CubとSRと

ただの日記

ちょっと気持ちに余裕ができたので

2019年07月05日 | 重箱の隅
 「しばらく休みます」
 と書いたんですが、少し気持ちの余裕ができたので、また少し、以前に書いたのを再掲。
 やっぱり「機密情報とは何か」です。
 ちょっと長いのですが、全文再掲します。
 その前に、一部だけ。
 ↓
 バカにしていて騙されるのと、真剣に対していてだまされるのと、どちらがいいでしょうか。勿論騙されないのが一番だけれど、所詮この世は「狐と狸の化かし合い」、でしょう?
 ならば「正心誠意」の方が良い。だまされたって、世界は味方になる。集団的自衛権の発動です。
 日本が「正心誠意」という建前を貫いたなら、建前で成り立つ「世界」は日本につかざるを得ない。
 そして、騙した相手をみんなで批難するしかない。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「軍事機密だよ~。」
 
 シナの空母「遼寧」、韓国の軍事衛星、強襲揚陸艦独島、等々についてです。
 ・・・・と書けば、大方の人はこの時点で噴き出されるかもしれない。
 「軍事機密、って言うより、そりゃ『お笑い軍事機密』、って。ネタだろう?」
 まあ、そう言わないで。
 とにかく、まずはこれだけ読んでみて下さい。
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
                  (略)
 D....
 軍事機密をどういう事案で、どのレベルで設定するかというのは大変難しい問題です。
 まずは仮想敵国の兵器の能力、運用の比較問題があるからです。
 また平時と戦時では状況が全く異なるので、そのあたりの考慮も必要です。
 空母遼寧をとりあげます。
 行動能力1週間。沿岸空母ですね。走行速度約20ノット。
 凄まじい鈍足ですね。艦隊を組めば40ノットの新鋭俊足艦も20ノットです。
 なぜかバルチック艦隊を連想させますね。(笑い)
 遼寧はカタパルトがない上、あまりにも遅いため艦載機の発進は風上に向かっての全速が必要です。
 無風の場合は全武装を外し、燃料も3分の1にしなければなりません。
 そして致命的なことは夜間の運用ができません。
 また建造からの年数と、初期設計からの大幅な改造、特にエンジンについては設計重量の4倍となっていることと、船体の切断、接合の繰り返しの影響で、空母全体の構造にゆがみがでる恐れがでていることです。
 ウクライナの鋼板と中国の鋼板は鋼質が違います。武器弾薬フル装備で出港した場合、悪天候で亀裂が発生、沈没という可能性があるのです。
 戦時に夜間の戦闘は不可能、出撃の戦闘機には武装がゼロ、急な舵取りは転覆、亀裂沈没の危険性ありとなれば戦力になりません。
 これは軍事機密ですよね。(笑い)
 韓国では先ほどCさんの話にもありましたが、軍事衛星の情報は提供されていません。
 2013年2月の北朝鮮ミサイル発射情報も韓国には伝えられませんでした。
 軍事GPSが使えないため、データリンクができず、イージスシステムは構築できません。
 よって米韓海軍演習は全く意味がありませんでした。
 この件、韓国政府は必死に隠していましたね。
 戦時に米軍は韓国と共に戦わない、韓国を見捨てたという意思表示ですから、これも大変な軍事機密ですね。(笑い)
 韓国強襲揚陸艦独島が4基のうち2基の発電機が故障、残りの2基で運用していたなんて、万一があれば2万トンもの大型軍艦が漂流なんて漫画になりかねないなんて余命さんが記述した直後、実際にやってしまいました。(大笑い)
 そしてその落ちは、故障の発電機はなんと仮想敵国日本で修理中だったそうです。(大笑い)
 こんな運用をしていることも軍事機密ですね。
 また護衛艦ひゅうがはF35もオスプレイも着艦できないと誰かさんが言ってましたが、米での日米合同演習ではきちんと着艦、収納されておりました。
 つまり甲板は耐熱コートされているということですね。あれ!これ軍事機密かな?(笑い)
 さて空におけるぼかしとカット機密ということですが、思いつくものはないですね。
 テーマはいくつもあるのですが具体的なものというとまだ全てがアバウトなものばかりです。
 防衛省技本のステルス実証機心神プログラムを例に考察してみます。
 ....エンジンはIHIが主契約企業となってアフターバーナーを備えたツイン・ターボファン方式のXF5-1。 最大出力は各約 5トンで、2つ合わせて10トン。
 少なくともエンジンは10~15トンクラスが目標で、これは極秘になりそうですね。
 その他は実際に飛行してデーターを集めてからの作業になります。
 とはいえ各分野の研究開発は並行して進められているので、珍しく、日本のテレビ局が少なくとも10年20年先の話とわざわざ否定的報道していたのとは違って、大幅に時間は短縮されそうです。
 現実に技本での研究開発は、5年が3年、3年が2年という驚異的な速度ですから、エッ!というサプライズがあるかも知れませんよ。(笑い)
                    (略)
 この心神プロジェクトと並行して進められている実戦戦闘機開発について2013年10月市ヶ谷で技術シンポジウムが開かれました。
 例によって日本メディアは総スルーでしたが、中韓の関心は大変なもので、両国ともすぐに国内で報道されたと聞いております。
 半年ほど前の古い記事で結構間違いがあるのですが、少なくとも彼らの見方として参考資料にはなるでしょう。
                    (略)
 (朝鮮日報から)
 24DMUの見た目は世界最強のステルス戦闘機F-22と開発競争で敗れた米国ノースロップ社のYF-23と類 ​​似した形態であることが明らかになり、注目を集めた。
 空中機動性能とステルス性能を一緒に確保する設計がなされたのが特徴で、双発エンジンの戦闘機だ。
 長さ15.7m、幅10.6mで、米国ロッキード·マーティン社のF-35よりも大きく、エンジンの推力も強く、空中戦に優るものと分析される。
 単発エンジンを搭載しているF-35Aのエンジン推力は最大19.5tだが、日本F-3は、エンジン一個あたりの推力が15tで、2つのエンジンの推力の合計は30tを超える。 
                    (略)
  (ここから再び時事日記本文)
 「単発エンジンを搭載しているF-35Aのエンジン推力は最大19.5tだが、日本F-3は、エンジン一個あたりの推力が15tで、2つのエンジンの推力の合計は30tを超える」とさらりと書いてあるけど、これ凄い軍事機密だよね。
 このあとIHIでは8t、10t、15tまで開発が終わっていることが判明、それまでの日本の戦闘機エンジン開発は5tが限界なんてぼかしはぶっ飛んでしまいました。(大笑い)
                   (以下略)
  「ぼかしとカット④軍事機密」
                      ~ 余命3年時事日記より~
   http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2014-07-15
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「ほら、やっぱり、お笑いネタじゃないか」、と思われた人、今回の日記は「軍事機密だよ~~」という題です。

