島之内にある『一陽』で修行した亭主が供してくれる料理の数々を味わいたいと言うことで、行ってきました。メニューには毎日60品程度が書き込まれます。最初は、少人数だったので、各自がアラカルト的にオーダーするつもりでいたんですが、直前でちょいと人数が増えましたので、予算を伝えておまかせすることにしました。特にコースメニューは用意されていないようですが、今回は6,000円くらいということでお願いしました。まあ、期待以上の質&量で大満足でした。8,000円くらいの予算で、1人で密かに贅沢な夜を楽しんでみたいとかも思ったりしました。
店は少し怪しげな街並みが続くところにあります。ビルの二階なんですが、前の道路に看板が出されているので迷うことはないと思います。今回は6名だったので、奥にある個室に案内されました。サイズ的には十分なんですが、たぶん6名くらいまでが快適に利用できる限度ではないかと思います。8名入るとちらり辛いのではないかと…。
まず、突き出しが出されます。見た目から、胡瓜&冬瓜の酢の物かと思ったんですが、冬瓜ではなくてクラゲでした。歯ごたえがいい感じです。メンソールは酸味が好きですし、やはり夏の料理のスタートは、酸味のある味付けで唾液や胃液を十分に分泌させてくれると嬉しいですね。
まずは造り盛り合わせです。右下:ホッキ貝、下中:平目昆布締め、左下:ツバス、右上:さごし、中上:カツオ、左上:メイチダイです。
すべてが美味しかったんですが、ホッキ貝が凄くいい感じでした。平目も昆布じめは、サラッとしめたと言うよりは、これでもかというくらいしめた感じで、昆布の味が濃厚で、これだけで、日本酒一合は飲めてしまうような気がします。
キンキの焼き物です。手前に大根おろしがあるんですが、キューブ型にカットしたものと荒くおろしたものが混ざっています。これで大根おろしの食感が全く変わります。脂ののりの良いキンキには、この大根おろしが良く合います。キンキも旨かったんですが、大根おろし自体も美味しかったので、これに醤油かけて食べるだけでも至福の瞬間が味わえます。もちろん、日本酒があれば昇天しそうですが…。
名物との話も聞きましたが、アワビ&雲丹です。横には蓮根の酢漬けが添えられています。別途、アワビのキモを醤油で溶いたものが供されます。もう形容する言葉がありません。絶品です。キモ醤油は好みだと思いますが、使わなくてもいいです。というか、キモ醤油も旨いので、キモ醤油で酒が飲めます。
ハマグリの酒蒸しです。出されたときは、つなぎの料理かと思ったんですが、メンソールがバカでした。旨いです。ハマグリ自体も美味しいんですが、スープが最高です。
揚げ物ですが、手前が大羽鰯。20cm以上ある鰯を大羽鰯と言います。大羽産の鰯という意味ではありません。ちょいと見にくいですが、奥が大貝です。これは3人前ずつ2皿で供されましたので、これが3人分です。鰯も旨いんですが、大貝もいいです。
揚げ物の二皿目。奥の二つが岩牡蛎、手前が鱧。彩りを添えているのはマイクロトマトです。牡蠣と言えば生牡蠣にレモンを搾って吸い込むように食べたかったりはします。メンソール的には、レモンはなくても良いんですが…。それをフライにするとは勿体ないとは思ったんですが、これはまた格別の味わいで旨いです。
続いては馬肉のさいぼしです。生とか焼きとかもいいですけどこの食べ方もいいですね。
白魚のポン酢です。揚げ物が続いたので口直し的なところがあると思います。
漬け物ですが、水茄子、胡瓜。黄色のものは記憶できませんでした。コリンキーです。
これでおまかせ料理は終了で、あとは御飯ものだと思ってたんですが、亭主から「行っときますか?」と言われたので、「是非に…」と言うことで出したもらったのが、この岩牡蛎です。岩牡蛎は、料理の冒頭あたりで出されるのが普通だと思うんですけど、あえて終盤近くに持ってきたと言うことは、余程自信があるんでしょうか?。実際のところ、揚げ物や肉料理(馬肉)を食べた後ではあるんですけど、何の遜色も違和感もなくて、旨い、幸せという感覚だけが残る感じです。
「旨い」という言葉しか出てこないですけど、本当に美味しいものに遭遇するとそうなっちゃいます。素材の組合せがとか、調理法がとかを考える余裕すら失うほど、料理の味、香り、ビジュアルが脳のあらゆる領域を占拠してしまう感じです。本当に、単純な言葉しか浮かばなくなります。
鱧&松茸です。初夏の鱧と晩夏の松茸。ほんの一時だけ重なる旬の食材を合わせた訳なんですが、そうした儚さと同時に、また来年も会えるという予感を与えてくれる料理でもあります。
御飯ものは、メニューの中から各自がセレクト出来ると言うことだったので、メンソールは鰯蒲焼き丼をオーダーしました。
以上、突き出しを入れて、全13品。すべて、美味しゅうございました。次回は、ちょっと人数を絞ってカウンターに座りたいです。飲んだ酒は、最初の一杯がビールでしたが、日本酒が、合わせて一升五合くらい飲みましたか…。
(店 名) 八束
