大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

羊肉串焼きオフ(故郷羊肉串店)

2004年12月21日 14時54分33秒 | アジアンエスニック
 【羊肉串焼きオフ】に参加いただきました皆様、ありがとうございました。メンソールの冬眠からさめての第一回目のオフとなりましたが、羊肉が好きな方が多いことにびっくりしつつ、セクシーな羊肉料理や、その他の中華系料理がたまらなくキュートでした。初参加のいのうえさん、楽しいひとときをありがとうございました。【大阪グルメ倶楽部】のオフって、初参加の時からブレークされる方が多いのですが、メンソールは大変楽しませていただきました。餌食となったメンソール友人(52歳、会社役員)は、ちょっとかわいそうな気がしましたが....。

 【羊肉串焼きオフ】と言うことになってますけど、中国北西部の吉林省の中でも特に朝鮮民族が多い延辺地方の料理を扱う店です。

 今回のテーマは羊肉串焼きでしたので、羊肉串焼きはマトン、マトンヒレ、マトンスジの三種類をいただきました。坂筋(サカスジ)と呼ばれる部位もあったのですが、メンソール友人によりますとアキレス腱ではないかとのことでした。串焼きはその他、牛肉とか鶏肉とかソーセージとかも合わせて全部で11種類。羊肉は、芥子ペーストに漬けこんだものを焼くのですが、焼いている途中にクミンを振りかけます。羊肉などは香辛料で真っ赤になっているのですが、それほど刺激的な辛さではなく、病みつきになるような旨さでした。ちなみにマトンは一串150円です。

 一品ものからはちぢみとか、水餃子とか....。メニューが漢字で書かれているので、何となく推測はできるのですが、できないものも多かったので、ほとんど大将を呼び寄せて、一つ一つ「これは何?」と聞きながらのオーダーとなりました。

 メンソールが気に入ったものを挙げておきます。『溜肥豚』は豚の内臓肉を八宝菜的に炒めたもので、なかなか美味でした。『鍋包肉』は、豚肉を卵で包んでピカタ風に焼いたものを、甘酢で仕上げたもので、こちらもメンソールの好みでした。あと、『三鮮湯』という海鮮スープも美味しかったです。

 メンソールがオーダーすると、それより日本人はこっちの料理をよく食べるよ....と言うサジェストを何度かいただきました。要は、それは日本人の口には合わないので、こちらの料理の方がよろしいのでは....と言うことだと思うんですけど、へそ曲がりのメンソールとしては、そうした料理を食べに、何度か通いたいという思いで一杯だったりします。いろいろなところでオフをして、確かに料理は美味しいんだけど、もう一度くるかと考えたときに唸ってしまう店も少なくないんですけど、ここは間違いなくリピートしたい店です。

(店  名) 故郷羊肉串店(フーシャン・リャンルー・チャイテン)
(ジャンル) 朝鮮料理店
(住  所) 大阪市中央区島之内2-17-20
(電  話) 06-6214-5548
(営業時間) 17:00-29:00
(定 休 日) 無休
コメント (2)
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タイ料理オフ(チュディ・ルアン)

2004年12月21日 14時53分17秒 | アジアンエスニック
 メンソールが店に到着したのは、17:45くらいだったと思う。すでにオッキーさんとPePeさんは到着していた。PePeさんは目を見張るほど光ってた。それはさておき、さっそくビールをオーダーして、乾杯の予行演習。結果的には予行演習だけがあって、本番の乾杯はなかったんだけど....。メンソールが選んだビールはチャーン。最近の流行....と言うキャッチフレーズに負けてオーダーしてしまったんだけど、ホップはそれほど聞いていないんだけど、モルトのまろやかな味が特徴で、一瞬エールか....、と思ってラベル見たらピルスナーだった。

 続いてはヴーヴ・クリコ(イエロー)を食前酒代わりに飲みながら、コースのスタートを待つ。18:00ジャストに出されたのは、タイ料理の定番とも言うべきタイえびせん(辛さ1)だった。はっきり言って期待してなかった。タイえびせんって、ほとんどお飾りみたいなもんだし、それほどおいしいものでもないし....。でも、一口食べた瞬間、その思いが間違っていることを知らされた。うまいのだ...。しっかりとしたエビの味と香り、そしてオキアミを発酵させたと思われる調味料のストレートな辛さと、辛さに麻痺してしまいそうな舌でもはっきりと感じられる深い味わい。めっちゃ期待できそう....。