 「軍事機密」って一体何か。
 敵国に対して不利にならないように隠しておくことですよね。
 自国の隙を知った相手国は当然そこを衝いて来るだろう。それではひとたまりもないから、必死になって隠す。
 だから「軍事機密」。
 「遼寧」号じゃ、物の役に立たない。それを知られると具合が悪いから、必死になって離着陸の様子を流してました。
 韓国は不誠実で信用できないから、とアメリカの軍事衛星からの情報が停められた。それじゃ防御も攻撃も単独でやらざるを得ず、有事の際には全く役に立たない。商用衛星じゃ大まか過ぎるから実戦には使えない。
 独島艦は四基のエンジンの二基が故障していた。このままじゃ下手すると漂流するかも、と言ってたらホントに漂流してしまった。
 これらはみんな軍事機密です、確かに。
 仮想敵国の日本で発電機の修理をしていた、というのは、笑うしかありませんでしたけどね。
 「敵に塩をおくる」、というのは良く言えば天晴れだけれど、悪く言えばお人好し。しかしお互い、嫌な感じは残らない。
 しかし、敵に修理をしてもらう、なんてのは、弾薬を借りて礼を言うどころか、「別に借りなくても良かった」と憎まれ口を叩く国らしいなあ、と。世界が呆れるでしょう。
 不都合は隠す。こんな軍事機密。すぐばれます。
 こんな「軍事機密」もあります。「能ある鷹は爪を隠す」型。
 本当の実力を隠しておく。相手がこちらの実力を分からず焦る。隙ができるから、そこを一気に叩く。
 実力があるところを垣間見せる。後は隠しておく。相手が必要以上に警戒する。過大評価をさせて置いて戦意を喪失させる。
 不都合を隠すのも軍事機密。過大評価をするよう仕向けるのも軍事機密。
 以前に書いた、海底ケーブルソナー網、なんて本当はどこまで敷設されているか分かりません。
 でも、折々に引っ掛かって慌てふためくのを、気のない振りして要所要所で弄んでやる。情報を公開するからこそ、「秘密主義でやっている自分等と同じく、必ず何か隠している筈だ」と思い込む。
 心神のエンジンも二つ併せて推力10tなのに、あろうことか、一基で15t、双発だから30t、と三倍もに過大評価。その評価を追いかけるようにIHIが、やっと開発。これじゃあ、機密どころか「早く開発しろ」と急かされているようなもんです。
 「お笑い軍事機密」も実はとても重要な軍事機密である、ということ。そしてこれは軍事に限らないんだということです。
 政治の世界ならば「世界は腹黒い」と言います。我々一般の社会では「世間は狐と狸の化かし合い」です。
 だますか騙されるか。
 バカにしていて騙されるのと、真剣に対していてだまされるのと、どちらがいいでしょうか。
 勿論騙されないのが一番だけれど、所詮この世は「狐と狸の化かし合い」、でしょう?
 ならば「正心誠意」の方が良い。だまされたって、世界は味方になる。集団的自衛権の発動です。
 日本が「正心誠意」という建前を貫いたなら、建前で成り立つ世界は日本につかざるを得ない。
 そして、騙した相手をみんなで批難するしかない。
 軍事機密はその時大きな力を発揮します。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

