宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

新たな水稲奨励品種「だて正夢」が収穫されました。

2017年10月26日 16時55分42秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 宮城県の新たな水稲奨励品種「だて正夢」は,アミロース含有率10%前後の低アミロース米で“食味の良さ”と「もっちり」した“粘り強さ”が特徴で,炊きたてはもちろん,冷めた状態でも甘みと粘りがあり,良い舌触りが保たれます。

 平成30年からの一般作付けを前に,本年,プレデビューとして県内では「だて正夢」約50haが作付けされ,亘理農業改良普及センター管内では名取市,岩沼市,亘理町で計4haが作付けされました。

 平成29年9月21日に亘理町の「だて正夢」が管内で最初に収穫され,品質検査では全量一等米となりました。 

 収穫された「だて正夢」は,今後試験販売される予定で,全国の実需者や消費者に向けてその食味と食感の素晴らしさをPRしていきます。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 

 


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仙台秋保醸造所で醸造用ぶどうセミナーが開催

2017年10月26日 13時17分11秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 宮城県内では,仙台秋保醸造所を中心に県内各地でワイナリーの創業や醸造用ぶどうの栽培が広がっており,平成28年度には生産・流通・行政など多様な機関によって「宮城県ワイン産地形成広域連携協議会」(以下「協議会」という。)が設立されました。仙台秋保醸造所では,協議会の活動の一環として新規の醸造用ぶどう栽培者やワイン造りの担い手の育成に向け,平成29年8月末から醸造用ぶどうセミナーを開催しています。
 平成29年10月17日(火)には第3回セミナーが開催され,ワイナリーコンサルタントの「(有)マザーバインズ」の寺田氏及び石塚氏を講師に,栽培(垣根仕立栽培の樹冠管理や収穫作業)や醸造(発酵資材や亜硫酸の役割)に関する講義が行われました。今回は,収穫作業について重点を置いた講義であったことに加え,仙台秋保醸造所で栽培されている醸造用ぶどうがちょうど収穫期を迎えつつあることから,講義終了後には,園地において参加者ら自らがぶどうの房の硬さや食味を確認し,収穫期の判定方法を体感することができました。
 協議会では,年12回程度のセミナーの他にも,ワイナリーの施設整備や新品種の試験栽培などに取り組んでいくこととしています。

 

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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JA仙台利府地区で恒例の新米試食会が開催されました

2017年10月26日 13時13分04秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成29年10月16日(月),利府町保健福祉センターにおいて,JA仙台利府地区稲作部会主催で恒例の新米試食会が開催され,利府町副町長,JA仙台組合長,利府高校生ら学校関係者,消費者など約40人ほどが参加しました。
 今回は,利府町野田地区で生産された「ひとめぼれ」,「ササニシキ」と「つや姫」の3品種が試食として出されましたが,品種あてクイズも行われ,楽しい試食会となりました。
 始めに地元の稲作部会長さんから,「自分の家の米は9俵を超えたものが多く,不順な天候だったが,収穫は作況以上だった。今日の米もおいしいのでたくさん食べてもらいたい。」と挨拶があり,部会長の技術の高さに驚かされた方が多かったようです。
 出席者の高校生から,「いつも食べてる品種と他の品種との違いを初めて意識して食べて楽しかったし,どれもおいしく,難しかった」とコメントをもらい,品種あてクイズで全問正解した方には景品が配られたようです。
 利府町内産の米が昔献上米だったということなので,普及センターではおいしい利府米の生産を今後ともJAや生産者と一体となり,支援してまいります。


出席者の試食の様子

〈連絡先〉                                 
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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鳥獣被害対策地域リーダー育成研修会が大和町で開催されました

2017年10月26日 13時08分05秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成29年10月5日に鳥獣被害対策の地域リーダー育成研修会が大和町で開催されました。この研修会は、国の事業を活用して、農文協が主催したもので、国、県、市町村等の担当者が30人ほど参加していました。
 内容は、農研機構西日本農業研究センターの鳥獣害対策技術グループの江口祐輔グループ長を招いて、講演会と現地での指導が行われました。講演会では、「イノシシから農作物を守る」と題して、イノシシの行動と生態を研究してきたことからわかった被害対策をていねいに説明してもらいました。その中では、①イノシシは防護柵を押し倒したり破壊したり飛び越えたりするが、まず最初の行動は「くぐり抜け」であること、②イノシシの鼻の力は雌で60kg位、雄で70kg以上の重さを持ち上げること、③忌避効果のある匂い・音・光などは、一時的に警戒するだけで、その後はイノシシは侵入しているのが現状であり、匂いなどが誘引物質として働いてしまうこともあること など研究の知見から指摘がありました。また、イノシシは色盲で赤は灰色に見えているのでレーザー光線は意味がなく、人的被害の方が心配であるとも説明がありました。
 その後、現地で防護柵等の設置状況を視察し、公園の入り口など工夫した点を褒めてもらいましたが、もうひと工夫でもっと良いものになるなどアドバイスを受けました。
 普及センターでは、講師から指導を受けた,「ステップ1:野生鳥獣の誘引物(エサ)の除去」→「ステップ2:田畑を効果的に囲う」→「ステップ3:適切な捕獲」の総合的な対策がとれるよう市町村等と連携を図ってまいります。


講師の江口グループ長  


工夫された講演入口の柵

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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