 二品目は天使の海老の冷製だった。天使の海老って何だろう?。それに、なぜかこの皿だけ辛さ表示がない。忘れたんかな....。背ワタを処理しただけのエビに、これまたタイ料理独特の甘辛いソースが添えられているんだ....と最初は思ってた。で、これもあまり期待してなかったんだけど、再び裏切られた。このソースが辛いのだ。甘辛くない。ストレートに辛い。タイ料理店で食べる料理って、辛いんだけどどこかフォーカスがずれてピンぼけしているというか、オブラートに包まれたようにぼやけているように感じることが多いんだけど、虚飾も装飾も無駄な修飾も飾り付けも着飾りもないストレートな辛さと、その後から追いかけてくるうまみの二重奏で、多分参加者すべて、口から火を噴きながらも至福の瞬間を味わってたんじゃないかと思う。

 三品目は挽肉入リ焼き茄子のスパイシーサラダ(辛さ1)。焼きなす&挽肉のサラダと言った感じ。火を噴いた後の口直し的なものかな?。

 四品目は、豚のサテ串焼き。これも定番料理だけど。豚肉がうまいのだ。しっかりとした味が出ている。これまた定番のピーナッツソースも、しっかりとピーナッツの味を主張しながら、サテとしっかりと調和していく。ビールも進むが、ワインも進む。ちなみにワインは、スペインのもの。銘柄は忘れた....。

 五品目が、チェンマイ名物海老の塩辛ディップ&旬の野菜(辛さ2)とタイ産餅米。どの料理もおいしかったけど、群を抜いておいしかったのがこれ。餅米は手づかみで食べるように....と案内があったので、遠慮なく手づかみで....。つかんだ餅米を海老の塩からディップにつけて食べる。これまた強烈に辛くて、顔まで真っ赤になってしびれてくるんだけど、発酵して味噌的なうまみを強烈に主張してくる塩辛ディップは最高にうまい。辛いんだけど手が止まらないといった感じ。餅米のお代わりを頼むもの多数出た。しろくまさんが言ってたけど、これだけ持ってれば世界中どの料理とも合いそう。米とはもちろん、パンに付けてもパスタにつけても、ジャガイモにつけても豆につけてもおいしいだろうな....と思う。

 六品目は手長海老のトムヤムクンメナム(辛さ2)。酸味と辛みが絶妙に調和していて、ほっとする一品。トムヤムクンと称していても、ほとんどタイ風みそ汁と言ったトムヤムクンを食べたことがあったのと、タイ料理と言えばトムヤムクンで、少し食傷気味な部分はあったんだけど、本当に久しぶりにおいしいトムヤムクンを、落ち着いて食べれたという感じ。エリのサジェストで餅米を追加オ
ーダーして、トムヤムクンの中に入れ、おじや風にしても食べたんだけど、これがなかなかいける。トムヤムクンの新しい食べ方だな。

 七品目が、魚と竹の子のサワーカレーチェンマイ風(辛さ5)。辛さ度はなんと5。ここまでの料理は、辛さ度2以下だったにもかかわらず、強烈に辛かったので、どれほど辛い料理が出てくるのか....と期待は高まったんだけど、それほど辛くはなかった。説明によると、スパイス量はこれまでの最高なんだそうだ。カレーなんかでも、スパイスの量を増やしていくと、ある程度までは辛くなるけれど、そこから先は草根や木皮の味が全面に出てくる。そんな感じかな。バクテーの味にも通じるところがあるような気がする。うまいんだけど、苦手な人もいるだろうな....と言うのが、参加者の統一見解だった。ここでも餅米を追加オーダーする人の姿が....。

 八品目は、カオソイガイ(辛さ2)、カオソイガイというのは、チキンカレーヌードルのこと。普通の麺の上に、揚げ麺が乗せられていて、スープはココナッツミルクがしっかり利かせてある。天王寺にあるラオス料理店で食べた、ココナッツミルクヌードルの味を思い出してしまった。天王寺のラオス料理店は閉店してしまったので、この味は二度と味わえないかと思っていたので、感動ものだった。パクチーも別皿でもらって、これ以上の追加は追加料金だと言われてしまった。

 九品目は、デザート。豆から作ったデザートらしい。はっきりとは聞こえなかった。

 2002年の、メンソール主催のオフの中では一番おいしくて感動的でした。某雑誌で、化調(化学調味料)の味がきついと書かれてたんですけど、そんなことはなかったです。シロクマさんとマッキーさんにも確認してみたんですけど化調の味はしなかったと言ってました。あと、サービシングが悪いとの評価も聞いていたのですが、それほど気にはならなかったです。