諜報活動の目的、実は・・・・

2019年07月03日 | 重箱の隅
 昨日の続きなんですけどね。
 何故機密情報を手に入れようとするか。
 「相手の弱点を知ると負けないから」。
 確かに。
 でも、これ完勝(まるがち)じゃないですから。
 千年恨み続けることも、また千年賠償を求め続けることも意外に簡単です。
 グチグチ言い続けていると卑しい顔つきになるし、「まどうてください」って言い続けていたら小金が入り続けるから、これまた卑しい顔つきになるけど。
とにかく、それなりの現金収入や良い思いをするから、続けやすい。
 けど、完勝、勝つ、ということは大変です。ほんの少しでも油断したら足をすくわれる。早い話が勝ち続けなきゃならない。
 勝ち続けるには奇策は使えない。それこそ「体幹」を強くしなければならない。
 「体幹」とは言ってみれば「国力」です。で、「国力」とは豊かな資本。
 資源もそうだし、技術力もそうだし、文化もそうです。
 けれど、中心になるのは「国民の能力と意志」。
 
 敗戦までの日本が強かったのは、少なくとも国民に「力を合わせようとする意志」があったから。
 それが良かったのかどうかは知りません。
 けれど、間違いなく「しょうがないなあ」とか「言い難い雰囲気があるから」なんて思いながらでも、「我を張るよりもみんなの気持ちを」、と協力した。

 力を合わせること。力を合わせるように方向付けしたり、煽ったりするのが政治家の仕事。
 それでこの言葉を見る。
  ↓
 「国民が何も知らない中では、国防スタイルの大きな変更は不可能です。」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 1990年代半ばから少なくともロシアの大きな脅威はなくなりました。このようなことをマスコミは全く報道していません。
 日ロ合同演習は回数でいえば、もちろん質と規模は全く違いますが日米合同演習よりも多いのです。
 函館、新潟、舞鶴、佐世保、横須賀等、当たり前にロシア艦が入港しています。
 日本マスコミは報道しないどころか朝日などは捏造記事を頻発しています。 自衛隊OBに言わせると、「ロシアの脅威を宣伝、国防力の分散が狙いで、中韓の手先ということ」とばっさり切り捨て!
 しかし一般国民は何も知りませんでした。
 国民が何も知らない中では、国防スタイルの大きな変更は不可能です。
 ところが安倍政権となり、中韓関係の悪化により、待望というか懸案の韓国や在日そして反日勢力対策に絶好の機会が訪れました。
 それが対ロシア戦略の対中韓戦略への変更です。
 そもそも日本自衛隊の国防は戦車、ミサイル、軍艦船すべて北向きでした。 機甲師団の編成も対ロシアを仮想敵国としていたのです。これが全部西と南に移動してしまいました。
 そして機甲師団編成も中韓の正規軍対策ではなく在日や反政府勢力対策へ普通化師団編成となり、武装も対ゲリラ戦用に特化しつつあります。
 