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市中央区東心斎橋2-1-14 ズームビル二階
(電 話) 06-6213-2250
(定 休 日) 日曜日
(営業時間) 18:00-25:00
(席 数) カウンター7、個室8(6人くらいまでが快適)
(参考)
・八束(2)
店は少し怪しげな街並みが続くところにあります。ビルの二階なんですが、前の道路に看板が出されているので迷うことはないと思います。今回は6名だったので、奥にある個室に案内されました。サイズ的には十分なんですが、たぶん6名くらいまでが快適に利用できる限度ではないかと思います。8名入るとちらり辛いのではないかと…。
まず、突き出しが出されます。見た目から、胡瓜&冬瓜の酢の物かと思ったんですが、冬瓜ではなくてクラゲでした。歯ごたえがいい感じです。メンソールは酸味が好きですし、やはり夏の料理のスタートは、酸味のある味付けで唾液や胃液を十分に分泌させてくれると嬉しいですね。
まずは造り盛り合わせです。右下:ホッキ貝、下中:平目昆布締め、左下:ツバス、右上:さごし、中上:カツオ、左上:メイチダイです。
すべてが美味しかったんですが、ホッキ貝が凄くいい感じでした。平目も昆布じめは、サラッとしめたと言うよりは、これでもかというくらいしめた感じで、昆布の味が濃厚で、これだけで、日本酒一合は飲めてしまうような気がします。
キンキの焼き物です。手前に大根おろしがあるんですが、キューブ型にカットしたものと荒くおろしたものが混ざっています。これで大根おろしの食感が全く変わります。脂ののりの良いキンキには、この大根おろしが良く合います。キンキも旨かったんですが、大根おろし自体も美味しかったので、これに醤油かけて食べるだけでも至福の瞬間が味わえます。もちろん、日本酒があれば昇天しそうですが…。
名物との話も聞きましたが、アワビ&雲丹です。横には蓮根の酢漬けが添えられています。別途、アワビのキモを醤油で溶いたものが供されます。もう形容する言葉がありません。絶品です。キモ醤油は好みだと思いますが、使わなくてもいいです。というか、キモ醤油も旨いので、キモ醤油で酒が飲めます。
ハマグリの酒蒸しです。出されたときは、つなぎの料理かと思ったんですが、メンソールがバカでした。旨いです。ハマグリ自体も美味しいんですが、スープが最高です。
揚げ物ですが、手前が大羽鰯。20cm以上ある鰯を大羽鰯と言います。大羽産の鰯という意味ではありません。ちょいと見にくいですが、奥が大貝です。これは3人前ずつ2皿で供されましたので、これが3人分です。鰯も旨いんですが、大貝もいいです。
揚げ物の二皿目。奥の二つが岩牡蛎、手前が鱧。彩りを添えているのはマイクロトマトです。牡蠣と言えば生牡蠣にレモンを搾って吸い込むように食べたかったりはします。メンソール的には、レモンはなくても良いんですが…。それをフライにするとは勿体ないとは思ったんですが、これはまた格別の味わいで旨いです。
続いては馬肉のさいぼしです。生とか焼きとかもいいですけどこの食べ方もいいですね。
白魚のポン酢です。揚げ物が続いたので口直し的なところがあると思います。
漬け物ですが、水茄子、胡瓜。黄色のものは
これでおまかせ料理は終了で、あとは御飯ものだと思ってたんですが、亭主から「行っときますか?」と言われたので、「是非に…」と言うことで出したもらったのが、この岩牡蛎です。岩牡蛎は、料理の冒頭あたりで出されるのが普通だと思うんですけど、あえて終盤近くに持ってきたと言うことは、余程自信があるんでしょうか?。実際のところ、揚げ物や肉料理(馬肉)を食べた後ではあるんですけど、何の遜色も違和感もなくて、旨い、幸せという感覚だけが残る感じです。
「旨い」という言葉しか出てこないですけど、本当に美味しいものに遭遇するとそうなっちゃいます。素材の組合せがとか、調理法がとかを考える余裕すら失うほど、料理の味、香り、ビジュアルが脳のあらゆる領域を占拠してしまう感じです。本当に、単純な言葉しか浮かばなくなります。
鱧&松茸です。初夏の鱧と晩夏の松茸。ほんの一時だけ重なる旬の食材を合わせた訳なんですが、そうした儚さと同時に、また来年も会えるという予感を与えてくれる料理でもあります。
御飯ものは、メニューの中から各自がセレクト出来ると言うことだったので、メンソールは鰯蒲焼き丼をオーダーしました。
以上、突き出しを入れて、全13品。すべて、美味しゅうございました。次回は、ちょっと人数を絞ってカウンターに座りたいです。飲んだ酒は、最初の一杯がビールでしたが、日本酒が、合わせて一升五合くらい飲みましたか…。
(店 名) 八束
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市中央区東心斎橋2-1-14 ズームビル二階
(電 話) 06-6213-2250
(定 休 日) 日曜日
(営業時間) 18:00-25:00
(席 数) カウンター7、個室8(6人くらいまでが快適)
(参考)
・八束(2)