個展のお誘い

とんでもないことが発覚

年賀状だけの付き合いになっていたかつての親友が
もう10年以上も日本画を描いていた

習い始めたばかりの私に
一緒に個展をやろうかなんて発破をかけてくれた

そんな日がいつか来ればいいなぁ～なんて欲深く考えてしまう

それにもうひとつ

misaちゃんに教えてもらったことがあるんよなんてクスクス笑う
どんなことかよくよく聞き出してみると・・・

洗濯機で運動靴を洗うことだという
大人になって鈍らして子供の運動靴を洗濯機で洗ったことはあるけれど

まだ一層式の多分脱水器の付いていない
ハンドルをくるくる回して使う絞り器の付いた時代ではなかったのだろうか

私はまだ１２～４歳の頃、だとすると
もうそんな前から不精ったれだったのかと愕然

小母ちゃん元気？と聞いてくれた
もう15年ほど前に死んだよ～

そう、優しかったよね～misaちゃんの家に行ったとき
何もないから裏の畑でトマトでも取って来て食べな～って
あのトマト美味しかったよ～

草茫々と生えた裏の畑でトマトと草の背比べ
分け入って入る友もきっと背比べ

友は草の中へ分け入る衝撃が忘れられなかったのかもと思う
でもあの熟したトマトの味は私にとっても忘れられない事実