CubとSRと

ただの日記

ちょっと気持ちに余裕ができたので

2019年07月05日 | 重箱の隅
 「しばらく休みます」
 と書いたんですが、少し気持ちの余裕ができたので、また少し、以前に書いたのを再掲。
 やっぱり「機密情報とは何か」です。
 ちょっと長いのですが、全文再掲します。
 その前に、一部だけ。
 ↓
 バカにしていて騙されるのと、真剣に対していてだまされるのと、どちらがいいでしょうか。勿論騙されないのが一番だけれど、所詮この世は「狐と狸の化かし合い」、でしょう?
 ならば「正心誠意」の方が良い。だまされたって、世界は味方になる。集団的自衛権の発動です。
 日本が「正心誠意」という建前を貫いたなら、建前で成り立つ「世界」は日本につかざるを得ない。
 そして、騙した相手をみんなで批難するしかない。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「軍事機密だよ~。」
 
 シナの空母「遼寧」、韓国の軍事衛星、強襲揚陸艦独島、等々についてです。
 ・・・・と書けば、大方の人はこの時点で噴き出されるかもしれない。
 「軍事機密、って言うより、そりゃ『お笑い軍事機密』、って。ネタだろう?」
 まあ、そう言わないで。
 とにかく、まずはこれだけ読んでみて下さい。
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
                  (略)
 D....
 軍事機密をどういう事案で、どのレベルで設定するかというのは大変難しい問題です。
 まずは仮想敵国の兵器の能力、運用の比較問題があるからです。
 また平時と戦時では状況が全く異なるので、そのあたりの考慮も必要です。
 空母遼寧をとりあげます。
 行動能力1週間。沿岸空母ですね。走行速度約20ノット。
 凄まじい鈍足ですね。艦隊を組めば40ノットの新鋭俊足艦も20ノットです。
 なぜかバルチック艦隊を連想させますね。(笑い)
 遼寧はカタパルトがない上、あまりにも遅いため艦載機の発進は風上に向かっての全速が必要です。
 無風の場合は全武装を外し、燃料も3分の1にしなければなりません。
 そして致命的なことは夜間の運用ができません。
 また建造からの年数と、初期設計からの大幅な改造、特にエンジンについては設計重量の4倍となっていることと、船体の切断、接合の繰り返しの影響で、空母全体の構造にゆがみがでる恐れがでていることです。
 ウクライナの鋼板と中国の鋼板は鋼質が違います。武器弾薬フル装備で出港した場合、悪天候で亀裂が発生、沈没という可能性があるのです。
 戦時に夜間の戦闘は不可能、出撃の戦闘機には武装がゼロ、急な舵取りは転覆、亀裂沈没の危険性ありとなれば戦力になりません。
 これは軍事機密ですよね。(笑い)
 韓国では先ほどCさんの話にもありましたが、軍事衛星の情報は提供されていません。
 2013年2月の北朝鮮ミサイル発射情報も韓国には伝えられませんでした。
 軍事GPSが使えないため、データリンクができず、イージスシステムは構築できません。
 よって米韓海軍演習は全く意味がありませんでした。
 この件、韓国政府は必死に隠していましたね。
 戦時に米軍は韓国と共に戦わない、韓国を見捨てたという意思表示ですから、これも大変な軍事機密ですね。(笑い)
 韓国強襲揚陸艦独島が4基のうち2基の発電機が故障、残りの2基で運用していたなんて、万一があれば2万トンもの大型軍艦が漂流なんて漫画になりかねないなんて余命さんが記述した直後、実際にやってしまいました。(大笑い)
 そしてその落ちは、故障の発電機はなんと仮想敵国日本で修理中だったそうです。(大笑い)
 こんな運用をしていることも軍事機密ですね。
 また護衛艦ひゅうがはF35もオスプレイも着艦できないと誰かさんが言ってましたが、米での日米合同演習ではきちんと着艦、収納されておりました。
 つまり甲板は耐熱コートされているということですね。あれ!これ軍事機密かな?(笑い)
 さて空におけるぼかしとカット機密ということですが、思いつくものはないですね。
 テーマはいくつもあるのですが具体的なものというとまだ全てがアバウトなものばかりです。
 防衛省技本のステルス実証機心神プログラムを例に考察してみます。
 ....エンジンはIHIが主契約企業となってアフターバーナーを備えたツイン・ターボファン方式のXF5-1。 最大出力は各約 5トンで、2つ合わせて10トン。
 少なくともエンジンは10~15トンクラスが目標で、これは極秘になりそうですね。
 その他は実際に飛行してデーターを集めてからの作業になります。
 とはいえ各分野の研究開発は並行して進められているので、珍しく、日本のテレビ局が少なくとも10年20年先の話とわざわざ否定的報道していたのとは違って、大幅に時間は短縮されそうです。
 現実に技本での研究開発は、5年が3年、3年が2年という驚異的な速度ですから、エッ!というサプライズがあるかも知れませんよ。(笑い)
                    (略)
 この心神プロジェクトと並行して進められている実戦戦闘機開発について2013年10月市ヶ谷で技術シンポジウムが開かれました。
 例によって日本メディアは総スルーでしたが、中韓の関心は大変なもので、両国ともすぐに国内で報道されたと聞いております。
 半年ほど前の古い記事で結構間違いがあるのですが、少なくとも彼らの見方として参考資料にはなるでしょう。
                    (略)
 (朝鮮日報から)
 24DMUの見た目は世界最強のステルス戦闘機F-22と開発競争で敗れた米国ノースロップ社のYF-23と類 ​​似した形態であることが明らかになり、注目を集めた。
 空中機動性能とステルス性能を一緒に確保する設計がなされたのが特徴で、双発エンジンの戦闘機だ。
 長さ15.7m、幅10.6mで、米国ロッキード·マーティン社のF-35よりも大きく、エンジンの推力も強く、空中戦に優るものと分析される。
 単発エンジンを搭載しているF-35Aのエンジン推力は最大19.5tだが、日本F-3は、エンジン一個あたりの推力が15tで、2つのエンジンの推力の合計は30tを超える。 
                    (略)
  (ここから再び時事日記本文)
 「単発エンジンを搭載しているF-35Aのエンジン推力は最大19.5tだが、日本F-3は、エンジン一個あたりの推力が15tで、2つのエンジンの推力の合計は30tを超える」とさらりと書いてあるけど、これ凄い軍事機密だよね。
 このあとIHIでは8t、10t、15tまで開発が終わっていることが判明、それまでの日本の戦闘機エンジン開発は5tが限界なんてぼかしはぶっ飛んでしまいました。(大笑い)
                   (以下略)
  「ぼかしとカット④軍事機密」
                      ~ 余命3年時事日記より~
   http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2014-07-15
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 「ほら、やっぱり、お笑いネタじゃないか」、と思われた人、今回の日記は「軍事機密だよ~~」という題です。