 残念なことと言えば、一緒に帰ろうね....と約束したエリが、メンソールを置き去りにして、姿をくらましてしまっていた事かな。


(店  名) チュディ・ルアン
(ジャンル) タイ料理
(住  所) 大阪市西区北堀江1-17-11
(電  話) 06-6535-1515
(営業時間) 11:00-15:00(Lunch)
15:00-17:00(Cafe)
17:00-24:00(Dinner)
(定 休 日) 無休
(ウ ェ ブ) http://www.chedi.jp/
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A151-Factory(福島区)

2004年12月21日 12時43分25秒 | アジアンエスニック
 少し前から気にはなってた店。メンソールの記憶が正しければ、ここは20年くらい前も(別の)タイ料理店で、メンソールはここで初めてゴイ・クンを食べたような....。

 さて、店名は『A151-Factory』となってる。"A151"がどんな意味を持ってるのかはよく判らないけど、タイ、シンガポール、マレーシア系のアジアンエスニックな店。メンソールはとりあえずカレーが食べたかったので、グリーンカレーをオーダーした。辛さは調節してくれるので、辛い目をお願いした。カレーを待つ間はシンハービール。ビールは当然ラッパ飲み。なぜか目玉焼きが乗せられたグリーンカレーで、そのせいで少し辛さが緩和されてた。味はごくノーマルな感じ。メンソールが行ったときは、ちょうど合コンのグループがいて、結構やかましかった。でも、合コンしたいなぁ....。

(補足)

 店名の『A151』は、『一期一会』と読むんだそうです。それなら『151A』じゃないかと思うんですけど....。それはともかく、情報ありがとうございました。


(店 名) A151-Factory
(ジャンル) アジア料理(Ashian Meshiyan)
(所 在 地) 大阪市福島区福島7-17-21
(電 話) 06-6458-0272
(営業時間) 11:30-14:30、17:30-24:00
(定 休 日) ?
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PELANGI(北区本庄西)

2004年12月20日 12時46分06秒 | アジアンエスニック
 かなり以前から気になってたんだけど、なかなか行けずにいたのがこの店。店はガラス張りなんで、中はよく見えるんだけど、流行っていて満席なことが多いのと入り口が狭いので、なんか躊躇したりする。内装からエスニック系の店であることは推測できるし、メンソールはアジアエスニック系の料理は好きなんで、機会を狙ってた。帰宅途中によく寄る店が閉まっていたので、少し足を伸ばして『PELANGI』へ。『プランギ』と読むらしい。店はカウンター5席と、4人がけのテーブルが1つのスモールサイズ。

 メンソールはいつもの通りカウンターに座る。手元のメニューに書かれているのはドリンクのみで、フードメニューはカウンターバックの大きな黒板に書かれている。ビールはタイガーをオーダーした。ビールとグラスが置かれるが、エスニック系の店ではビールをラッパ飲みするメンソールは、グラスを無視してラッパ飲みする。黒板を吟味するが、メニューはそれほど多くない。メンソールのオーダーしたのはサテ・アヤムとレレ・ゴレン。サテ・アヤムというのは、インドネシア風焼き鳥のことで、特徴はタレとしてピーナッツソースを使うこと。ソースは、黒い目のソースとピーナッツ色のソースの二種類がかかっていて、かなり濃厚なピーナッツの味がした。メンソール的には好み。せっかくのサテ・アヤムなんだから、これでもかくらいのピーナッツソースが嬉しい。メンソール友人のインドネシア料理研究家によると、ピーナッツソースは二種類あって、ジャワ(本島)では白のソースが多く、バリでは黒いソースが多いらしい。ピーナッツの皮を剥くか剥かないかと、ケチャップマニスという黒砂糖を使った醤油を使うかどうかの差らしい。確かに、黒い方のソースは甘かった。

 サテ・アヤムを食べ終わったころには、タイガービールもなくなっていたので、二杯目にはビンタンをオーダーした。そう言えば、ピンタンはどうしてるんだろうなんて思っていると、二品目のレレ・ゴレンが登場した。レレ・ゴレンと聞いて、ナシ・ゴレン(焼きめし)と似たようなものをイメージする人が多いと思おうけど、実はナマズの唐揚げ。ナマズは何度か食べたことあるけど、今回のレレ・ゴレンはサンマほどもあるくらいのナマズが丸々一匹唐揚げにされ、大皿に乗せられていて、さすがのメンソールものけぞりそうになった。こちらにもソースが二種類添えられていて、好みで使い分けができる。辛い方のソースは自家製サンバルだったけど、甘口だったので、辛いのが好きなメンソールは、既製品の方のサンバルを使った。ナマズは淡泊なので、サンバルをしっかりとかけ、手づかみにしてバリバリと食べ尽くした。さすがに頭部は固かったので、残したけど....。

