予  算) 6,000円~8,000円/人


(参考)
なないろ(酒菜屋/少路)  移転前に、小路にあったときのエントリーです。
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青地(割烹/森町)

2014年08月30日 12時45分06秒 | ジャパニーズ
 この店ができる前には、チーズの店があって、かなりマニアックなチーズを取りそろえてくれていてよく使っていたんですが、現在は通販のみの対応になっていると言うことです。なので、そのあとにできた店も、きっと美味しい店に違いないという思い込みで行ってみたんですが、美味しかったです。特に魚介類は良い感じです。
 
 まずは突き出しなんですが、金字草です。紫色になっているのは、金字草の色です。




 続いては、造り盛り合わせです。もう少しボリュームが多いかと思ったんですが、造りだけではなく、煮物や焼き物なども楽しんでほしいという店主の考えなんでしょう。



 
 で、焼き物なんですが、めざしです。焼き物は色々と用意されていたんですが、大将と相談していく中で、なぜかめざしになりました。脂ののり具合と塩味の具合で、めざしを食べたら反射的に酒も呑んでしまうという悪循環好循環で、良く日本酒が減りました。



 
 次が、茄子と茗荷の変わり煮です。見た目では、どこが変わり煮なのかと思うんですが、ピリ辛の味付けになってます。出汁の方はそれほど辛くないので、茄子の方に辛みを付けているんだろうと思うんですが、こちらも、茄子を一口食べるごとに日本酒に手が伸びるという悪循環好循環で、日本酒が良く減りました。




 箸休めっぽく銀杏です。関西ではまだまだ先にならないと出てこないんですが、一足先に秋の香りを味わいました。



 
 チーズの味噌漬けです。チェダーと思われるチーズも見つけたんですが、それは枝豆と共に供してくれるそうです。今回は、枝豆はオーダーしませんでした。いつもと違って、日本酒が一合超(220ミリリットル)で出されるので、いつものペースで飲んでいるようで、いつもより速いペースで飲んでいたことに少し時間が経ってから気づいたので、枝豆をオーダーしても酒が飲めないだろうと言うことで断念しました。基本的にメンソールは、食事と共に出ないと飲めないので…。バーとかで飲むときは違いますが…。




 地鶏もいろいろな料理法が用意されているんですが、今回は鍬焼きでお願いしました。醤油&砂糖で甘辛く焼き上げたものです。鍬焼きと言えば鋤焼き同類ですから…。ポーションが、若干ですが少なめなので、次々と料理をオーダーしたくなってしまうという感じですね。




 揚げ物は、盛り合わせでお願いすることもできると思うんですが、今回は単品でオーダーしました。選んだのは、白身魚大葉包み、イチジク、エビです。




 
 日本酒が若干高い目かと思うんですが、六勺とかで供してくれる店が多い中で、一合で出してくれるので、実際には高いというわけではないと思います。ポーションが少なめというのは、一人で立ち寄りやすいと言うことでもあるので、新町はちょいと遠いんですが…。亭主は作一の出身。グランド・オープニングは2013年03月だそうです。
 


(店  名) 青地
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) /大阪市西区新町1-30-6 第一合田ビル一階
(電  話) 06-6543-2280
(営業時間) 17:00-25:00
(定 休 日) 月曜日
(席  数) カウンター8、4人テーブル×2
(ウ ェ ブ) http://www.aochi.info/index.htm
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りょうりや しるべえ(割烹・居酒屋/南森町)

2014年06月22日 10時39分20秒 | ジャパニーズ
 少し、大人数で行ってきました。初訪問ではあったんですが、この店は旨いはずだという感がありましたので…。南森町駅が最寄りではあるんですが、わかりにくいところにあるので、地元民でも知らない人が多いんじゃないでしょうか?。



 
 居酒屋としての利用も可能ですが、コースをお願いすると季節感が感じられると思います。メニューには、水無月の彩りとありましたから、メニューは一ヶ月ごとに入れ替わると思われます。今回オーダーしたのはおまかせ旬菜(2,500円)で、先付け、造り、煮物、主菜の構成です。コースは他にも七品コース(4,500円)、八品コース(6,000円)が用意されています。
 
