仙台市花卉園芸振興協議会では,市内花き生産者のレベルアップを目的に,1月31日にJAみやぎ登米管内で視察研修会を開催しました。
仙台市内の花き生産者は,市場出荷のほか直売所やイベントでの販売等直接販売が多いのが特徴です。特にお盆やお彼岸の需要期に合わせて行われる販売会には多くのお客様が列を作り,需要に供給が追いつかないほどです。さらに,JA直売所がリニューアルオープンし,年間を通じて花の需要が高まってきました。
今年度は,東日本大震災で津波被害を受けた生産者もおり,特にトルコギキョウの生産が大幅に減少しました。被害を受けた生産者はヘドロの除去や除塩対策を実施し,生産力の回復に努力しているところです。今回の研修では,冬期間の切花栽培について学び,年間を通じて「仙台の花」を消費者に提供できるようになることを目的に開催しました。
今後,生産力が回復し,新たな品目や作型が導入されてより多くの花を消費者に提供できるよう,普及センターでも支援を行なっていきます。
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
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