 この店では、レレ・ゴレンはよく出るメニューらしいんだけど、手づかみにして尻尾まで食べ尽くしたのはメンソールが初めてだったらしく。ちょっとびっくりされた。その後メンソールは、アラックをストレートで飲んでまたびっくりされた。なぜびっくりされるのかよく判らん。

 味の方は、アレンジされてるので、かなり日本人向けの味付けで、あまり辛くない。ただし、リクエストすれば本場に近い辛い味付けもしてもらえる。先に出たメンソール友人のインドネシア料理研究家によれば、甘いサンバルは子供向けなんだそう。ただし、自家製サンバルの辛いバージョンもあるとのことなので、こちらは楽しみかも....。今度行く時は、素直にナシ・ゴレン&クルプック・ウダン(エビ煎餅)を食べたいかも。もちろん、南インド料理食事会で憶えたとおり、クルプック・ウダンはナシ・ゴレンの上に砕いてふりかけ風にするつもり。


(店 名) PELANGI(プランギ)
(ジャンル) エスニック料理
(住 所) 大阪市北区本庄西2-2-15
(電 話) 06-6371-6885
(営業時間) 18:00-24:00
(定 休 日) 月曜日&火曜日
(店 主) 由利友伸
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Banyan(堺市)

2004年12月17日 13時46分30秒 | アジアンエスニック
 一応メンソールは商店街活性化プロジェクトのサブリーダーであったりして、この日は堺市で地元の商店主達と交流会を行った。交流会の場所が『バニヤン』だと聞いて、中華系ファミリーレストランか....、と思ったんだけど、行ってみたらエスニック系のレストラン&バーだった。結構おしゃれな店構えで、店内の床は土。テーブルとかの配置がちょっと詰め詰めなんだけど、アルコール系の取りそろえがなかなかに豊富。

 料理の方はコースになっていて、先ずは生春巻き、それから魚のフライ、最後にピザといった感じのシンプルなものだった。

 ドリンクは自由にオーダーして良かったので、メンソールは<Spirits in Heaven>という大麻ビールをお願いした。エール系のビールだった。二杯目はスカイ島のビール、三杯目の銘柄は忘れたがやっぱりスコットランドのビール。四杯目は米焼酎、五杯目は麦焼酎、六杯目はマオタイ酒、六杯目がドライベルモット、七杯目が国産ビールという、全然ポリシーのない飲み方で、流石に翌日はちょっと辛かった。

 で、料理の方なんだけど、料理よりもソースの方が美味しかった。タイ料理によく使う半透明の甘い粘りけのある、所々にチリの破片が浮いているようなソースは、見た目よりもずっと甘いことが多いが、これは辛かった。メンソールが辛いと感じたと言うことは、普通の人たちにとっては激辛に近いもんがあるんじゃないかな。もう一人インドネシア料理研究家がいたんだけど、その人によるとちょうどいい感じだそうだ。

 魚フライ用のソースもケチャップで代用することが多いと思うけど、しっかりとちりが効いていて美味しかった。でも、エスニック系を食べなれていない人にとれば、かなり辛かったんじゃないのかな....。ピザを頼むとタバスコ風調味料が四種類くらい出てきて、これが一番辛いヤツ、次がこれ....とか教えてくれる。

 辛い物好きな人にはいいんじゃないかな。人数の設定さえ上手くできればオフしてもいいかな....という感じ。カウンターにはジャズ演奏家の住職がいたりし
て、地元民は全員集合といった感じ。

(店  名) Banyan(バニヤン)
(ジャンル) エスニック系レストラン&バー
(住  所) 大阪府堺市寺地町東1-1-3
(電  話) 072-233-2123
(営業時間) 17:00-
(定 休 日) 不明
(交通機関) 阪堺電車『寺地駅』下車、ガソリンスタンドの裏あたり。
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Sweet Basil(北区大淀)

2004年12月17日 12時26分51秒 | アジアンエスニック
 最近グルメレポートを書くことはあっても、手抜きなレポートばかりで本格的なレポートは書いてない。グルメレポートを書かなくなった理由は色々あるんだけど、そのころとは状況が変わったし、復活させようかなとも思ってる。で、とりあえず軽い目のランチレポート。重いやつは追々書いていくからね。


 ちょっと遅い目のランチということで、まずスカイビルの地下に行ってみた。12:45くらいだというのにどの店も満席&行列で、行列するのが好きじゃないメンソールはそうした店を横目に見ながら通り過ぎた。『Me China』という中華料理の店があって、そういえば昔つきあってた房代と、今度一緒に行こうねとか行ってたな....、なんて思い出しながら、足を向けてみた。カウンターはストゥールではなくカップルシート、西側の窓からは夕日が沈むのを見ながら感傷にふけれるというおまけ付きのポイントで、噂では業界人のたまり場となっているとか....。西日見ながら食事なんてまぶしいだけじゃないのか....、とメンソールは思うんだけど、まだ行ったことがないのではっきりしたことは判らない。ちなみに、もう少し北側にはローソンがあって、その二階がバーになっているらしい
んだけど、そちらにも行ったことはない。

 ランチに限らず牛肉食べるのは怖いよなぁ~という思いがあるせいか、目に飛び込んでくるのは牛骨ラーメンの店とか、焼き肉屋ばかり。『ポパッキオ』はのぞいてみたけど満席だったし、『讃』の方も満席だった。ふとメンソールは『コラソン・デ・ヴィーノ』と書かれたワイン・ギャラリーを見つけた。二階にあるその店に、階段半分くらい登りかけて、思い直して別の店にすることに決めた。この店の向かいにタイ料理の店があるはずだ....。

 すこし前に、焼き肉屋が出来たことは知っていた。その隣には『希茶(けちゃ)』という名前の居酒屋がある。その二軒に挟まれるような感じでタイ料理店への入り口がある。タイ料理店が近くにあるのと、『希茶(けちゃ)』というとバリ島の民族舞踊『ケチャ』を思い出してしまうので、ひょっとしたら隣の居酒屋はエスニック系居酒屋じゃないのかな....、と思うんだけど、メニューを見ている限りではそうではなさそうだ。

 メンソールは階段を上って二階に上る、調度品もすべてタイから輸入したらしい店内は、比較的こじんまりしていて、しかも不要なディスプレイいっさいなしといった感じでなかなか好感が持てる。ベランダ席もあるので夏にはベランダ席でビール三昧といったやり方も出来るだろう。ただ、ベランダの外にはなにわ筋が走っているだけなので、あまり面白みはないと思う。夕日を見てもまぶしいだけだと思うし....。

 ランチメニューは三種類あって、ランチセットにするとそれにトムヤムクンとコーヒー、サラダがつく。メンソールは今日のメニューはチキンレッドカレーだった。メンソールはそれに加えてシンハービールをオーダーした。まずはビールを一杯。最近体調が悪いせいか、あまりビールを美味しいとは感じなかったかった。サラダがつきだし的感覚で出てきたんだけど、他の席を見てみるとトムヤムクンが先に出されていたりしたので、特に順序があるわけじゃないらしい。サラダを食べていると刺激的な辛さで、これに続くメニューが期待できそうだ。

 次に出てきたトムヤムクンは、ちょっと期待はずれだった。何が期待はずれって、酸味がほとんどないんだな。辛くて酸っぱいのがトムヤムクンだと思うぞ。ちなみにあまり辛くもなかった。タイ料理店でトムヤムクンが出てきたときに閉口するのがカートこぶミカンの葉だと思う。カー(ショウガの仲間)は厚い目にスライスしてあるので堅いし、こぶミカンの葉もそのまま一枚はいっているので対処に困る。ここのカーは細かく刻んであったし、こぶミカンもかなり細かくカットされたものが使われているので、十分にそれらの味を堪能することが出来た。なかなかにセクシーである。

 チキンのレッドカレーに使われているのは長粒米で、店の前にあるランチメニュー用看板によれば香り米を使っていると書かれている。チキンはよいものが使われていた。最初出されたときには、刻み海苔のようなものが乗せられていたので、タイ料理に刻み海苔か~、と思ったが食べ進んでみて判ったのは、海苔の味がしないということだった。そうなんだ。これ、刻み海苔じゃない。細かすぎて判らないんだけど、こぶミカンの葉じゃないかな。これが隠し味になっててなかなかいける。

 最後のコーヒーはアイスにした。メンソールは酸味の少ない、苦みのきついコーヒーが好きなんだけど、このコーヒーにはやや酸味があったが、別に嫌いな酸味じゃない。でも次回はホットコーヒーにしようと心に誓うメンソールであった。


(店  名) Sweet Basil
(ジャンル) タイ料理
(住  所) 大阪市北区大淀南1-11-9 二階
(電  話) 06-6458-1105
(営業時間) 11:30-14:30、17:30-23:00
(定 休 日) 日曜日
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ASIA GARDEN (靱本町)