                    (略)
 90年代後半、中国の兵器技術力の上昇は徐々に欧米の脅威となった。
 2000年代にはアフリカや東南アジアの兵器市場で競合するようになってきたため、EU諸国は中国への軍事技術の供与を避けるようになった。
 ロシアはソ連時代から中国を警戒していたわけだが、関係悪化の中でソ連は崩壊し、背に腹は代えられず兵器を売り、中国はそれを許可もなくコピーした。
 中国はロシアのコピー兵器をよりによってパキスタンに作らせ、ロシアに支払っていないライセンスフィーをパキスタンから取った。
 パキスタンで作ったものはイスラム諸国に輸出されるため、ロシアにとって中国は「商売敵」になり、ロシアからの武器輸出や技術供与は再び絞られた。
 EUも兵器のコアとなるコンポーネント(部品)は渡さなかった。
 たとえば、装甲車のエンジンは売ってもトランスミッションの技術供与はしなかった。現在でも中国はオートマチックのトランスミッションを作る技術はない。
 したがって、外見だけ見れば西側の装甲車と見紛うほどのものを作るが、技術的にはまだまだ劣っている。
 各国の兵器見本市に行き、西側諸国の兵器を詳細に観察、トレンドを認識しながら西側的なものを取り入れ、外観だけ西側諸国の兵器を真似ているにすぎない。いわば“プラモデル”のようなものだ。
                  (略)
 2011年09月27日、「日本とロシア」合同軍事訓練に参加するロシア海軍のミサイル巡洋艦や給油艦なとが舞鶴東港に入港した。
 海軍合同訓練に先立ち、ロシア軍の爆撃機2機による、日本列島の周辺空域の1周を実施した。これは自衛隊のスクランブル訓練の合同訓練の一環として日本を一周してもらった。
 しかし、これをマスコミはロシアが日本を脅しに来た。日本の軍備拡張がロシア極東地域を刺激していると騒ぎ、日本の軍国化が近隣諸国からアジア全体から批判を浴びている等のデマを必死に飛ばした。
 それどころか、マスコミは「日ロの合同軍事演習」だった真実すら伝えない、訂正もしない。よほど、中国と韓国にとって、日本国民に真実を伝えることが都合が悪いようだ。
 2013年から、日本とロシア安全保障協議「2+2」がスタートする。今後は中国にハッキリ、中国包囲網の共同合同演習を大規模に行うことが出来る。
 
                  (以下略)
 
    「ロシア考察(遺稿メモから)」
                       ~余命3年時事日記より~
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「日ロ合同演習は、日米合同演習よりも多い」
 、なんて知ってました?
 私の頭なんて、「東京急行」止まりでしたよ。
 けど、
 「日露合同演習が仮想敵としているのはどこの国か」
 、なんてことは十分わかりますよ。
 間違ってもアメリカ、じゃない。
 で、とても重要なこと。
 「国民が何も知らない中では、国防スタイルの大きな変更は不可能です。」
 この一言はとても大事なことだと思ったので再掲しました。
 特定秘密保護法が出来たらどうたらこうたら、と言ってましたけど、結局は民主主義の国は当然の事、そうでない国だって、国民がその気にならなけりゃ何もできない、それが国というものなんだ、ということです。勿論これは国民に全く内緒で何かをすることなど絶対にできない、ということでもあります。
 いくら優れた指導者を選ぼうと、いくら政府が巧妙に立ち回ろうと、国民がパーだったら、(或いは何も知らなかったら)一致団結なんてあり得ないし、国力だって全く発揮なんかできない。
 だから、それをさせないような工作活動をするのは、間違いなく国を滅ぼす輩だと。
 あの新聞社も、あのテレビ局も、と思い浮かべてみるだけでも、意味があるでしょうね。

 次の、この考え方はともすれば忘れてしまうことでしょう。
 「その脅威がどれくらい脅威かは、冷静に分析すべきである。そのためにまず、中国の兵器開発の背景を知っておく必要がある。」
 前半(冷静な分析)は能く聞かれることだし、そうでなくとも
 「まあ、ちょっと待て待て。まずは深呼吸」
 なんて言います。
 けど、
 「兵器開発の背景を知っておく必要がある」
 ということは滅多に言わない。
 「背景」というのは地政学的な国と国との相関関係だけじゃないですよ。もっと大事なことがある。それは「歴史」、です。
 「今」ある兵器を見る。
 その兵器がどのような成立過程を以てここに在るのか。
 ・偏執者かと思うくらいに細部にも拘って仕上げようとする国民性の国のもの
 ・優秀な兵器をバラし、寸分違わぬコピーをつくって大量、安価につくることを可能にする国のもの。
 兵器の信用度が全く違うでしょう。その性能の方も、です。使用時には命がかかってるんですからね、大事ですよ。
 この兵器自体の信用度を見る上で、その国の「歴史」性を見ることを大事にする。その理由はそこで形成された国民性が兵器に大きく影を落とすからです。
 翻って我が国を見ましょう。
 我が国の政治を見ましょう。
 我々が政治に対してどんな目を持って、どんな思いを以て見ているか。
 我々はただの評論家になっていないか。
 心理戦、情報戦の餌食になっていないか。
 我々は他国の傀儡になっていないか。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ついで、というわけじゃないけれど