 先付けは枝豆豆腐です。口に入れると枝豆の味と香りが広がります。



 
 続いては造りなんですが、イカの食感と旨味が素晴らしかったです。いかだけ食べ続けたいくらい。貝柱も、画像を見て分かる通りで、酸味と甘味が仄かに移っています。白身魚に対してレモンやすだちというのは良くある組合せなんですが、酸味のインパクトがあって、それが消えていくのに平行して白身魚の甘味が顔を出すという感じなんですが、今回いただいた貝柱は、貝柱の甘味が同時に感じられてハーモニーを奏でるといった感じで、セクシーでした。




 料理の写真を撮るようになって、写真に語らせるクセが付いてしまって、ちょっと反省はしているんですが、煮物です。



 
 主菜ですが、鱧です。鱧は芋と合わせてあって、ふっくら感が味わえます。




 ここからはアラカルトのオーダーなんですが、鱧の玉〆(900円)です。油断してぶらしてしまいました。すいません。いわゆる卵とじですね。



 
 続いては河内鴨のローストです。夏と言えば鰻の蒲焼きを食べたりするんですが、本来身が痩せて美味しくなくなる鰻を、いかにして売ろうかと考えられたのが土用の鰻です。大阪府民であれば、夏は鴨を食べるのが習わしなんですが、かも料理を出してくれる店って少なくなりました。で、河内鴨のローストですが、旨いです。鴨の味がしっかりとあります。西洋料理で出される鴨肉って、若干の苦みが舌に残る感があるんですが、そうした感覚がないです。旨味だけが凝縮されている感じです。河内鴨と言えばツムラですが、そちらから仕入をされているとのことです。



 
 最後はだし巻き。今回はネギ(600円)をオーダーしましたが、他にちりめん(700円)、明太(700円)のだし巻きもあります。




 メンソールは米類を食べないので、オーダーしなかったんですが、おむすび、雑炊、茶漬けなどのメニューも用意されています。
 
 大将が一人でされているので、大勢で行って騒ぐ店ではないです。ゆっくりと腰を据えて、大将の料理を楽しむのがいいと思いますし、冒頭に書いた通りで、季節感を楽しむ意味でもコース料理のオーダーがお勧めです。メンソールの場合、アラカルトでオーダーすると、あっさりとおまかせ旬菜の値段を超えてしまうと言うのもあるんですが…。

 酒類は、ビールが麒麟、焼酎、日本酒はそれそれ7種類くらいが取りそろえられています。ワインは、丹波ワインの一種類のみのようです。
 


(店  名) りょうりや しるべえ
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市北区南森町2-2-13
(電  話) 06-6362-6088
(営業時間) 11:30-13:30、18:00-22:30
(定 休 日) 土日祝(団体予約の場合は営業)
(席  数) (一階)カウンター7、テーブル6 (二階)テーブル20
(ウ ェ ブ) http://www.sirubee.com/
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コトコト(おでんダイニング/谷六)

2014年06月21日 22時38分47秒 | ジャパニーズ
 焼き鳥で有名な國型製作所の並びにあります。地元民でもなかなか見つけることは出来ないらしく、女将によるとグランド・オープニングから2年経って、やっと地元民にも知られるようになったとのことです。
 
 間口は狭いので、入りにくいかもしれません。狭い通路を進むと、右手側にはテーブル席があり、奥にはカウンター席があります。実のところ、細い通路を通りながら、右手のテーブル席を見ながら、メンソールは不思議なデジャヴ(既視感)を感じていたりしました。そう、この店は昔来たことがある。で、必死で記憶を呼び起こす訳なんですが、その店はここではなかったことを思い出すわけです。今もあるかどうかは分かりませんが、もう少し玉造よりだったはずです。
 
 黒一色と言っていいほどシンプルでシックな店内なんですが、メンソールは渡されたメニューを隅から隅まで吟味します。後に女将から、メニューの見方がマニアックであると言われてしまいましたが…。で、プレートが出されます。前菜というかお通しというかアミューズです。

