宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

火山噴火における降灰対策に関する研修会を開催しました。

2015年10月27日 09時44分43秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 平成27年9月17日(木)に大河原合同庁舎を会場に「火山噴火のおける降灰対策に関する研修会」を開催しました。
 この研修会は,本県の蔵王山において,平成27年4月13日に噴火警報(火口周辺)(※平成27年6月16日噴火警報解除)が発表されたことから,噴火を想定した農作物被害軽減対策等の知識習得が喫緊の課題として,降灰対策を指導している講師を招き,降灰への対応に関する研修会を開催したものです。
 この研修会の開催にあたっては,一般社団法人 全国農業改良普及支援協会の普及活動情報基盤整備事業「広域連携・活動支援システムの構築」現地支援活動として実施しました。
 研修会には,県内の市町担当者,普及指導員の合計35名の参加がありました。はじめに,鹿児島県の農業専門普及指導員の花牟禮理文(はなむれのりふみ)氏から桜島の噴火における降灰対策に関して実際の被害状況,降灰対策の具体的な対応について現地の映像を活用した講演をしていただきました。次に大河原地方振興事務所農業振興部で立ち上げたワーキンググループの取組内容とワーキンググループで作成した「火山噴火を想定した降灰技術対策」資料の内容について説明を行いました。最後に,講師の花牟禮氏を助言者として,降灰対策における普及活動の実際について総合検討会を行いました。
 今回の研修会の参加者からは,桜島の実際の降灰対策が大変参考となったなどの意見が出されました。
 普及センターでは,今回の内容を踏まえ,ワーキンググループで作成した「蔵王山噴火を想定した農業技術対策」の普及及び技術対策資料の内容充実を行い有事の際における降灰対応に準備を進めていきます。


講演の様子①


講演の様子②


総合検討会の様子

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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若手女性農業者が集合 - 加工体験研修会を開催 -

2015年10月27日 09時22分47秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 亘理農業改良普及センターは、地域特産物の付加価値向上と女性農業者の活動支援を目的として平成27年10月16日に岩沼市農村環境改善センターにおいて、岩沼市及び岩沼市生活研究グループ連絡協議会との共催で「農産物の付加価値向上を目的とした加工体験研修会」を開催しました。
 研修会に出席した8名の若手女性は、岩沼市農村環境改善センターの登録講師大谷四郎氏の指導のもと、豆腐づくりに挑戦しました。使用した「ミヤギシロメ」は豆腐にした時の仕上がりが白くきれいな色になることや、凝固剤の種類によって豆腐の味が違うことなど、参加された方々は作業の合間の「豆知識」に熱心に耳を傾けていました。
 会場では、自家野菜の料理は毎日の作業だけれど豆腐づくりは初めてという声や、豆腐は適温で作業しなければ上手く仕上がらないことがわかってとても勉強になったという声が聞かれました。
 生活研究グループの活動について今まで知らなかったという参加者がほとんどでしたが、この研修会が農産物加工を含む農村女性の活動に積極的に参加していく第一歩になることを期待します。
 普及センターは若い女性農業者の活躍のため、今後も支援していきます。

          
  
<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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「蔵王山噴火を想定した農業技術対策」に関する資料を作成

2015年10月27日 09時17分43秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 平成27年8月「蔵王山噴火を想定した農業技術対策」に関する資料が完成しました。
 この資料は,大河原地方振興事務所農業振興部内に設置した「蔵王山噴火を想定した農業技術対策を検討するワーキンググループ(平成27年4月27日要領設置)」が作成しました。
 ワーキンググループは,平成27年4月13日に宮城県の蔵王山に噴火警報(火口周辺)(※平成27年6月16日噴火警報解除)の発表を受け,火山噴火に伴う火山灰の降灰による農作物被害への技術対策等の検討,現地調査をつうじ,現地で使える降灰対策技術の資料を作成するため設置しました。
 ワーキンググループのメンバーは作物,野菜等の品目別及び市町担当の15名で構成しています。
資料作成までに4回実施し,降灰対策に関する技術内容の検討を行ってきました。
 技術対策資料は,5つの項目で構成し,①農畜産物への降灰対策,②泥流対策,③噴火被災生産者意向調査表,④農業用水位置,⑤参考資料(鹿児島県における桜島の降灰被害と対策(鹿児島県提供))となっています。
普及センターでは,今回作成した「蔵王山噴火を想定した農業技術対策」の普及,資料内容の充実を行い有事の際における降灰対応への準備を進めていきます。


ワーキンググループ活動①


ワーキンググループ活動②


完成した農業技術対策

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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