大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

浄正(居酒屋/福島)

2006年11月19日 12時10分48秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 福島駅南側の路地にある店。店の外から伺い見ると、カウンターテーブルが見え、しっかりと箸置きに箸が置かれ、おしぼりがセットされているのが見える。店構えとしては割烹っぽい。店の前にはメニューが出されていて、それを見てみると割烹的なメニューが五割、居酒屋メニューが五割くらいという謎の構成。その前に、店の前にメニューが置かれている段階で割烹ではないようには思う。それ以前に、割烹と居酒屋の境界線が非常に曖昧だと思うので、店が割烹なのか居酒屋なのかは客が決めるんだと思う。ちなみにこの店自身は居酒屋と名乗ってるんだが…。

 メンソールはまず日本酒をオーダーしてみる。地酒いろいろあります、とメニューに書かれているので、何があるか聞いてみるんだけど、数種類しかないんだな。同士も焼酎系メニューの方が種類が豊富に取りそろえられている。日本食を食べるときには、やっぱりセクシーな日本酒を一緒に飲みたいと思うんだけど、残念ながら、割烹とか料亭とか、店の格が上がるに従って、日本酒に対する扱いが低くなっていくような気がしないではない。美味しい和食を食べたければ、割烹とか料亭に行こうと考えるが、美味しい日本酒を飲みたいと思った場合、割烹や料亭に行こうとは思わない。それよりは、日本酒を専門的に扱っている居酒屋系の店に行った方が美味しい日本酒にありつけるし、そうした店というのは例外なく良い料理を出してくれるのでハッピーな気分になれる。

 メンソールの一皿目はマグロのユッケ。マグロ赤身がづけになっていて、ゴマ油の香もいい。マグロユッケと日本酒を味わって幸せな気分になっていると、次の料理であるローストビーフが並べられてしまった。をいをい、マグロユッケを食べ終わるまで次の料理を持ってくるんじゃねぇ…、とは思ったりした。このあたり、割烹的な店構えと居酒屋的なサービスが同居した不思議な空間だったりはする。

 二品目のローストビーフは、ローストビーフにドミグラスソースがかけられいて、ちょっとビーフとソースの相性が悪いような…。ただ、ボリュームはたっぷりあって、コストパフォーマンスは非常に高い。

 三品目は、仲居を呼んで揚げ物が食べたいということで聞いてみたら、メニューにはないけどアンコウの唐揚げがあるといわれたのでそれをオーダー。これもなかなか良い味で、先のローストビーフと同じでボリュームがすごい。メンソールは日本酒をあきらめて、焼酎の水割りを頼む。

 割烹だと思っていると、食べ終わる前に次の料理を持ってきてくれたり、食べ終わった皿をいつまでも引かなかったりと精神衛生上良くないけど、居酒屋だと思っていればそれなりに楽しめるかもしれない。ただ、一階席はカウンターのみなので、カウンターが好きな人とかカップルとかに限ると思う。二階には座敷席もあるようだが、メンソールは上がってないのでどんな様子なのかは判らない。

 コストパフォーマンスはよい。メンソールはこの三皿で満腹になってしまった。しかも安い。メンソールは酒類をたくさん頼むので割高になってしまうけど、そのあたりを計算してオーダーすれば、コストはかなり抑えられると思う。あと、メンソールの感だけど、並びにある『鮓よし』と関連があると思う。



(店  名) 浄正
(ジャンル) 居酒屋
(所 在 地) 大阪市福島区福島5-11-7
(電  話) 06-6455-7688
(営業時間) 17:00-27:00
(定 休 日) 無休

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