2019年07月02日 | 重箱の隅
 カブの調子を見ることも兼ねて、買い物に出ようと思っていた。
 が、とにかく陰鬱な空だ。風がなくて、湿度が高くて、おまけに温度も高い。
 とにかく物事が動いてないような感じが何とも言えない。
 
 反対ならどうだろう。風が強く、乾いた冷たい空気だったら・・・。
 やりきれないな、そんなのは。
 やっぱりお化け屋敷や怪談は夏に限る。
 風がなくて湿度も温度も高ければ、景色は動かないけど、じっとしてたって流れる汗で状況は変化する。寒々しい雰囲気の中で凍り付くより、汗流してドキドキしている方が生きている感じがある。
 降らないという予報ではあるけれど、バイクで出て雨に遭って、という可能性、なきにしもあらず。雨具まで持って出る気はない。
 先々月は2回、先月は0回、脚や腰が痛いのを理由に、散歩に行ってない。
 「じっとしてたって良くならない、少しでも身体を動かさなければ」
 、と急に殊勝なことを考えて、一ヶ月ぶりに散歩に出ることにした。
 帰って来て、天気が良くなっていれば買い物に行く、なんてのも良いかもしれない。
 昨日「情報」について思い出したことを書いたので、「情報の捉え方について以前書いたことを見直してみることにした。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 2014年3月21日の日記から
 冷戦時、北方から三日にあげず正体不明の飛行機が領空侵犯をしそうな勢いで南下して来ていました。
 その中に、一ヶ月から三ヶ月に一度くらいの割合で、領空すれすれ、時には領空を一直線に南下し、東京の上空まで来て太平洋上(公海上)に出て、また北上して日本から離れていく飛行機(爆撃機、偵察機等)がある。
 その気になれば、東京を爆撃できるぞ、ということです。これを当時、「東京急行(TokyoExpress)」と呼んでいました。(そういえば、どなたかHNにされてますね)
 確か、皇居上空に差し掛かりそうなこともあったと記憶してるんですが。
 正体不明、と言ったって、そんなもん、北からやって来る飛行機って、当時、ソ連以外にないでしょう?正体不明と言ってるだけで、そりゃ呼び掛けに応えないからそういうだけです。
 領空侵犯か、それに近いものだから、空自はスクランブルを掛ける。
 情報が入って数分後には飛び立ち、追尾する。勿論退去勧告をする。
 それに対し、例の国籍不明機は全く知らん顔して飛行を続け、いよいよ空自が「威嚇射撃をするぞ」、と伝えた時、さっと公海上に出てしまう。
 何でこんなことをするのでしょうか。
 挑発でしょうか?尖閣沖の何処かの国みたいに?
 これ、諜報活動の一環なんですね。
 最新鋭の飛行機で来るんです。
 領空侵犯となればスクランブルがかかる。追尾したけど追いつかなかった、なんてことになったら負けたのと同じだから、日本の方も、最新鋭の飛行機を使う。
 そこで領空侵犯機は、その追尾してくる空自機の速度、対応能力のデータを収集する。
 こうやって集めた情報で以て、有事の際にはどう対処するか計画を立てる。
 「敵を知り己を知らば百戦すと雖もあやうからず」って奴ですね。
 以前に書いたシナの潜水艦が「日本の列島線を突破した」というのが何を意味していたのか、ということも同じ観点から見ることができる。
 「東京急行」や、シナの潜水艦のような、いかにも情報収集、といった、正面切ってのやり方もあれば、先日の秘密情報の大量廃棄書類を全て手に入れて分析をする、といったものもある。
 またスパイ大作戦さながらの諜報活動もあれば、勿論、どこかの国の得意なハニートラップみたいなのもあります。
 そして、ここが実は大事なところなんですが、情報は、双方が貴重なものと思っているとは限らない、ということです。
 例えば日本が必死になって隠そうとしていることが他国には筒抜けであっても、特に問題にはならないことってある。
 相手にとって重要ではないからです。
 ということは、逆もある、ということです。
 一番大きいのは、だから(?)産業機密を漏らしてしまうことです。
 
