6月1日(土)
6時25分から55分まで散歩。
昨日の予報では雨の心配はなし、暑いくらい、と。
実際、散歩の往復で既にその辺は間違いなさそうな感触。
暑くなるくらいだからSRで出る。でも午前中から山間部に向かうので、風通しのいい服は着ない方がいい。
滅多に着ることのないツーリング用の部分メッシュジャケットに木綿の薄手の襟付きシャツ。
・・・だけでは寒いかもしれない、ウィンドブレーカー持って行こうか?
ま、首からの風の侵入を防ぐことができればそのうち昼になる、それまでの辛抱。
と考えてバンダナ一枚持って行く。
家を出て二百メートル足らず。五十メートルくらいで決定。
バス停で早速バンダナを首に巻く。
9時に出るつもりだったが洗濯物を干していたらやっぱり遅くなって、出たのは9時半過ぎ。
西脇の道の駅、駐車場を通り抜けただけで北に向かう。串物の店を開いてなかったため。
多可町で目指す鯖寿司と巻きずしの入ったパックを買う。鯖寿司が四つだけ入っただけのパックも一つ。
目標を早々と達成(大袈裟な!)したので引き返そうかとも思ったのだが、まだ11時過ぎ。さらに北上を続ける。
鶏の唐揚げを肴にしよう。でもあれは日曜だけだったかな?
まあいい、その時は素直に折り返そう。欲張って豊岡まで行ったりしないように!
唐揚げ四百円。損得尽くで考えれば随分な無駄遣い。だが、あれだ、「バスに乗って遠方のスーパーまで大安売りの食品を買いに行く主婦」。
目的は「唐揚げ四百円」ではない。「バスに乗って遠方(のスーパー)まで」、にある。
バイクが十台前後停まっていた。みんな五、六十代。夫婦でそれぞれに乗ってきた人や、久し振りに調整をしたからという人も。同じく目的は「バイクで走ること」という一言に尽きるだろう。
高齢者やリターンライダーが多いと言われるバイクの事故。
今、バイクを買う人の8割近くが三十代以上なのだそうだ。
つまり絶対数が多いのだ。逆に人数の少ない二十代までの事故率は高齢者の事故率に引けを取らないか、それ以上。
経験年数の浅さと高齢による能力低下を比べたら、若者の方が運動神経の良さと体力がある分、却って分が悪いというのは少し考えれば分かること。
つい己を過信したり無理をしたりするのが若者。だが、歳を取ると怖気づき、体力もついて行かなくなる。
ついでながら。
三十数年前は「二輪車の事故多し」という注意看板がそこら中に在った。
これは「四輪車の事故が少ない」ということではない。
「二輪車の関連する事故の比率は高い」が、交通事故件数全体では(二輪車自体が少ないから)多くはないということもできる。逆に四輪車の絡まない事故はほぼない、のだから。
もう一つついでに。
今から五十数年前。中学校の交通安全教室で警察の人の講話。
「毎年、交通事故で一万人の死者が出ます。四年間でこの町が消滅するということです」。
これ以上車が増えたらどうなることだろう、と思ったけれど、車は激増したが交通事故死は激減した。
車の性能向上?取り締まりの強化?道路整備?運転技術?
勿論、それらも大いに関係しているだろうけれど、一番重要なのはルールではなくマナー意識の向上だろう。
「智に働けば角が立つ 情に棹差せば流される」
交通ルールを振りかざすとぎくしゃくする。グループツーリングでみんなに合わせようとすると事故を起こす。
「街中は当然ながら、いつも周囲に思い遣りを」
・・・・・できたら9割9分、事故はなくなる(だろうなあ~)。