忘れてきた
遠い昔に
あの日以来
歳を取るのを忘れている
お陰さまで肉体は
どんどんどんどん老いぼれる
だから
怪人じゃない
結婚し
子供を産み
親も見送り
夫さえも見送った
なのに心はあの日から
進めないでいた
足枷などとというものでない
自分が自分を呪縛した
自由でないなどと言ったら
自由過ぎると言われる
かもしれないけれど
私は私を縛ってきた
その足枷がとれた
自由になった
自由になったら
しばらく茫然
その茫然から今
抜け出さなければ
肉体はどんどん
どんどん老いぼれていく
最後の足搔き
自分の意志で自分の足で
遠い昔に
あの日以来
歳を取るのを忘れている
お陰さまで肉体は
どんどんどんどん老いぼれる
だから
怪人じゃない
結婚し
子供を産み
親も見送り
夫さえも見送った
なのに心はあの日から
進めないでいた
足枷などとというものでない
自分が自分を呪縛した
自由でないなどと言ったら
自由過ぎると言われる
かもしれないけれど
私は私を縛ってきた
その足枷がとれた
自由になった
自由になったら
しばらく茫然
その茫然から今
抜け出さなければ
肉体はどんどん
どんどん老いぼれていく
最後の足搔き
自分の意志で自分の足で