平成24年2月14日,市内の小麦生産者15人が参加し,豊里の「あおばの恋」栽培ほ場及びJAみやぎ登米豊里支店を会場に「小麦あおばの恋栽培検討会」を開催しました。
今年の小麦は,低温や積雪の影響により生育が遅れているほ場が目立ち,一部のほ場では,葉が部分的に枯れたり,褐色や紫色になっている株も見られました。 また,雪が早く解けたほ場では白鳥等の食害が目立ち,地上部がきれいに剪葉された様になっていました。 生産者からは収量が心配と不安の声が聞かれましたが,今の時期の食害は,ほとんど減収につながらないとの説明を受け,安心していました。
5か所のほ場を見学した後,支店の会議室に移動し,総合検討を行いました。
当普及センターからは現在の生育状況と今後の管理について,また古川農業試験場の研究員からは収量とタンパク質含有率を高める施肥方法について,最新の研究成果の報告がありました。
参加した生産者は,新しい施肥方法に高い関心を示し,実需者が期待する小麦を提供するためにも,高品質の「あおばの恋」生産に意気込んでいました。
普及センターでは,高品質麦生産に向け,生産者・関係機関一体となった取り組みを今後とも進めていきます。
〈連絡先〉
宮城県登米農業改良普及センター
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603
FAX:0220-22-7522