あれは中学のいつの頃だったかの夏
わがソフトボール部は少し大きな大会へ出場を決めた
運動場で学校あげての壮行会が開かれた
全校生徒の人間アーチのトンネルを
我ら部員は意気揚々なのか恥ずかしながらなのか
みんなの伸ばした手のトンネルを潜って校門を出た
そしてローカル線の電車で国鉄桑名駅に向かった
当時はローカル線なんてイメージでない
通勤時間帯などは隙間もないほどの混雑だった
降りる時など「すみません」「スミマセン」と
人をかき分けかき分け降りなければならない
電車もバスも大事な大事な庶民の脚
国鉄桑名駅から関西線で下った
でその列車がトンネルに入っていく
うす暗くなり煙が客室に流れ込み窓際にいた私は
慌てて窓を閉めようと立ち上がった
その拍子に帽子を飛ばしてしまい
身を乗り出して帽子の行方を探すが
ますます蒸気機関車の猛煙に包まれてしまった
機関車はD51だったのだろうか?
半世紀以上も前の事だ
そのトンネルは大阪の叔父の家からの帰り
トンネルを抜けるとそこは銀世界の雪国だった
それもD51だったのだろうか
冬だからきっと窓は閉まっていたのだろう
昔ばかりを思い出すとそろそろ
認知症の始まりだろうか
大阪帰りはディーゼル機関車だったのだろうか
わがソフトボール部は少し大きな大会へ出場を決めた
運動場で学校あげての壮行会が開かれた
全校生徒の人間アーチのトンネルを
我ら部員は意気揚々なのか恥ずかしながらなのか
みんなの伸ばした手のトンネルを潜って校門を出た
そしてローカル線の電車で国鉄桑名駅に向かった
当時はローカル線なんてイメージでない
通勤時間帯などは隙間もないほどの混雑だった
降りる時など「すみません」「スミマセン」と
人をかき分けかき分け降りなければならない
電車もバスも大事な大事な庶民の脚
国鉄桑名駅から関西線で下った
でその列車がトンネルに入っていく
うす暗くなり煙が客室に流れ込み窓際にいた私は
慌てて窓を閉めようと立ち上がった
その拍子に帽子を飛ばしてしまい
身を乗り出して帽子の行方を探すが
ますます蒸気機関車の猛煙に包まれてしまった
機関車はD51だったのだろうか?
半世紀以上も前の事だ
そのトンネルは大阪の叔父の家からの帰り
トンネルを抜けるとそこは銀世界の雪国だった
それもD51だったのだろうか
冬だからきっと窓は閉まっていたのだろう
昔ばかりを思い出すとそろそろ
認知症の始まりだろうか
大阪帰りはディーゼル機関車だったのだろうか
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