今年の芥川賞に
背高泡立草という小説が選ばれた
それにヒントを得て描きかけて
進まない画に泡立草を加えることにした
元々そこに泡立草はあったが
画になら無いふうな存在だった
インパクトが欲しくて後ろ姿の自分を入れた
お母さんに似てるって娘が言うから
自分にしたわけで実は誰でもない
鉄橋を描きたくて描きはじめて
進まなくて放置していた画
真ん中に筋肉質の両手を広げた若者を
描こうと思ったけれど
鉄橋を隠してしまうのも難しい
で左端のボーッとした橋桁を
隠そうと自分が立った
泡立草をポツポツと入れた
どこか寂しい
背高泡立草は嫌らしいほど群生して
よく見れば鮮やかな黄色の綺麗な花が
嫌われるほど密生して
勢力を辺り一面延ばしていく
集中したりいじけたり
手抜きしたり雑になったりを
繰り返して描いていると
この花がいとおしく思えてくる
無機質な古びた鉄橋の下に
初めて立ったときの感動が
表せなくて
鉄橋下で迷う
あと3倍ばかり泡立草を描いて
主役を泡立草にしよう
仕上がったら芥川賞の背高泡立草を
読もうと思う
背高泡立草という小説が選ばれた
それにヒントを得て描きかけて
進まない画に泡立草を加えることにした
元々そこに泡立草はあったが
画になら無いふうな存在だった
インパクトが欲しくて後ろ姿の自分を入れた
お母さんに似てるって娘が言うから
自分にしたわけで実は誰でもない
鉄橋を描きたくて描きはじめて
進まなくて放置していた画
真ん中に筋肉質の両手を広げた若者を
描こうと思ったけれど
鉄橋を隠してしまうのも難しい
で左端のボーッとした橋桁を
隠そうと自分が立った
泡立草をポツポツと入れた
どこか寂しい
背高泡立草は嫌らしいほど群生して
よく見れば鮮やかな黄色の綺麗な花が
嫌われるほど密生して
勢力を辺り一面延ばしていく
集中したりいじけたり
手抜きしたり雑になったりを
繰り返して描いていると
この花がいとおしく思えてくる
無機質な古びた鉄橋の下に
初めて立ったときの感動が
表せなくて
鉄橋下で迷う
あと3倍ばかり泡立草を描いて
主役を泡立草にしよう
仕上がったら芥川賞の背高泡立草を
読もうと思う