昨日の続きなんですけどね。
何故機密情報を手に入れようとするか。
「相手の弱点を知ると負けないから」。
確かに。
でも、これ完勝(まるがち)じゃないですから。
千年恨み続けることも、また千年賠償を求め続けることも意外に簡単です。
グチグチ言い続けていると卑しい顔つきになるし、「まどうてください」って言い続けていたら小金が入り続けるから、これまた卑しい顔つきになるけど。
とにかく、それなりの現金収入や良い思いをするから、続けやすい。
けど、完勝、勝つ、ということは大変です。ほんの少しでも油断したら足をすくわれる。早い話が勝ち続けなきゃならない。
勝ち続けるには奇策は使えない。それこそ「体幹」を強くしなければならない。
「体幹」とは言ってみれば「国力」です。で、「国力」とは豊かな資本。
資源もそうだし、技術力もそうだし、文化もそうです。
けれど、中心になるのは「国民の能力と意志」。
敗戦までの日本が強かったのは、少なくとも国民に「力を合わせようとする意志」があったから。
それが良かったのかどうかは知りません。
けれど、間違いなく「しょうがないなあ」とか「言い難い雰囲気があるから」なんて思いながらでも、「我を張るよりもみんなの気持ちを」、と協力した。
力を合わせること。力を合わせるように方向付けしたり、煽ったりするのが政治家の仕事。
それでこの言葉を見る。
↓
「国民が何も知らない中では、国防スタイルの大きな変更は不可能です。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1990年代半ばから少なくともロシアの大きな脅威はなくなりました。このようなことをマスコミは全く報道していません。
日ロ合同演習は回数でいえば、もちろん質と規模は全く違いますが日米合同演習よりも多いのです。
函館、新潟、舞鶴、佐世保、横須賀等、当たり前にロシア艦が入港しています。
日本マスコミは報道しないどころか朝日などは捏造記事を頻発しています。 自衛隊OBに言わせると、「ロシアの脅威を宣伝、国防力の分散が狙いで、中韓の手先ということ」とばっさり切り捨て!
しかし一般国民は何も知りませんでした。
国民が何も知らない中では、国防スタイルの大きな変更は不可能です。
ところが安倍政権となり、中韓関係の悪化により、待望というか懸案の韓国や在日そして反日勢力対策に絶好の機会が訪れました。
それが対ロシア戦略の対中韓戦略への変更です。
そもそも日本自衛隊の国防は戦車、ミサイル、軍艦船すべて北向きでした。 機甲師団の編成も対ロシアを仮想敵国としていたのです。これが全部西と南に移動してしまいました。
そして機甲師団編成も中韓の正規軍対策ではなく在日や反政府勢力対策へ普通化師団編成となり、武装も対ゲリラ戦用に特化しつつあります。
(略)
90年代後半、中国の兵器技術力の上昇は徐々に欧米の脅威となった。
2000年代にはアフリカや東南アジアの兵器市場で競合するようになってきたため、EU諸国は中国への軍事技術の供与を避けるようになった。
ロシアはソ連時代から中国を警戒していたわけだが、関係悪化の中でソ連は崩壊し、背に腹は代えられず兵器を売り、中国はそれを許可もなくコピーした。
中国はロシアのコピー兵器をよりによってパキスタンに作らせ、ロシアに支払っていないライセンスフィーをパキスタンから取った。
パキスタンで作ったものはイスラム諸国に輸出されるため、ロシアにとって中国は「商売敵」になり、ロシアからの武器輸出や技術供与は再び絞られた。
EUも兵器のコアとなるコンポーネント(部品)は渡さなかった。
たとえば、装甲車のエンジンは売ってもトランスミッションの技術供与はしなかった。現在でも中国はオートマチックのトランスミッションを作る技術はない。
したがって、外見だけ見れば西側の装甲車と見紛うほどのものを作るが、技術的にはまだまだ劣っている。