2004年12月16日 13時04分33秒 | アジアンエスニック
 メンソールが主宰する【大阪グルメ倶楽部】には、そこから派生した『淀屋橋ランチ会』、『九条・大正ランチ会』、『あるふぁもるとくらぶ』などが存在するらしい。存在するらしい....、というのは人づてに聞くだけで、そのオフには参加することがなかったからだが、メンソールは7月15日付で、会社を辞めちゃったので、これまでとは違ってランチ会にも自由自在に参加することが出来る様になった。

 『淀屋橋ランチ会』の主謀者はかおる嬢。メンソールのレポートに良く登場する歌緒留という女性とは別人である。タイ風の辛いカレーを食べにいくで....ということだったので、カレー好きのメンソールとしては参加することにした。松嶋奈々子に似て美人のかおるにも9ヶ月以上会ってないし....、東京へ転勤してしまったKANA氏も一時こちらに来ているし....、ということで参加することにした。待ち合わせは、本町にある『リトル・トライベッカ』。店の前でKANA氏と遭遇。待つこと暫しで、かおるとたまが到着、橋本氏は直接現地へ行くということだったので、メンソールはミルクを半分ほど飲んだだけで、出発した。

 この辺にタイ風のカレーが食べられるところなんか知らなかったんだけれど、かなり南に下って、『菊正宗』ビルの向かいにある『Asia Garden』だった。この近くにあるワインバー『Glass House』とかには良く来るし、この店は以前から知ってたんだけど、夜はタイすきの店なので、後回しになっていたのだ。

 店の前にメニューが置かれているが、メンソールの選んだのはもちろん一番辛いグリーンカレー。店内は大テーブルが四席。水もセルフサービスだ。コップも、カレー皿も冷麺皿もすべてステンレス製。メンソールのグリーンカレーが一番に到着。一口食べてみたら辛かった。ココナッツミルクとバターの独特の薫り、グリーンチリーのストレートでパンチのある辛さ。久しぶりに食べるタイ風カレーである。本場のタイカレーのような、雑草を囓るような青臭さはなかったが、その分安心して楽しめる。一口目は不意の一撃を食らったような感じで辛いが、食べるに連れてココナッツミルクの味が利いてくるので、次第に甘く感じるようになる。一般的にカレーは、最初甘くて徐々に辛くなってくるが、タイ風カレーについては逆のように思う。

 KANA氏と遅れて到着した橋本氏は二番目に辛いレッドカレー。それでもかなり辛かったようで、男性群三名は、滝のような汗の中で辛いカレーを堪能したのであった。ライスは普通のもの。ルーはシャバシャバなので、時間が経つと、ライスがルーを吸い込んで、最終的にはルーが足りなくなってしまうので、バターライスくらいにはしてほしいとは思うけれど、まぁいいんじゃないかなと思う。米袋や、素材が入っていたと思われる段ボール箱などがが客席から見えるところに置かれていたりするけれども、屋台風な店作りをしているんだと思う。

 女性軍はトム・ヤム冷麺。酸っぱくて辛い冷麺なんだけれど、それほど酸味が効いていないので食べやすい。かおる嬢はテーブルに置かれている辛い酢を追加していた。現在家事手伝いのメンソールと、休暇中のKANA氏は遠慮なくビールを飲ませていただいた。美味しかった。

 今度は夜の部に挑戦したいと思っております。

【店  名】 ASIA GARDEN
【ジャンル】 エスニックレストラン
【電話番号】 06-6445-8305
【住  所】 大阪市西区靱本町1-3-29 ヨリフジビル一階
【営業時間】 不明
【定 休 日】 不明
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マチャプチャレ (北区兎我野町)

2004年12月16日 12時43分55秒 | アジアンエスニック
 この日は21:00にぶつの受け渡しがある。かなり希少価値のあるもので、更に大阪南部方面へ運ばれることになるはずだ。21:00までは少し時間がある。今日の食事は何にしようと考え始めたとき、房代がいってたことを思いだし。紀香の会社の近くに『◎△×◇』が出来てたで....、と言ってたん、店名の『◎△×◇』がどうしても思い出せない。闇雲に探してもしゃーないけど、とりあえず近くまで行ってみた。メンソールは慢性金欠状態なので、安く済ませたい。すると居酒屋の『一 (はじめ)』か、雑炊の『大美』も捨てがたい....、と思いながらNTTのあたりを歩いていると、ネパール料理店『マチャプチャレ』が目に入った。ここにしとこ。カレーとなると思考回路が麻痺するメンソールは、この店に決めた。

 扉を開けると、お香の香りが立ちこめていて、『マナステ』の合唱で迎えられて、いきなりエスニックの雰囲気。右手が6席くらいのカウンター奥には座敷席もあるのだが、ちょっと陰になっていたので席数派では判らなかった。まず、ビールを飲みながらメニューをチェック。品数はそれほど多くない。まず、メインを決めよう。一番からいカレーはどれと聞くと、鶏のカレーが辛いとのこと。ところが応対してくれた彼女は、慣れていないようで、あとからマダム(らしき人)が、どれでも好みに応じて辛くできると、教えてくれた。続いて、肉料理の吟味にはいる。鶏肉が好きなメンソールは、鶏肉の香辛料煮込みがどうしても食べたくなって、それをオーダー、メインの鶏のカレーはトマトと玉子のカレーに変更した。ナンはなくて揚げパンだったけど、メンソールは普通のナンよりは通称風船ナンと呼ばれる揚げたナンが好きなので、こちらをオーダーした。というよりはこれしか選択肢がなかった。そして、アペタイザーとして、ネパール風漬け物、デザートにはマンゴーヨーグルトとした。

 店名の『マチャプチャレ』とはネパール北部にある山の名前なんだそうだ。かなり鋭角に尖った山で、カウンターの上に写真が飾ってあって、その隣にマッタンホルンの写真が飾ってあったということは、多分ライバル意識でも持ってるんだと思う。

 店内にはネパールの民芸品が飾られており、小物などの販売もしているのだそうだ。カウンターに座って入り口を見ると『あじゃもじゃ通信』の小冊子が....。そういえば編集部の戸花千恵子嬢はどうしてるんだろう。シスアド試験は×××だったとのメールをもらったけど....。

 最初はフレッシュ・アチャール、ネパール風漬け物。小振りの器にまずレタスを敷きその上にキュウリ、赤ピーマンなどを1cm角位に刻んだものが入れられている。軽い酸味のあっさり味だが、スパイスの香りが食欲を刺激する。二品目の鶏の香辛料煮込み。決して辛くないが、時たまアクセントのようにピリッと来る。カウンター内部では、最初に応対してくれた女性が、揚げパンの生地をこねていたが、うまくいかないらしく、何度もマダムの助言をもらっていた。そしてついに鶏&トマトのカレー(プルコタルカリ)が運ばれてきた。

 ちょっと辛くしてと伝えてあったけれど、全然辛くなかった。それよりも甘酸っぱいトマトの鮮烈な味が駆け抜けた。まさに意表をつかれたといった感じ。ゆで卵を更に衣を漬けて揚げたものが1/4サイズにカットされて入っているが、この玉子の衣の歯ごたえがまた良い。最初揚げパンが足らないんじゃないかと思ったけど、ぴったりだった。例によってメンソールは、スプーンを使わずに手づかみにした。メンソールの右手にはまだその香りが残っている。

 最後はマンゴーヨーグルト。ネパールコーヒーというのもあったんだけど、今回はヨーグルトにした。例によって慣れていないお姉さんが作ってくれたんだけど、かなり高い位置で作ってくれたので、ヨーグルトは明治の『ブルガリアヨーグルト』だと判った。もっと低い(客から見えない位置で)作りなさいと注意されてたけれど、それからも何度か容器は見せていただいた。こちらはマンゴーペーストが結構美味しかったです。

 あとで聞いた話では、カトマンズの上流家庭の迎賓料理を再現したものらしい。で、鶏とトマトのカレーはこの店の自慢の一品なんだそうだ。

【店  名】 マチャプチャレ
【ジャンル】 ネパール料理
【電話番号】 06-6315-8169
【住  所】 大阪市北区兎我野町5-7 日宝兎我野町ビル一階
【営業時間】 17:00-22:00(月~木)、17:30-22:30(金・土)
【定 休 日】 日祝
【そ の 他】
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仏沙羅館(ぶっさらかん) 京都木屋町

2004年12月16日 12時31分03秒 | アジアンエスニック
 メンソールが過去に書いてきたグルメレポートの、最多登場者は房代、第二位は歌緒留かなと思っていた。全文検索をかけてみたところ、なんと第二位は紀香だった。確かに物語とは関係ないところで、良く登場しているような気はする。

 そんな紀香から、「メンソール、最近元気ないで。食事でも行けへんか」とメールが入った。「お誘いは嬉しいけど(メンソールは退職したばかりで、新規事業もあまり思わしくないし)金ないで~」というと、「食事ぐらい奢ったるがな。床へ行こ」との、嬉しいお言葉をかけていただいた。この恩は二倍返ししようと心に決めるメンソールであった....。

