宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

南三陸町で初めて干し柿の硫黄くん蒸処理が行われる

2010年12月09日 19時06分56秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 南三陸町では中山間地域の園芸振興を図るため,有志らの手により干し柿作りへの取組みが始まっており,今年春には柿の苗木の新植もしています。
 このほど,町内童子下集落の女性グループが,将来の干し柿生産に備えて経験を積むため,既存の樹から収穫した自家消費用の干し柿に,硫黄くん蒸処理を行いました。
 硫黄くん蒸処理は,干し柿の黒変とカビの発生を防ぐため広く行われていますが,南三陸町内では今回が初めての試みです。
 処理にあたっては,昔しいたけ乾燥用に使われたという木箱を使い,共同作業で皮むきした果実を並べて密閉し,所定の量,所定の時間で硫黄を燃やしました。
 くん蒸が終わった果実はきれいに黒ずみが取れており,作業に立ち会った女性たちからは,こういう干し柿を私たちが作れるとは思わなかった,という感想が聞かれました。
 今後,干し柿を他所に販売できる商品とするには,衛生管理の徹底など注意を要する点が多々あり,普及センターでは課題の解決に向けて農業者らの活動を支援していきます。  

本吉農業改良普及センター地域農業班
TEL 0226-46-6902
FAX 0226-46-5140


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ホテルシェフが”直売所の農畜産物”を使って販路拡大研修会!!

2010年12月09日 15時11分05秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 美里農業改良普及センターでは,大崎市田尻の農産物直売所「安心市場さくらっこ」を支援し,生産者と商工関係者の連携を強めて,農畜産物の利活用を提案するため,「ビストロさくらっこ」と称して,販路拡大研修会を開催しました。
 講師に一流ホテルのシェフを迎え,直売所に出荷された地元の農畜産物を食材として,褐毛和種(あか牛)を使ったカレーや,先に美里農業改良普及センターとシェフとで共同作成したレシピを基にした旬の野菜を使った冷製パスタ,オムレツなど,家庭でも取り組める3品を実演していただきました。
 講師を務めたシェフからは,「新鮮な野菜の味,季節の野菜を活かしながら,料理するのがコツ」とアドバイスがあり,また参加者からは,「食材が活かされていて,とてもおいしい。自宅でも料理に挑戦してみたい。」との意見があり,期待以上に好評なものとなりました。
 美里農業改良普及センターでは,地域の農畜産物を通じて生産者,消費者,実需者をつなぐ活動とともに,直売所の活性化に向けて支援を実施していきます。
<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115
FAX 0229-32-2225



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