各国の兵器見本市に行き、西側諸国の兵器を詳細に観察、トレンドを認識しながら西側的なものを取り入れ、外観だけ西側諸国の兵器を真似ているにすぎない。いわば“プラモデル”のようなものだ。
(略)
2011年09月27日、「日本とロシア」合同軍事訓練に参加するロシア海軍のミサイル巡洋艦や給油艦なとが舞鶴東港に入港した。
海軍合同訓練に先立ち、ロシア軍の爆撃機2機による、日本列島の周辺空域の1周を実施した。これは自衛隊のスクランブル訓練の合同訓練の一環として日本を一周してもらった。
しかし、これをマスコミはロシアが日本を脅しに来た。日本の軍備拡張がロシア極東地域を刺激していると騒ぎ、日本の軍国化が近隣諸国からアジア全体から批判を浴びている等のデマを必死に飛ばした。
それどころか、マスコミは「日ロの合同軍事演習」だった真実すら伝えない、訂正もしない。よほど、中国と韓国にとって、日本国民に真実を伝えることが都合が悪いようだ。
2013年から、日本とロシア安全保障協議「2+2」がスタートする。今後は中国にハッキリ、中国包囲網の共同合同演習を大規模に行うことが出来る。
(以下略)
「ロシア考察(遺稿メモから)」
~余命3年時事日記より~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「日ロ合同演習は、日米合同演習よりも多い」
、なんて知ってました?
私の頭なんて、「東京急行」止まりでしたよ。
けど、
「日露合同演習が仮想敵としているのはどこの国か」
、なんてことは十分わかりますよ。
間違ってもアメリカ、じゃない。
で、とても重要なこと。
「国民が何も知らない中では、国防スタイルの大きな変更は不可能です。」
この一言はとても大事なことだと思ったので再掲しました。
特定秘密保護法が出来たらどうたらこうたら、と言ってましたけど、結局は民主主義の国は当然の事、そうでない国だって、国民がその気にならなけりゃ何もできない、それが国というものなんだ、ということです。勿論これは国民に全く内緒で何かをすることなど絶対にできない、ということでもあります。
いくら優れた指導者を選ぼうと、いくら政府が巧妙に立ち回ろうと、国民がパーだったら、(或いは何も知らなかったら)一致団結なんてあり得ないし、国力だって全く発揮なんかできない。
だから、それをさせないような工作活動をするのは、間違いなく国を滅ぼす輩だと。
あの新聞社も、あのテレビ局も、と思い浮かべてみるだけでも、意味があるでしょうね。
次の、この考え方はともすれば忘れてしまうことでしょう。
「その脅威がどれくらい脅威かは、冷静に分析すべきである。そのためにまず、中国の兵器開発の背景を知っておく必要がある。」
前半(冷静な分析)は能く聞かれることだし、そうでなくとも
「まあ、ちょっと待て待て。まずは深呼吸」
なんて言います。
けど、
「兵器開発の背景を知っておく必要がある」
ということは滅多に言わない。
「背景」というのは地政学的な国と国との相関関係だけじゃないですよ。もっと大事なことがある。それは「歴史」、です。
「今」ある兵器を見る。
その兵器がどのような成立過程を以てここに在るのか。
・偏執者かと思うくらいに細部にも拘って仕上げようとする国民性の国のもの
・優秀な兵器をバラし、寸分違わぬコピーをつくって大量、安価につくることを可能にする国のもの。
兵器の信用度が全く違うでしょう。その性能の方も、です。使用時には命がかかってるんですからね、大事ですよ。
この兵器自体の信用度を見る上で、その国の「歴史」性を見ることを大事にする。その理由はそこで形成された国民性が兵器に大きく影を落とすからです。
翻って我が国を見ましょう。
我が国の政治を見ましょう。
我々が政治に対してどんな目を持って、どんな思いを以て見ているか。
我々はただの評論家になっていないか。
心理戦、情報戦の餌食になっていないか。
我々は他国の傀儡になっていないか。