 「軍事機密」って一体何か。
 敵国に対して不利にならないように隠しておくことですよね。
 自国の隙を知った相手国は当然そこを衝いて来るだろう。それではひとたまりもないから、必死になって隠す。
 だから「軍事機密」。
 「遼寧」号じゃ、物の役に立たない。それを知られると具合が悪いから、必死になって離着陸の様子を流してました。
 韓国は不誠実で信用できないから、とアメリカの軍事衛星からの情報が停められた。それじゃ防御も攻撃も単独でやらざるを得ず、有事の際には全く役に立たない。商用衛星じゃ大まか過ぎるから実戦には使えない。
 独島艦は四基のエンジンの二基が故障していた。このままじゃ下手すると漂流するかも、と言ってたらホントに漂流してしまった。
 これらはみんな軍事機密です、確かに。
 仮想敵国の日本で発電機の修理をしていた、というのは、笑うしかありませんでしたけどね。
 「敵に塩をおくる」、というのは良く言えば天晴れだけれど、悪く言えばお人好し。しかしお互い、嫌な感じは残らない。
 しかし、敵に修理をしてもらう、なんてのは、弾薬を借りて礼を言うどころか、「別に借りなくても良かった」と憎まれ口を叩く国らしいなあ、と。世界が呆れるでしょう。
 不都合は隠す。こんな軍事機密。すぐばれます。
 こんな「軍事機密」もあります。「能ある鷹は爪を隠す」型。
 本当の実力を隠しておく。相手がこちらの実力を分からず焦る。隙ができるから、そこを一気に叩く。
 実力があるところを垣間見せる。後は隠しておく。相手が必要以上に警戒する。過大評価をさせて置いて戦意を喪失させる。
 不都合を隠すのも軍事機密。過大評価をするよう仕向けるのも軍事機密。
 以前に書いた、海底ケーブルソナー網、なんて本当はどこまで敷設されているか分かりません。
 でも、折々に引っ掛かって慌てふためくのを、気のない振りして要所要所で弄んでやる。情報を公開するからこそ、「秘密主義でやっている自分等と同じく、必ず何か隠している筈だ」と思い込む。
 心神のエンジンも二つ併せて推力10tなのに、あろうことか、一基で15t、双発だから30t、と三倍もに過大評価。その評価を追いかけるようにIHIが、やっと開発。これじゃあ、機密どころか「早く開発しろ」と急かされているようなもんです。
 「お笑い軍事機密」も実はとても重要な軍事機密である、ということ。そしてこれは軍事に限らないんだということです。
 政治の世界ならば「世界は腹黒い」と言います。我々一般の社会では「世間は狐と狸の化かし合い」です。
 だますか騙されるか。
 バカにしていて騙されるのと、真剣に対していてだまされるのと、どちらがいいでしょうか。
 勿論騙されないのが一番だけれど、所詮この世は「狐と狸の化かし合い」、でしょう?
 ならば「正心誠意」の方が良い。だまされたって、世界は味方になる。集団的自衛権の発動です。
 日本が「正心誠意」という建前を貫いたなら、建前で成り立つ世界は日本につかざるを得ない。
 そして、騙した相手をみんなで批難するしかない。
 軍事機密はその時大きな力を発揮します。


コメント
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