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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

亘理町のカーネーション生産者が相互にほ場視察を実施

2018年05月14日 12時03分25秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成30年4月25日にJAみやぎ亘理花卉部会カーネーション班による相互視察研修会が開催されました。
 亘理町のカーネーション生産者3戸6名がお互いの圃場を視察しながら,JA,普及センターとともに新品種や栽培管理の検討を行いました。省エネ対策として実施を検討している変温管理(EOD-heating処理:日中10℃,日没4時間15℃,夜間5℃)試験ほについては,切り花品質に問題がないことを確認しました。また,奇形花発生後に微量要素剤を葉面散布したほ場では,その後の奇形花の発生がほぼなくなったことを確認しました。そのほか普及センターからは,今後の病害虫防除やハダニ防除のための天敵導入試験ほ設置計画についても説明しました。参加者は,切り花品質向上と今後の作付けに向けた栽培管理技術向上に意欲を示していました。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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「だて正夢」の優良種子供給を目指し育苗巡回を実施

2018年05月14日 11時11分59秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 平成30年5月8日にJAみやぎ登米種子生産組合では,育苗管理の徹底を図るため,9地区の育苗ハウスを巡回し,作業記録や病害虫発生,生育状況を確認しました。
 採種組合では「ひとめぼれ」と「だて正夢」の2品種を61haの採種ほに作付けする予定で,特に「だて正夢」は県内で唯一種子供給するという重責を担っており,苗の生育状況が心配されましたが,こまめな管理で苗の生育は順調でした。
 主要農作物種子法が平成30年4月1日に廃止されましたが,稲作農家にとって,優良種子の安定供給は重要です。宮城県では,これまでと同様に関係機関と連携しながら支援を行うこととしていますので普及センターも田植後のほ場管理など引き続き指導してまいります。





<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127
FAX:0220-22-7522

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カルビーのポテト品種選定現地試験

2018年05月14日 09時57分56秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
JAみどりのポテト部会は宮城県ポテト生産者協議会(会長 有限会社イーストファームみやぎ 代表取締役 赤坂芳則 氏) に加盟し,カルビーポテト(株)にポテトチップス用のジャガイモを契約販売している。
 栽培している品種は北海道で実績のある,トヨシロ,オホーツクで,この2品種はポテトチップス向け品種として北海道を代表する品種です。宮城県ではこれまで,本県の気候風土に適した加工用ジャガイモの品種選定をされたことがなかったことから,名取市にある宮城県農業・園芸総合研究所が試験場内で8品種,現地試験として美里町内1か所で3品種(対象品種トヨシロを入れて4品種)について選定試験を実施することになりました。
現地試験は美里町二郷(旧南郷町)で,雪ふたば(カルビーポテト(株)育成品種,長期貯蔵がきき,線虫の抵抗性有り),C-0838(カルビーポテト(株)育成品種,打撲にとても強い),ぽろしり(カルビーポテト(株)育成品種,線虫,そうか病に抵抗性有り)の3品種に標準品種としてトヨシロが4月9日に定植されました。
 今後,早期に有望品種が選定されるよう農業・園芸総合研究所と協力し現地試験を進めて参ります。



<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター   TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225




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高密度播種育苗による水稲栽培省力化・播種実演会を開催しました

2018年05月14日 09時43分28秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成30年5月1日,気仙沼市波路上原の階上生産組合において,高密度播種育苗技術による水稲栽培省力化・播種実演会を開催しました。本実演会は宮城県米づくり推進気仙沼地方本部が主催し,JA南三陸,株式会社ヰセキ東北,ヤンマーアグリジャパン株式会社の協力で開催しました。当日は天候に恵まれ,関係機関や管内の水稲生産者約20名が参加しました。
 管内では鉄コーティング湛水直播による水稲直播に取り組む生産者がいますが,沿岸部を中心に適切な水管理が難しい地域があり,直播栽培以外の省力・低コスト化技術を検討してきました。高密度播種育苗は箱あたりの播種量を増やすことで,移植に必要な苗箱数を減らす技術です。10aあたりの箱数の目安は密苗で5~8箱,密播+疎植で6~8箱となり,育苗資材費の削減や,育苗・田植え時の苗継ぎ等の労力軽減が期待できます。
 実演会は,はじめに密播(ヰセキ)の播種を行い,その後密苗(ヤンマー)の播種を行いました。播種量は催芽籾で275g(密播),370g(密苗)で設定し,播種は順調に終了しました。
実演会に参加した水稲農家は「稲作のコストを下げたいと思っていた。苗の箱数が減るのが魅力的だ。」と話していました。5月21日には,階上生産組合のほ場において播種実演会で播種した苗の田植え実演会を予定しています。



<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6
TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606
E-MAIL:ksnokai@pref.miyagi.lg.jp

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