宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「宮城米の新たな魅力発見」米を使った料理講習会開催

2010年12月27日 14時59分10秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 宮城県では,米の新しい食べ方の提案を通じて,宮城米の消費拡大と食料自給率の向上を図るため,「宮城米の新たな魅力発見」と題してライスブレッドクッカー(三洋電機(株)製「GOPAN」)の試作実演会を実施しています。これにあわせて,村田町生活研究グループ連絡協議会が米粉利用に関する研修会を実施,会員21名が出席し調理実習・意見交換を行いました。
 「GOPAN」は,三洋電機(株)から2台借用しており,12月から3月までイベントを実施することになっています。村田町での研修会が県内第1回目で,出席者のみなさんの期待・注目が集まっていました。
 普及センターからは,県産食材の生産振興及び消費の拡大を図るとともに,食料事情やみやぎの食材への理解を深め,それぞれの立場で食料自給率の向上に向け行動しようという趣旨の「みやぎ食料自給率向上県民運動」について紹介しました。また,米粉製粉技術の向上により,多様な食材への活用ができるようになったことを説明し,パン,菓子類,惣菜等での米粉活用をすすめました。カタチをかえて少しずつでもお米を食べることによって,食料自給率が向上するということで,家庭や身近でできる自給率向上運動推進を呼びかけました。
 調理実習は,「GOPAN」で焼いた基本の米パン,米粉を活用して蒸しブラウニー,はくさいとかぶのシチュー,チヂミをつくり,試食・意見交換を行いました。
 米パンについては,どこにでもある米粒からパンが焼き上がることに驚きの声があがり,「思っていた以上にパンらしく,おいしい。」「古米の利用にぜひ使いたい。」とのことでした。米粉を使った料理についても,「米粉を使っていろんなことができることがわかった。ウチでもやってみようと思う。」と大好評でした。
 普及センターでは各種情報の提供等により今後も生活研究グループの活動を支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

繭細工勉強会で干支の「卯(うさぎ)」づくり

2010年12月27日 14時18分16秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 栗原市内の繭クラフト製作者17名で構成する栗原繭加工研究グループが,平成22年12月7日に今年度2回目の「繭細工勉強会」を開催しました。今回の制作テーマは,来年の干支「卯(うさぎ)」。会員が持参した試作品や普及センターの用意した資料を参考に,活き活きと作品づくりに取り組み,可愛らしい「うさぎ」の繭細工が次々と完成していきました。
 今回の勉強会をもとに,それぞれが持ち帰ってアレンジし,地域の直売所や3月に開催される繭クラフトの一大イベント「シルクフラワーフェスタin志津川」等に出品する予定です。また,今回試作した「うさぎ」も含めた会員の作品は,県の栗原合同庁舎のロビーにも展示され,来庁者の目を楽しませています。


かわいらしい干支①

かわいらしい干支②

かわいらしい干支③

合庁内にディスプレイ

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター  先進技術班
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-5795・6144


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4,5月どり寒玉系キャベツの安定生産を目指して現地検討会開催

2010年12月27日 14時05分28秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 JA栗っこでは加工・業務用キャベツの生産拡大を目指して,全農みやぎと農業・園芸総合研究所の支援のもと,4,5月どり寒玉系キャベツの安定生産を推進しています。集落営農組織を主な普及対象と考えていることから,栗原市高清水地区の萱刈営農組合に試験ほ場を設置しました。当組合は土地利用型野菜導入による集落営農の発展を目指しており,普及センターとしても積極的に支援しています。
 11月26日にJA栗っこ主催で,営農指導員,生産者を対象とした現地検討会が開催されました。試験ほ場には,4月どり寒玉系として「彩音」「夢舞台」「TCA」の3品種,5月どり寒玉系として「さつき王」「さつき女王」の2品種が栽培されています。当日は,農業・園芸総合研究所から品種の特徴や試験区のねらいについて説があり,その後生育状況や今後の管理について検討しました。
 2品種とも,生育は順調で,今後は春先の追肥や防除作業が重要です。この作型は品薄になる4月下旬から5月上旬どりを目標にしており,今回の品種は関東で普及している品種に比べて柔らかいことから,加工・業務用としても有望です。JA栗っこでは山から平地のリレー体系により長期間安定した生産量を確保するキャベツの産地化を目指しており,普及センターとしてもJAや関係機関と連携しながら集落営農組織を中心に本作型の普及を図っていきたいと考えています。


品種ごとに時期をずらして定植

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「あおばの恋にひとめぼれ」ごはんパン開発会議を開催

2010年12月27日 09時18分44秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成


 平成21年の秋から作付けされた小麦新品種「あおばの恋」は,製麺性に優れた硬質小麦で,そのほとんどが登米市で栽培されています。
 登米普及センターでは,登米市で育った「あおばの恋」のPRと地域特産品に育てるため,平成22年12月16日に登米市産「あおばの恋」と登米市産環境保全米「ひとめぼれ」ごはんで作る「ごはんパン」の商品化を各直売所等のパン屋さんに提案する新商品開発会議を開催しました。
 参加した市内7カ所のパン屋さんは,普及センターが準備したごはんパン試作品をほおばりながら,その食感とおいしさにビックリしながら,新たな商品開発について熱心に意見交換を行いました。
 今後,商品開発の検討会を重ね,各直売所等のオリジナル新商品として「地産地消ごはんパン」食べ歩き(直売所巡り)を提案していく予定です。
 普及センターでは,今後も作物の生産振興と地域が行う地産地消活動を支援していきます。

   宮城県登米農業改良普及センター
   〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
   電話:0220-22-8603  FAX:0220-22-7522 
   E-mail: tmnokai@pref.miyagi.jp



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

登米市水稲直播栽培研修会を開催しました

2010年12月27日 09時14分13秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成22年11月30日に,登米市の中田農村環境改善センターを会場に登米市,登米市農業振興協議会,JAみやぎ登米,JA南三陸,登米農業改良普及センターの主催により「平成22年度登米市水稲直播栽培研修会」を開催し,登米市内を中心に水稲生産者や関係機関等約130人が参加しました。
 始めに古川農業試験場水田利用部稲作班長より「水稲直播栽培の種類とその特徴について」と題した講演があり,様々な方式がある水稲直播栽培のそれぞれの特徴やメリット・デメリット,栽培上の注意点等がわかりやすく説明されました。
 続いて,普及センターより平成22年の登米市内での水稲直播栽培の取組状況や生育状況等について情報提供し,その後,既に直播栽培に取り組んでいる生産者からの事例紹介と意見交換をパネルディスカッション形式で行いました。
 「湛水直播」のうち“カルパーコーティング種子を土中条播する方式”及び“鉄コーティング種子を無人ヘリで散播する方式”,「乾田直播」のうち“麦播種用のグレーンドリルで播種する方式”の3通りの先進的取組み者がパネラーとなり,普及センター職員を座長にそれぞれの取組み紹介や意見交換を行いました。
 パネラーからは,取組みに至った経緯や工夫している点等を説明いただき,水稲直播栽培に取組み始めた生産者や今後取り組もうとする生産者等からは,雑草対策などの活発な質問・意見が出され,直播栽培の普及拡大に向けて弾みとなる研修会となりました。
 今後も普及センターでは,省力・低コストの水稲生産技術である直播栽培の普及に向けて支援を行っていきます。


   宮城県登米農業改良普及センター
   〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
   電話:0220-22-8603  FAX:0220-22-7522 
   E-mail: tmnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする