大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

丸貴屋(牛ホルモン串/三宮)

2006年09月17日 13時09分07秒 | 
 京都方面とか神戸方面とかでオフを開催して欲しいという声は全然聞こえてこないんだけど、この日は神戸へ。天満にあるマッスルホルモンの目と鼻の先にライバル店舗と思われるような店が出来たりして、ホルモン系にはちょっと食傷気味だったりするので、行くんだったら『一鶴』のような、ガッツリ系の店にしようと思ってた。『一鶴』といえば、心斎橋に関西一号支店が出来たとかで殺到しているらしいが、実は、神戸には直営店以外に唯一出店を許されたという曰く付きの店がある。直営店ではないので、店名は『一鶴』じゃない。ところが、二日前だったかに事情が変わったので、三宮の『丸貴屋』へ。若干当初の場所から移転したらしいが、向かいにビルに移転しただけらしいので、それほど気にせずに店に向かう。開店と同時に飛び込むつもりではあったんだけど、開店と同時に満席になってしまう場合もあるので、予約も怠りなく入れておく。結局、一番客だったので予約は不要だったが…。

 まずはカウンターに座ってトリビーをオーダーし、刺身をオーダーする。黒板には四種類くらい書かれているが、ここはおまかせでオーダーしてみる。なんでも食べれると言ったらチレの刺身が出てきた。チレというのは脾臓のこと。人間なら胃の裏側にある。

 串類は、20種類くらいのメニューがあるが、裏目ニューなどもあるので、好みを伝えておまかせにしてしまうのがいいと思う。メンソールもおまかせにした。このころにはビールを飲み干していたので、マッコリに移行する。しかも、これが最後という生マッコリだった。厨房をL字型のカウンターが囲んだようなレイアウト。しかもタイルが多用されているので近未来的な印象を受けたりもする。焼き台にはダクトが付けられているので、煙が流れてくることもないし、当然服に臭いが付くこともない。女性客が多いのはこのあたりの気配りが原因かも…。

 おまかせにしたので、最初は無難なバラ、てっちゃん、キモ、心臓などから始まる。レアな部位が食べたい場合は、事前に伝えておいた方が良いと思う。珍しいところだけ言うと、まずはメガネ。骨盤の形が眼鏡に似ているところからこの名前が付けられたらしい。骨盤近くから取れる肉で、味はハラミに似てるが若干歯応えがある。ハチノスのカブとかサンドミノ(ミノサンド)については説明しなくていいと思う。ウルテもどの部位かを説明しなくてもいいと思うけど、下味が面白かった。食べた瞬間にアリオリだと思ったりした。ウルテはタレ焼きにすることが多いと思うけど、ニンニクとオリーブオイル&塩で下味が付いてるので、個性的な味に仕上がっている。続いては、心臓の脂が巻いた部分だと説明されたアブシン、心臓と動脈の継ぎ目だと説明されたアカコリなど。肉類は、焼いてしまうと同じように見えるので、しっかりとつかまえて説明をしてもらうというのもまた楽しかったりする。

 サイドメニューの方も、水キムチとか、お勧めになってたコッチョリとか食べたので、野菜の補給は十分だったと思うけど、やっぱり肉ばかり食べると翌日は胃がもたれたりするな。

 場所は分かりにくいけど、生田神社の東門をでて、少し南に下る。ローソンが目には行ったら、細い路地を西にはいる。つまり生田神社に接近するように曲がる。言葉を換えると、東門筋と生田神社の間にある路地裏に店がある。ちなみに、牛の串焼きが『丸貴屋』で、そのビルの二階にはカムジャタンを食べさせてくれる『花庭』が、向かいには鶏肉の『丸木鶏』がある。丸腸はなぜか『丸木鶏』の扱いらしく、この日は食べられなかった。『丸木鶏』が営業していれば、隣から取り寄せることは可能なんだそうだ。



(店  名) 丸貴屋
(ジャンル) ホルモン串
(所 在 地) 神戸市中央区下山手通1-4-4
(電  話) 078-391-5881
(営業時間) 17:30-26:00
(定 休 日) 月曜日

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肥後橋南蛮亭

2006年09月17日 10時02分28秒 | カレー
 遠くにあったり高かったりという店は、構えないと行けないし行かないが、すぐに行けるような場所にある店というのは、行く気になればいつでも行ける的な頭ができあがっているので、逆に行けない。『肥後橋南蛮亭』はそんな店の一つで、カレー好きのメンソールが、旨いというかなり信頼性の高い情報を、さらに複数のルートで入手しておきながらこれまで行けなかった店だ。

 ランチタイム開始と同時に飛び込むという感じで、メンソールは二番客だった。ここでは、入り口で先にオーダーし、前払いするというシステムになっている。なかなかおもしろい。目的はカレーなので、チキンカレーをオーダーする。すると「カレーは大変辛くなっておりますが…」と確認される。メンソールを辛いと言わせるカレーがあるならもってこい的な感覚で、「大丈夫、平気」と答えると、すかさず、自家製温泉卵、キャベツのピクルスをサジェストされる。来るもん拒まずや、何でもかんでもかかってこんかい、のやけくそ根性で、サブメニューはすべてオーダーした。

 チキンカレーと行っても、チキンのミンチ肉を使ったもので、感触としてはキーマカレーに近い。ルーはカレールーとベシャメルソース様のものがかけられている。ベシャメル様ソースは辛くない。後からきた客のオーダーを聞いていると『白抜き』とか言ってた客がいたので、ベシャメル様ソースはなしで、カレールーオンリーといったグリルオプションが可能なのかもしれない。

 まず、注意深く一口食べてみる。辛いと言うよりは甘いという感じ。そしてじっくりと辛みがやってくる。そんな感じ。この種のカレーは、食べ進に従って辛みを増してくるように感じられるが、このカレーも例外ではなかった。ただ、メンソールにとっては普通に辛いカレーで、大変辛いカレーではなかったが…。それでも、終わりの方になると汗がたらたら出てくる。カレー自体は辛くないんだけど、発汗する。『ボルツ』のカレーなどは、一口食べた瞬間に、体中の血液外に集まってくるのが判ったけど、そんな強烈な辛さじゃない。でも、何らかの変化が身体の中で進行してるんだろう。食べ終わってからも腹部がぽかぽかと暖かかった。辛さの方は、食べ終わるとあっさりと引いてくれる。いつまでも口の中が火事といったようなカレーもあるけど、非常に潔い。

 薬味は、キャベツのピクルスが乗せられている。それほど酸味はないけど、これがカレーの辛さを緩和するのに一役買っているのかもしれない。キャベツのピクルスの中には、化調が大量に使われていて、食べれたもんじゃないようなものもあるが、ここのピクルスには、化調は使われてないとおもう。その分、味は素朴な感じがする。

 最後にスプーン。この店のスプーンは特殊なんだ。メンソールも初めて見た。確かに、普通のスプーンよりは、腋が開かず、自然な動きで食べられるかもしれない。このアイディアには降参かもしれん。



(店  名) 肥後橋南蛮亭
(ジャンル) チキンカレー?
(所 在 地) 大阪市西区江戸堀1-10-26 大川ビル一階
(電  話) 06-6444-2382
(営業時間) 11:30-14:00、17:30-23:00
(定 休 日) 日祝

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