 右側にあるのがパプリカと焼きナス。乗せられているのは味噌です。パプリカに染みこんでいるダシの味、焼きナスの焦げた皮の香。どちらも仄かで微かではあるんですが、手作り感をしっかりと感じることが出来ます。左手側はサラダですが、魚の身のネットリ感がエロく感じられたりします。



 
 続いては、燻製の盛り合わせです。盛り合わせということからもう少し多品種を少量ずつというのを期待はしました。薫香は軽い目です。日本酒も焼酎も、あまり主張をしない、おとなしい銘柄がセレクトされていましたので、料理もそちらに合わせているのかもしれません。メンソールは基本的には、添えられている薬味は使いません。この日も、アルゼンチン・マスタードは最後の最後まで使わなかったんですが、アルゼンチン・マスタードとチーズの燻製は合います。ちょっとビックリです。



 
 おでんの店だと聞いていたので、おでんをオーダーしました。おでん盛り合わせをオーダーしたところ、冷製と温製があるとのことでしたので、冷静をオーダーしました。1,200円です。盛りつけが美しいのでビックリしましたね。ボリュームもですが…。ダシは若干の酸味が効かせてあって、限りなく薄い目。ちょいと物足りないように感じたりするんですが、ダシとおでんを交互に味わうと、おでんのそれぞれの具材の味がしっかりと引き立ち、主張しているのが分かります。特に蒟蒻。もちろん隠し包丁は入っているんですが、それにしてもこんにゃくの味がしっかりと味わえるおでんって、そうはないと思います。柚子胡椒が添えられているので、好みで少量ずつ溶かしながら食べても良いです。




 ちょっと箸休めと言うことで生麩。



 
 魚料理を食べたかったので悩んでいたところ、ロシア風(ボルシチ風)、トマトシチュー風、ベルギー風の三種類が用意できると言うことだったので、食べたことがなかったベルギー風をオーダーしました。ベルギー風というと、延髄反射的にビール煮込みがイメージされました。女将から説明してもらったんですが、このあと、バーでかなり飲んだくれたこともあって、ほとんど忘れてしまいました。




 コースもいろいろとあるので、コースでオーダーして、不足するようならアラカルトで追加というのが良いような気がします。メンソールは、メニューを見て、勝手に構成しちゃいましたけど…。酒類は、こだわりのものを3~4銘柄ずつ取りそろえているという感じです。いちおうかなりの種類を飲んだんですけど、いずれも料理との印象はいい感じです。実は、洋食系のメニューもあって、そちらにはワインが合いそうです。ワインはビオが置かれています。


(店  名) コトコト(おでんダイニング)
(ジャンル) おでん
(所 在 地) 大阪市中央区上本町西1-3-28
(電  話) 06-6763-3719
(営業時間) 17:30-23:00(ランチタイムも営業してるはずです)
(定 休 日) 日曜、月曜
(席  数) カウンター5、テーブル4×4。要予約で二階席もあり。
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寧(創作居酒屋/天満橋)

2014年05月25日 11時52分42秒 | ジャパニーズ
 久々の芳子ねえさん情報です。何となく、予約した方が良いとは思ったんですが、今回は予約なしで飛び込みました。人気上昇中の店らしいので、予約はした方が良いです。料理の提供は若干遅い目なので、3,900円(7品)、4,900円(9品)の会席とか、軽くやるのであれば、一汁三菜(2,500円)のお任せをオーダーするのがいいと思います。



 
 まずは突き出しですが、爽やかな酸味がありました。




 今回は、アラカルトでオーダーしたんですが、前菜はキスのマンゴーソースをセレクトしました。ちらり写りが悪いんですが、ピンク色に見えているのがキスで、その上に乗せられているオレンジのものがマンゴーです。マンゴーは丁寧に包丁で叩いてあります。マンゴーの甘味が勝ちすぎているような気がしないではないんですが、柑橘系のソースと合わせるとバランスが取れるので、上品に食べるのではなく、最初から崩して食べた方が良いと思います。



 
 揚げ物としては、鮎をセレクトしました。ワタソースが付けられているので、延髄反射的にオーダーしてしまったところがあるんですが、ワタソースはもう少しワイルドな方がメンソールの好みです。ワタソースに引かれてオーダーする人には、少し上品すぎると感じると思いますね。



