CubとSRと

ただの日記

塵も積もれば

2020年03月17日 | 重箱の隅
2010.06/02 (Wed)

 今日は本当に世間話。というより、そこら辺に転がっている素朴な疑問です。
 題名は「塵も積もれば」としましたが、これは子供の頃から「どうも大人の言うことは」と、ずっと思っていたことの一つです。
 「塵も積もれば山となる」・・・・ならないだろう、「塵」だもの。
 「一円を嗤う者は一円に泣く」というのは感覚として、分かる。一円、一万個集めたら、一万円です。けど、塵が積もったって富士山にはならん。
 なんて、天邪鬼なことを思っていたんですが、「子供」ですからね、その程度の理解枠(理解能力)しか、持ってないんですよ。

 「能力」とはよく言ったもので、「元からある」ものではない。「能(よ)くする力」というのは、「それについて得意である」ということで、それは「習練によって身につく力」という意味を持っています。「思い通りに・上手に」する力。「能力」。
 子供は頭が悪いんです、みんな。まだ、社会を把握していない。「枠」が小さすぎるか、「枠」が完成されてないか、です。
 完成されていないのを、枠を作り上げている大人は善意に誤解して、「子供は枠にとらわれないで素晴らしい!天才だ!」なんて言うわけですが、それはただの「お人好し」、単なる事実誤認です。

 「能」も、「能天気」となると、ちょっと意味が違ってきて、「天気が能い」、つまり「おめでたい」ということですね。「脳天気」は、ちょっと気味が悪い。
 「いがいにやるねえ」を、「以外にやるねえ」と書く人がいます。
 「思った以上に」だから「思いの外、やる」という意味で書いているんだろうけれど、「以外」は「以ての外」。境界をあらわす。「おもいの外」なら「意(おもい)の外」と書くのが本当です。
 
 「決して」を「けして」と書くのも変です。確かに「決して」は打ち消すためにつかう言葉だから、打ち消しなら「けして」?・・・・変です。
 「女王」を「じょうおう」、「体育」を「たいく」、「雰囲気」を「ふいんき」。
 どこかのブログで見たんですが、我々は一つの語句を、「文字の並び」
としてとらえず、かたまりとしてとらえる。だから、文字順が変であっても、気がつきにくいのだ、とか。「気がつきにくい」、の「つきにくい」を、「つきくにい」と書いてあっても、注意しなければ流し見てしまうし、気がついても校正ミス、と善意に解釈する。

 さて、ここで素朴な疑問です。思いつくままに。
 今日(1日)、辞任するかも、ということで、朝からそのニュースばかりだったんですが、鳩山総理。朝、官邸前で、「この国難に対して、力を合わせ、全力で~」などと言っていたのですが、はて?
 
 素朴な疑問、その1
 国難って、一体どれのこと?先頭切って、断乎とした対応を執る、と言っていた韓国哨戒艦沈没のこと?それとも、普天間基地が動かせないこと?口蹄疫封じに全力を注ぐってこと?いや、やっぱり、総理やめろ!20パーセント切ったぞ!と言われたこと?でも、それは国難じゃないよね?多過ぎて分からないよ。

 素朴な疑問、その2
 先日、慌てて、二回目の沖縄訪問をしたけど、あの時、通過点に反対派の人々が終結して抗議運動やってました。危険だから、スピード上げて、走り抜けたら、「逃げた、逃げた」ってやってたけど。ゆっくり走ってたら「ケンカ売ってんのか」となりますよ。
 気になるのは、あの黄色の紙に赤で、「怒」と書いてあったやつ。書いたんでなくて、印刷だったでしょう?気になるんですよね、色画用紙って高いんですよ。画用紙でなくても、色付きの紙は割高です。あれを誰かが大量に買い込んで、「怒」、一文字だけ、印刷。そうすると、あれ、もう遣いまわしはできない。あれは、あの瞬間のために、用意をした、ということですよね。たった一回、あれだけのために。用意した人、用意に遣ったお金。どこから出たんでしょう。中に慌てて逆さまに出してた人がいたのには笑うしかなかったけど。
 ついでだけど、そこらじゅうでやってたみたいに、何度も流してましたね。逆さまの「怒」が必ず映っていたから、同じところだったんですね。ということは、あんまり金はかかってないのかな?そうか。何台もカメラを持ち込んで、マルチ録画みたいにやったテレビ局が、一番金がかかったわけか。

 素朴な疑問その3
 これは、タイ。初めて国王の存在を全く無視したデモだった、と言われるあの大騒動。「デモ」っていうのは、シュプレヒコールとかデモ行進とか、だと思ってたけど、あんなに長い、難民キャンプみたいなデモ(?)、初めて見ました。みんな赤いシャツ着て、そこらに寝泊りして。
 70年安保の頃、学校を占拠して「解放区」と称していたのと、そっくりでした。前首相の支持をする、北部の人々だったんだそうですが、テレビを見ると、何とも気楽そうな顔して食事なんか摂ってる。
 北部の貧しい仕事のない人々が、タイ市街のど真ん中で自炊している。その金はどこから?彼等の着ていた赤いシャツは誰が用意したのか。お揃い、ですよ。さらには、武器まで持っている。鎌や鍬、じゃないですよ。銃ですよ、それも猟銃ではない。変でしょう?前首相はけちで、金を出す筈はない、と言われているのに。

 となると、援助したのは外国、ということになる。そんな酔狂なことをする国?・・・と言えば、謀略を常とする国、社会主義国家、か・・・。なるほどね。北部に接している国か。社会主義イコール侵略主義の国。
 
 やっぱり、「塵も積もれば山となる」、のは正解なんでしょうか。
 ただし、あまりにも「脆い山」。「風が吹」けば、簡単に形が変わる。そよ風くらいで十分なんでしょうね。山、というより、やっぱり吹き溜まり。
 投票率が70パーセントくらいになれば、「民主党?そんなのあった?」と言われるくらい、跡形もなくなるんでしょうか。

 というわけで、世間話、でした。
 「あ~っ!時間の無駄だった。読むんじゃなかった」と思うのは、ぐっとこらえて下さい。

 そしたら、今日(2日)、急転直下の辞任劇。「国民が聞く耳持たなくなった」「自分は間違ったことはしてない!」
 結局「お飾り」に終始した人はいなくなっても、もう一人の「院政」は何も変わらないんだから。安心なんかできない。塵の積もってできた山に、登山なんかできない。

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