宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

はじめての乾田直播栽培!収量何俵とれるかな?~現地検討会を開催しました~

2015年10月02日 10時08分05秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 当普及センターでは今年,1ha規模の大区画化ほ場で初めて「水稲乾田直播栽培」を導入した(農)井土生産組合に対し,生育調査を通して技術支援を行っています。水稲乾田直播ほ場の収穫前の状況を確認し,栽培技術に対する理解を深めるため,平成27年9月28日(月),水稲直播現地検討会を開催しました。当普及センター管内からは,生産者約10名が参加し,各ほ場の生育状況や管理方法,予想される収量について熱心に話し合いました。
 現地検討会では,はじめに参加者全員に水稲乾田直播ほ場の収量を予想してもらいました。移植栽培とほとんど変わらない成熟期の様子を見て,参加者の方々は「7俵!」「8俵!」と真剣に収量を予想し,特に初めて乾田直播ほ場を見た参加者からは「移植栽培と同等の収量を確保できるのではないか」との驚きの声も上がりました。次に,普及センターから播種方法や雑草防除・水管理のポイント,適期刈り取りの励行について説明を行いました。鈴木組合長からは,「省力化が図れたうえに,想定以上の収量が予想されるので,翌年も面積を増やしていきたい」と,水稲乾田直播栽培に懸ける熱い想いをお話いただきました。
 今回の参加者は,今後乾田直播栽培を導入していきたいという意向を持つ生産者が多く,実際にほ場を見て栽培方法や取り組んだ生産者の話を聞くことで,水稲乾田直播栽培への理解を深めることができたものと思われます。
 当普及センターでは今後も,水稲直播栽培に取り組む意欲のある生産者を対象に,研修会や現地検討会を開催し,一層の技術向上を支援していく予定です。
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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もち種子生産者の巡回を行いました

2015年10月02日 08時10分04秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 いわでやま水稲採種組合の真山地区を対象にもち種子生産者の巡回を9月14日と18日に行いました。真山地区は県内で唯一もち種子の生産を担っていますが,平成25年と26年の2年間,もち種子に異品種が混入する等の事故が発生しました。本年度は改善方策として,既にもち種子生産ほ場の団地化を進めたほか,収穫機や乾燥機の清掃研修会を実施しています。
 今回は巡回により,収穫作業前の乾燥機の清掃実施状況の確認を行いました。生産者から乾燥機の清掃実施状況の聞き取りを行い,昇降機や張込口の内部に籾が残っていないか目視で確認しました。
 真山地区の生産者は,「今年こそは異品種の混入のない,良質な種子を供給したい」と強い意気込みで取り組み,清掃に励んでいました。
 今後も普及センターでは,優良種子生産へ向けた取り組みを支援していきます。



<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班 
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910

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