何故機密情報を手に入れようとするか。
「相手の弱点を知ると負けないから」。
確かに。
でも、これ完勝(まるがち)じゃないですから。
千年恨み続けることも、また千年賠償を求め続けることも意外に簡単です。
グチグチ言い続けていると卑しい顔つきになるし、「まどうてください」って言い続けていたら小金が入り続けるから、これまた卑しい顔つきになるけど。
とにかく、それなりの現金収入や良い思いをするから、続けやすい。
けど、完勝、勝つ、ということは大変です。ほんの少しでも油断したら足をすくわれる。早い話が勝ち続けなきゃならない。
勝ち続けるには奇策は使えない。それこそ「体幹」を強くしなければならない。
「体幹」とは言ってみれば「国力」です。で、「国力」とは豊かな資本。
資源もそうだし、技術力もそうだし、文化もそうです。
けれど、中心になるのは「国民の能力と意志」。
敗戦までの日本が強かったのは、少なくとも国民に「力を合わせようとする意志」があったから。
それが良かったのかどうかは知りません。
けれど、間違いなく「しょうがないなあ」とか「言い難い雰囲気があるから」なんて思いながらでも、「我を張るよりもみんなの気持ちを」、と協力した。
力を合わせること。力を合わせるように方向付けしたり、煽ったりするのが政治家の仕事。
それでこの言葉を見る。
↓
「国民が何も知らない中では、国防スタイルの大きな変更は不可能です。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1990年代半ばから少なくともロシアの大きな脅威はなくなりました。このようなことをマスコミは全く報道していません。
日ロ合同演習は回数でいえば、もちろん質と規模は全く違いますが日米合同演習よりも多いのです。
函館、新潟、舞鶴、佐世保、横須賀等、当たり前にロシア艦が入港しています。
日本マスコミは報道しないどころか朝日などは捏造記事を頻発しています。 自衛隊OBに言わせると、「ロシアの脅威を宣伝、国防力の分散が狙いで、中韓の手先ということ」とばっさり切り捨て!
しかし一般国民は何も知りませんでした。
国民が何も知らない中では、国防スタイルの大きな変更は不可能です。
ところが安倍政権となり、中韓関係の悪化により、待望というか懸案の韓国や在日そして反日勢力対策に絶好の機会が訪れました。
それが対ロシア戦略の対中韓戦略への変更です。
そもそも日本自衛隊の国防は戦車、ミサイル、軍艦船すべて北向きでした。 機甲師団の編成も対ロシアを仮想敵国としていたのです。これが全部西と南に移動してしまいました。
そして機甲師団編成も中韓の正規軍対策ではなく在日や反政府勢力対策へ普通化師団編成となり、武装も対ゲリラ戦用に特化しつつあります。
(略)
90年代後半、中国の兵器技術力の上昇は徐々に欧米の脅威となった。
2000年代にはアフリカや東南アジアの兵器市場で競合するようになってきたため、EU諸国は中国への軍事技術の供与を避けるようになった。
ロシアはソ連時代から中国を警戒していたわけだが、関係悪化の中でソ連は崩壊し、背に腹は代えられず兵器を売り、中国はそれを許可もなくコピーした。
中国はロシアのコピー兵器をよりによってパキスタンに作らせ、ロシアに支払っていないライセンスフィーをパキスタンから取った。
パキスタンで作ったものはイスラム諸国に輸出されるため、ロシアにとって中国は「商売敵」になり、ロシアからの武器輸出や技術供与は再び絞られた。
EUも兵器のコアとなるコンポーネント(部品)は渡さなかった。
たとえば、装甲車のエンジンは売ってもトランスミッションの技術供与はしなかった。現在でも中国はオートマチックのトランスミッションを作る技術はない。
したがって、外見だけ見れば西側の装甲車と見紛うほどのものを作るが、技術的にはまだまだ劣っている。