 18:30に梅田駅で紀香と待ち合わせて、阪急電車で四条河原町へ。ドトールで、かたかた嬢をはじめ、紀香友人達と合流。木屋町通りを南下、『セント・ジェームズ』を越え、噴水公園も越えて、今宵の会場である『仏沙羅館 (ぶっさらかん)』へ。『仏沙羅館』はタイ料理の店で、通りからはちょっと奥まったところにあるが、像の看板が目印だ。

 入り口には、麻ののれんが掛けられており、毛筆体で『タイ料理・仏沙羅館』と書かれているのでタイ料理の店とは思えない、和風料亭風の店構えだ。入り口は木製の引き戸だが、自動ドアになっていて、やたら激しく開くし、凄い音がするので、和風の風情から、いきなりと会の喧噪に引き戻されたようで、びっくりしてしまう。店内は、和風の料亭そのもの。秋篠宮夫妻も訪れられたようで、そのときの写真が飾ってあったりした。

 店内を通り抜けてそのまま床へ。貴船の床は行ったことがあるけれど、鴨川の床はメンソールにとっては初体験だ。折しも台風が接近しているそうで、強風が吹き荒れており、虫に刺されることもないであろう。タイ料理にはビールだろうということで、メンソールの最初のオーダーは、モルツの生ビールだった。まず先に到着した四人で乾杯。八人がそろってからもう一度乾杯と相成った。


 最初は、前菜三種盛り。春巻きと揚げパンとタイ風焼き鳥。さっぱりとしていて上品な味というか、クセがなくてあまり辛くなかったが、それなりにタイの雰囲気はあった。この前菜三種盛りは、一瞬でなくなってしまった。

 続いての料理は、タイ風ツナサラダ。タマネギを主体としたツナサラダに、タイ風の酸味のあるドレッシングがかけられている。メンソールの場合タイ料理に対して持っているイメージは、辛いというより青臭いといった感じの方が強い。道ばたに生えている雑草をそのまま囓るような感覚なんだけれど、こちらの料理はではそういった感じはなく、非常に食べやすい。振り返ってみると、香草も良く効かせてあったし、一番タイ料理を感じさせる一品であったと思う。

 三品目は鳥の唐揚げレモン風味。レモン風味で甘辛く仕上げられていて、飾り付けには青梗菜が配されていたので、一瞬中華料理を思い出してしまった。鶏肉料理が好きで、中華料理が大好きなメンソールは、タイ料理というよりは中華料理の方を思い出してしまった。

 ここで突然の雨となり、メンソール一行をはじめ他のグループも一時避難。その後いったんやんだんだけど、その後は本格的に降り出してきたので、室内に場所を移すことになった。

 四品目はお待ちかねのトム・ヤム・クン。メインはエビだった。その他はシメジとエノキがやたら大量に入っていたような気がする。ちょっと不思議だったのは、味噌の味が感じられたこと。後スープを最後まで飲み干すと、あみの様なものが口の中に残った。ひょっとしてスープとして、XO醤を使っているのかな....と思ったりもした。

 五品目の料理名は覚えてないんだけど、回鍋肉(肉キャベツ味噌炒め)によく似ていた。ということは中華料理かな。

 六品目はナシゴレン。ナシゴレンというよりは、チャーハンといった方が良いような気がした。具として鶏肉が入っているんだけれど、それは三品目の鳥の唐揚げを転用して使っているんだと思う。

 七品目はデザート。メンソールはほとんど満腹状態だったので、良く覚えていないんだけど、ライチ、シャーベット、オレンジ櫛切り、ナタデココだったと思う。こちらのデザートは一口ずつが数品盛りつけられており、なかなか美味しかった。

 ということで、メンソールの鴨川床初体験は、紀香のパワフルな友人達に支えられつつお開きになり、メンソールも例によって、みなさんからパワーを分けていただきました。だから紀香から会費を請求されたときも、まぁええか....と思ったのでありました。
 

 最後にトイレの件ですが、必ずノックしてから入りましょう。ここのトイレは鍵がかかりません。



【店  名】 仏沙羅館(ぶっさらかん)
【ジャンル】 タイ宮廷料理
【電話番号】 075-361-4535
【住  所】 京都市下京区木屋町通松原上がる美濃屋町174
【営業時間】 12:00-22:00
【定 休 日】 水曜日
【そ の 他】 ランチコース \2,500-~
       ディナーコース \5,000-~
       納涼床コース \5,000-~ (05/01~09/15)
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