気仙沼市廿一地区では、地元酒造業者とタイアップして酒造好適米「蔵の華」の生産を行っています。生産者は「清流蔵の華廿一会」を組織して、栽培技術の向上に努めるとともに田植え体験などの消費者交流事業にも取り組んできました。
このたび、酒造好適米の収量安定と品質向上を図るため栽培検討会を開催しました。
JA南三陸担当者からは、農産物検査結果や酒造業者との意見交換などの情報提供を行い、また、更なる作付拡大を呼びかけました。
普及センターでは、農産物検査結果や栽培履歴のデータをJAから事前に提供してもらい、会員の栽培状況等について確認したところ、斑点米カメムシ類の適期防除や適正な追肥がなされていないケースが見られました。今後は、これらのことを改善していくとともに、土づくりにも重点を置くこととし、普及センターでは土壌分析などの支援を行っていくこととしました。
<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0341宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044