 
 肉系のメニューがかなり充実していて、どれをオーダーしようかと本気で悩んだんですが、猪豚の蒸し物にしました。豚肉も美味しいんですが、白色のソースが良いです。酸味があるソースなんですが、その舌触りも刺激的です。



 
 蒸し物を重ねるのは避けたかったんですが、メニューを見ていて気になったのでオーダーしてしまいました。歯ごたえのある地鶏はもちろんなんですが、すり流しが旨いです。たぶん、新玉ねぎだけではないと思うし、そのあたりを板前と話したかったりするんですが、まだ余裕がないのか、カウンター越しに客と会話をするのが得意ではないのか、そういう雰囲気ではないのが残念なところです。



 
 
 料理はどれも独自の工夫があって、旨いです。このあたりは板前とじっくりと話をしたい、そうでなければ料理の説明をしっかりとしてほしいんですが、そのあたりは残念というか勿体ないです。
 
 飲料の方は、日本酒と焼酎、どちらもこだわりのものが揃えられています。今回は日本酒のみで通したんですが、五勺、一合、一号半で対応してもらえるのと、五勺でも燗をしてくれます。燗だと一合以上でないと対応してくれない店が多いですから、これはありがたい心遣いです。
 
 残念なんですが、オペレーションが荒いです。ストッカーやフリーザーを閉める音が響き渡るので、もう少し丁寧に出来ないかなとか、水割りとかを作るときに使ったマドラーを投げて戻すとか、カウンターに座っていると、そうしたスタッフの動きが見えてしまうし、気になってしまうもんです。男性スタッフは丁寧なんですが…。
 
 カウンターに座るときは、入り口に近い方にしましょう。その方が楽しいので…。カウンター中央に柱があって、奥側に座ってしまうと料理の過程が見えないので…。
 

(店  名) 寧
(ジャンル) 創作和食
(所 在 地) 大阪市中央区石町2-1-7 天満橋グリーンコーポラス001
(電  話) 06-7174-3058
(営業時間) 11:30-14:00、17:00-23:00
(定 休 日) 日祝
(席  数) カウンター9、テーブル19
(ウ ェ ブ) http://www.d1.dion.ne.jp/~takese/
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朋(居酒屋、割烹/谷町九丁目)

2014年05月22日 22時59分45秒 | ジャパニーズ
 この界隈に来る機会があって、ちょうど良い時間だったので、夕食をどうしようかと考えていて、はいはいタウンが真っ先に頭に浮かんだんですが、ふと思い出して、谷町九丁目交差点近くにある『朋』にお伺いしました。

 まずは突き出しです。右端は、白身魚と玉子と紫蘇が巻き込まれていて、いい感じに驚かせてくれます。




 看板は造りだと聞いていたので、まずは造りの盛り合わせをオーダーしました。旬のものが盛り合わせになっていますが、新鮮です。よこわの、口内にネットリと絡みつくような食感がたまりませんでした。メンソールは、トリビーをオーダーしていたんですが、造り盛り合わせにはやはり日本酒を合わせたいということで、日本酒をオーダーしました。日本酒は、厳選された数種類が置かれているんですけど、すっきりした吟醸、大吟醸系が多いように感じました。メンソールとしては、どっしりとした純米系がもっと充実していると嬉しかったりするのと、純米や、吟醸、大吟醸であっても、燗に対応してくれると嬉しかったりします。今回、燗ではお願いしてないんですが、何となく燗には本醸造という思いが感じられたので…。



 
 メニューは、店主の手書きで80種類くらいあるんですが、魚が得意な店ですから、焼き物、煮物、揚げ物など、すべて魚で通したかったことはあるんですが、カウンターのネタケースを見ていると、鶏肉が食べたくなってしまったので、丹波地鶏の塩焼きをオーダーしてみました。

 しっかりとカットされていなくて、短冊に繋がっているという問題はあるんですが、上手かったです。鶏肉の旨味、塩加減の絶妙さ。添えられているもろみのセクシーさ、合わせた日本酒の旨さ。どれもが最大級にセクシーです。



 
 煮物は、太刀魚です。結構軽い目でした。たぶんですが、さらりと炙ってから煮付けにしてるんじゃないかと思います。




 なにかと話題のきずしです。目的は中央にある穴子のきずしなんですが、しめてから骨きりするらしく、あまり酸味は効いてません。






 日本酒は5種類くらい飲んだんですが、八勺強くらいだと思うので、四合ぐらいですかね。それで、10,000万円越は、ちょっと高いかなと思ったりはします。飲まなければ、もう少しリーズナブルだったかもしれませんが、酒飲みに飲むなというのは無理というもんです。
 
 あとは、日本酒の取りそろえがもう少し豊富だと嬉しいというところと、本醸造以外でも燗に対応してもらえると嬉しいかなと思ったりはします。今回、燗はオーダーしてませんから、ひょっとすると、吟醸酒でも燗に対応してくれるのかもしれませんが…。その上で、やはり個人では行きにくい。スポンサーが必要ですね。
 

(店  名) 朋
(ジャンル) 割烹、居酒屋
(所 在 地) 大阪市天王寺区生玉町1-11 マックスビル一階
(電  話) 06-6772-8266
(営業時間) 17:00-23:00
(定 休 日) 月曜日
(席  数) カウンター7、小上がり8
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多花美(たがみ)(割烹/北浜)

2014年03月23日 11時07分25秒 | ジャパニーズ
 『黄龍』がある船場平野町小路の一番奥にある割烹です。グランド・オープニングは、2011年12月08日だそうです。大将は、『つる家』におられた方です。この場所に来る前は、北巽に店を構えておられたようです。
 
 カウンター8席、テーブル8席のスモールサイズの店で、酒用のストッカーもあまり大きくはないんですが、こだわりの日本酒や焼酎が揃えられています。店の一番奥、サッシの外側に植木が置かれていて、小さい庭のようにしつらえてあるんですが、植木が全部枯れてるんですよねぇ。それなら、植木鉢ごと撤去してしまった方が良いような気はしますが…。

 
 まずは、ビールをオーダーします。生か瓶かは聞かれなかったので、生しかないんでしょう。たぶん…。メンソールは、何を食べるかによって何を飲むかを臨機応変に変えるので、ビールを飲み続けるだろうと思われるときは、中ジョッキ以上でも良いんですが、今回のように、とりあえず喉を潤すためにビールがほしいときなんかは、グラス・ビールとか瓶ビール(小瓶)とかがあったりするとありがたかったりします。なので、小ジョッキでビールが出てくると嬉しかったりはします。
 
 突き出しは、仕入によって変わるらしいのですが、今回は胡麻豆腐。乗せられているのは雲丹と山葵です。ダシが少し醤油辛いかなと、最初は思うんですが、胡麻豆腐の優しさと合わせると、バランスが良く感じられてしまうから不思議です。




 まずは造り盛り合わせをオーダー。左からメイタガレイ、剣先イカ、ヨコワです。メイタガレイ用にはポン酢、剣先イカとヨコワには造り醤油が用意されます。造りをオーダーするとツマに大根が添えられることが多いんですが、やはり残してしまうことが多かったりします。なので、いろいろな野菜が添えられていて、それが適量だったりすると、また嬉しかったりする訳ですね。




 煮物の中に、食べたことのないものがあったので、オーダーしてみました。フグの田舎煮なんですが、フグを揚げたものを煮浸しのような感じで仕上げるものです。フグといえば、大人数であれば鍋も考えられますが、一人だったりした場合は、てっさか唐揚げということになります。メンソールはてっさよりもぶつり切りの方が好きですが…。この食べ方は、言ってみれば鍋の感覚で一人前分が楽しめるといった感じになります。唐揚げにしてしまうと、衣もそれなりに硬いので、フグの身の歯ごたえやぷりぷり感もあまりしっかりとは感じられなくなるんですが、ダシで合わせると、衣も柔らかくなり、フグ本来の食感を損なうことがないようです。唐辛子やニラが使われていますが、淡泊なフグの味を殺すことはなく、仄かな辛み、仄かな香りを味わうことが出来るようになっています。なかなかに素敵な一品です。



 
 筍ごはんです。メンソールはごはんはもちろん炭水化物は極力食べないことにしてます。だって、日本酒から炭水化物は取れますから…。でも、今日は特別です。



 
 最後は焼き物なんですが、ハマグリです。半生状態で、火の入れ具合が絶妙な感じです。焼き貝を肴に酒が飲めるなんて、幸せです。






(店  名) 多花美(たがみ)
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市中央区平野町2-2-6 船場平野町小路
(電  話) 06-6223-9039
(定 休 日) 日祝
(営業時間) 11:30~売切次第終了(月~金)、17:30~売切次第終了(月~土)
(席  数) 16席(テーブル2卓8席)
(ウ ェ ブ) http://osaka-tagami.com/top
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八束(2)(割烹/東心斎橋)

2013年12月08日 22時06分13秒 | ジャパニーズ
 今年2回目の訪問なんですが、2013年に行った中では、『沁ゆうき』、『はら田』と並ぶ、トップ3なんです。大将と客席の距離感では、たぶん『八束』がトップです。たとえ一見であっても、大将と直接会話が出来て、こちらの好みとか気分を伝えて、それに答えてくれるという割烹スタイルは、大阪の蜀の懐の深さを伺わせてくれるものだと思う訳なんですが、そうした意味でも、客と大将の距離感というのは重要だったりはします。

 まずは、突き出しです。豚の角煮なんですが、掛けられているのは何か分からなかったです。ジャガイモをのようなチーズのような…。



 
 今回はアラカルトでのオーダーとなったんですが、造りの盛り合わせです。センターにある赤い物は、マグロのカマのすきみです。他にはツバス、ミル貝など…。



 
 メンソールならたぶんオーダーしないメニューなんですが、蟹と海老のアボカドサラダです。



 
 続いては、マグロの脳天とほほ肉の炒め物です。例によって、焼き物が食べたいんだけど…、と大将に尋ねたらマグロはどうですかと言うことでサジェストされた訳なんです。で、両方ということになりました。メンソールは、ほほ肉も脳天肉も大好きなんですが、いつもはステーキ風に料理された物をいただくので、こうした感じの物は初体験でした。ふわふわしたジューシーな感じが素敵です。



 
 続いてが赤足海老です。大将が自信を持って、海老の一番美味しい食べ方だと言ってました。レアです。センターにはまだ火が通っていません。なので、周辺は天ぷらのカリカリ間がり、中央部分は海老の躍り食い的な食感&味があります。左側にある紫蘇なんですが、内側には海老のワタが巻き込まれていますので、そのまま酒の肴としても良し、海老と交互に食べてもまた良しです。



 
 続いても、たぶんメンソールが一人で行けばオーダーしなかった一品なんですが、牡蠣とアイナメのグラタンです。基本的にメンソールは、炭水化物を好んで食べることはないので、白飯はもちろんのこととして、揚げ物とかグラタンとかも一緒に食事に行った誰かがオーダーしない限りはオーダーしないです。嫌いではないです。美味しいことは良く知ってるんですが、身体が求めないんですね。でも、牡蠣は生でもグラタンでも揚げ物にしても、旨いですね。



 
 続いてはキンキです。焼き物メニューは複数あったんですが、大将に尋ねたところ、キンキと即答されたのでキンキです。旨かったです。脂がしっかりと乗っていて、ひとくち食べるごとに、心がうきうきしてきて、口元がほころぶというか、思わず「旨い」と叫んでしまいたくなる旨さです。ちなみに、前のブログで、すり下ろしたものとキューブ状の大根と書きましたけど、キューブ状の物はリンゴでした。前回は、これを食べた時点ですでに酔っ払ってたんでしょうね。



 
 マコモ茸とアワビの磯辺揚げです。



 
 ラストは、銀杏。この時期の風物ですね。






(店  名) 八束
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市中央区東心斎橋2-1-14 ズームビル二階
(電  話) 06-6213-2250
(定 休 日) 日曜日
(営業時間) 18:00-25:00
(席  数) カウンター7、個室8(6人くらいまでが快適)


(参考)
八束(割烹/東心斎橋)
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