色麻町では以前から自家用として「えごま」が栽培,消費されていました。町では地域特例作物として「えごま」の生産振興を図っており,平成29年は67名の生産者によって26haの「えごま」が栽培されています。
色麻町えごま栽培推進協議会では,えごまの栽培技術の習得,品質および生産性の向上を図るため,栽培講習会や研修会,生育調査を行っています。また色麻町産業開発公社で加工品の開発・販売を行っていますが,健康への意識の高まりから「えごま」の人気が高まり,供給量が不足している状況です。
平成29年は,一部のほ場では湿害による生育不良が見られるなど,8月の長雨が「えごま」の生育に及ぼす影響が心配されていたところです。10月12日からコンバインによる収穫作業が始まりましたが,収穫作業を行った生産者は「子実は少し小さめに感じるが,思ったほどは減収していないようだ」と話しながら,刈り取ったえごまの子実を手早く乾燥場所に広げていました。
普及センターでは,今後とも「えごま」の安定的な生産と加工品の開発について,関係機関と連携しながら支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910