各国の兵器見本市に行き、西側諸国の兵器を詳細に観察、トレンドを認識しながら西側的なものを取り入れ、外観だけ西側諸国の兵器を真似ているにすぎない。いわば“プラモデル”のようなものだ。
(略)
2011年09月27日、「日本とロシア」合同軍事訓練に参加するロシア海軍のミサイル巡洋艦や給油艦なとが舞鶴東港に入港した。
海軍合同訓練に先立ち、ロシア軍の爆撃機2機による、日本列島の周辺空域の1周を実施した。これは自衛隊のスクランブル訓練の合同訓練の一環として日本を一周してもらった。
しかし、これをマスコミはロシアが日本を脅しに来た。日本の軍備拡張がロシア極東地域を刺激していると騒ぎ、日本の軍国化が近隣諸国からアジア全体から批判を浴びている等のデマを必死に飛ばした。
それどころか、マスコミは「日ロの合同軍事演習」だった真実すら伝えない、訂正もしない。よほど、中国と韓国にとって、日本国民に真実を伝えることが都合が悪いようだ。
2013年から、日本とロシア安全保障協議「2+2」がスタートする。今後は中国にハッキリ、中国包囲網の共同合同演習を大規模に行うことが出来る。
(以下略)
「ロシア考察(遺稿メモから)」
~余命3年時事日記より~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「日ロ合同演習は、日米合同演習よりも多い」
、なんて知ってました?
私の頭なんて、「東京急行」止まりでしたよ。
けど、
「日露合同演習が仮想敵としているのはどこの国か」
、なんてことは十分わかりますよ。
間違ってもアメリカ、じゃない。
で、とても重要なこと。
「国民が何も知らない中では、国防スタイルの大きな変更は不可能です。」
この一言はとても大事なことだと思ったので再掲しました。
特定秘密保護法が出来たらどうたらこうたら、と言ってましたけど、結局は民主主義の国は当然の事、そうでない国だって、国民がその気にならなけりゃ何もできない、それが国というものなんだ、ということです。勿論これは国民に全く内緒で何かをすることなど絶対にできない、ということでもあります。
いくら優れた指導者を選ぼうと、いくら政府が巧妙に立ち回ろうと、国民がパーだったら、(或いは何も知らなかったら)一致団結なんてあり得ないし、国力だって全く発揮なんかできない。
だから、それをさせないような工作活動をするのは、間違いなく国を滅ぼす輩だと。
あの新聞社も、あのテレビ局も、と思い浮かべてみるだけでも、意味があるでしょうね。
次の、この考え方はともすれば忘れてしまうことでしょう。
「その脅威がどれくらい脅威かは、冷静に分析すべきである。そのためにまず、中国の兵器開発の背景を知っておく必要がある。」
前半(冷静な分析)は能く聞かれることだし、そうでなくとも
「まあ、ちょっと待て待て。まずは深呼吸」
なんて言います。
けど、
「兵器開発の背景を知っておく必要がある」
ということは滅多に言わない。
「背景」というのは地政学的な国と国との相関関係だけじゃないですよ。もっと大事なことがある。それは「歴史」、です。
「今」ある兵器を見る。
その兵器がどのような成立過程を以てここに在るのか。
・偏執者かと思うくらいに細部にも拘って仕上げようとする国民性の国のもの
・優秀な兵器をバラし、寸分違わぬコピーをつくって大量、安価につくることを可能にする国のもの。
兵器の信用度が全く違うでしょう。その性能の方も、です。使用時には命がかかってるんですからね、大事ですよ。
この兵器自体の信用度を見る上で、その国の「歴史」性を見ることを大事にする。その理由はそこで形成された国民性が兵器に大きく影を落とすからです。
翻って我が国を見ましょう。
我が国の政治を見ましょう。
我々が政治に対してどんな目を持って、どんな思いを以て見ているか。
我々はただの評論家になっていないか。
心理戦、情報戦の餌食になっていないか。
我々は他国の傀儡になっていないか。