宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

平成29年産宮城白石産ササニシキ復活プロジェクト新米試食会の開催

2017年10月11日 18時52分53秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成29年10月5日,白石市小原温泉「ホテルいずみや」において,新米ササニシキ試食会が開催されました。平成元年度に食味日本一となった白石市産ササニシキの復活を目指して,7名の栽培者で構成されるプロジェクトメンバ-が白石市の地方創生事業の支援を受けて行った取り組みの一つです。試食会には,市内を中心とした旅館,飲食店,郵便局等の関係者や一般消費者の計50名が招待され,今までの取り組みの経緯の説明の後に試食が行われました。

 栽培者によると今年の作柄は「平年よりも1俵少ないが品質は良好。」とのことで,試食に供された新米はササニシキの品種の特性が良く表れた香りや食味であり,出席者から大変好評でした。

 同プロジェクトは,昨年度から農家数5戸,栽培面積3.5haで取り組みが開始され,今年度は7戸6.5haへ取組が拡がりました。昨年度に同プロジェクトで生産されたササニシキは,食味分析コンクール都道府県代表お米選手権で特別優秀賞を受賞して大きく注目されました。

 普及センターでは,栽培農家の現地巡回を継続して実施しており,今後も実需者から高い評価が得られるように支援を行っていきます。

  
   現地指導        「試食メニュー」

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第1班
      TEL:0224-53-3219 FAX:0224-53-3138


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障がい者雇用による異業種法人の農産物生産

2017年10月11日 11時49分50秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 株式会社KDDIエボルバでは,東松島市に「幸(さち)満(み)つる郷(さと) KDDIエボルバ野蒜」という農産物栽培拠点を設け,平成29年5月より障がい者を雇用して営農を開始しています。このたび事務棟の完成に伴い,お披露目会が9月26日に開催されました。
 「幸満つる郷」は,東松島市より津波被災住宅跡地約3haを借受け,ブルーベリー,加工用トマト,サツマイモ,えだまめ,ベビーリーフ(鉄骨ハウス)等を栽培しています。今回新設された事務棟には,事務室,休憩室,研修室のほか,加工室も設けられており,将来ブルーベリーのジャムやサツマイモの加工品等も検討しています。
 KDDI会長やKDDIエボルバ社長からは,「障がい者を雇用して農業を始めたところであるが,農業は初めての取組であり,地域の農業法人や関係機関に多大な御協力をいただいている。雇用の人数も順次増やしていきたいと考えているので,今後ともよろしくお願いしたい。」とのあいさつがありました。
 普及センターでは,農福連携の推進を含めて,今後とも協力していきたいと考えています。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター
  TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999

 


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