平池の散歩

*(曇)*
お天気も良くないしのんびりしていると、夫が散歩に行くかと言うので、久しぶりに平池へ行ってきました。
平池の水面は菱の新しい葉でほとんど覆われています。鵜にかいつぶりが餌を探しています。燕も水面すれすれに飛んでいます。鴨の姿は見当たりません。
遊歩道にはこでまりや山うつぎの花などが咲いています。蒲公英やクローバーなどの野草も咲いています。
ここには古墳もあります。池には島があるのですが、これも古墳だそうです。そこは大木が茂っており鳥たちの巣作りの場所です。
一周急ぎ足で20分、2周してきました。その間夫はベンチで待っています。帰り道天ぷら定食580円という看板を見つけたので次回はそこで食事する予定にしました。

☆★☆ 浪という女 ☆★☆

　浪は斎宮の森で生まれた。浪には弟が1人いた。斎宮の森や祓川は浪の遊び場であった。8歳の時、母を亡くし12歳の時継母が来た。それまで父子3人の家事は浪の仕事であったし、家業の参宮道の茶店も切りまわしていたのであった。

　継母が来てから浪は亀山の遠縁に家事見習いとして出た。そこは宿場町の中でも指折りの旅籠であった。
浪は奥向きの仕事と、浪とは2つ違いの息子の世話を任された。