 そうやって考えてみると、「特定秘密保護法」というのは、秘密事項の軽重を判別するためにつくられたもの、と言えるかもしれません。
 なんだか変な言い方をしましたが、「軽重を判別するためにつくられたもの」
 、の主語は、「外国が」、です。
 これが分からなかったから、機密情報が大量に廃棄されたんだし、折角韓国が手に入れて、喜び勇んでシナに献上したけれど、何でもかんでも一緒くたで、解析作業は困難を極めたわけでしょう?
 「じゃ、特定秘密保護法なんてない方が良いんじゃないか?相手が混乱するから」
 なんてことをマスメディアは言いそうです。
 勿論そんなバカなことはない。
 そもそも機密情報が大量に廃棄されること自体が、信じられないほどおバカな行為なんですから。
 やっぱり情報収集活動も正面切って、の方が良いです。
 自衛隊は生きた心地もしないでしょうけど、少なくとも国民はまっすぐに自衛隊を信じることができます。
 心理戦、情報戦、等を中心にして、情報収集活動もどんなに汚い手を使ってもやる、というのは、誰も信じられなくなります。揚句には国を信じられなくなる。そうやって国が崩壊すれば相手は「勝った」、ということになるわけです。
 「今回は負けたけど、次は勝つぞ」
 となるのと
 「もう、どうでもいいや。日本なんかなくなっちまえばいいんだ」
 となるのと。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

というわけで

2019年07月01日 | バイク 車 ツーリング
 やっと雨の上がった今日だけど、梅雨前線の雲は低いらしく、標高400メートルほどのこの辺りは未だ雲の中。
 勿論、筋斗雲のように乗れそうな雰囲気ではなく、ただ、靄の中に景色が沈んでいて先が見えない。
 でも雨は降ってないし。
 卵がないから買いに行こう、という名目でカブを出す。
 チョークレバーは全く引かなくても一発でエンジンが掛かるようになったが、掛かってしばらくはかなり高回転で回っている。
 その後回転が落ち着いてくる。
 が、温度や湿度に影響されることは結構あるみたいで、しばらく暖機運転をした後でも、「暖機運転が足りない」みたいに止まりかけることがある。
 今日は温度も湿度も高いからどうかな、と思ったら、やっぱり数日前とは音が違う。
 調子は、良い。
 買い物を済ませてUターン。
 で、ほんの少しアイドリングを高めてみた。
 数十キロ乗って見なければどんな感じになっているか、は、はっきりとは分からない。
 明日、買い物がてら、様子を見てみよう。

 やっぱりもう少しの間、ドライバーを持って出た方が良いようだ。

 何だか、今日もまた、どうでもいいようなことを書いている。
 が、実はこういうのって、意外に重要情報だったりする。
 以前に辛坊治郎氏が言っていた。
 「内閣情報調査室、ってのに行ったことがあるんですよ。日本にはCIAとかKGBとかMI6とか言うような諜報組織がないから、内閣調査室がその仕事をしてるみたいなもんです。でね、すごい厳重なセキュリティーになっててその部屋に入ったんだけど、中に大きなテーブルがあって、そこに週刊誌、週刊誌だよ、置かれてるの。それが秘密情報源だって。『辛坊さん。ここで見たことは口外しないでください、機密情報だから』って。誰が言うか!そんなもん。恥ずかしいわ!」
 これ、辛坊治郎氏のネタの一つみたいだけど、この話を聞いた時、妙に納得した記憶がある。
 大事なことは隠そうとする。そのために大変な努力をしているから、そう簡単にそれを見つけることはできない。だから諜報活動が必要になる。
 けれど逆に言えば、隠そうと努力すればするほど「それ」は空白状態になって見えなくなる代わりに、輪郭・全容が明らかになってしまう、ということだ。
 
 ベスビオ火山の噴火で埋もれてしまったポンペイの街を発掘した時、火山灰の中にあった不思議な穴に石膏を流し込んだら、降灰に埋もれて死んだ人々の形が浮かび上がった、という話が似た感じかもしれない。
 週刊誌の中にある野次馬根性丸出しの話、ただの与太話、面白おかしい世間の寸評、当時の流行の実態、等々。
 同調バイアスの掛かったどこかの大新聞社の社説なんかよりもよっぽど大きな情報が見つかるんじゃないか。

 カブのエンジンの調子だって、こうやって何てことないようなこともちゃんと書いておけば・・・・・。

 強引過ぎたか・・・・。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする