加美町の東鹿原(ひがしかのはら)地区は薬莱山の南東部の中山間地帯に位置し,稲作を中心とした農業が行われています。
現在,平成19年に設立された東鹿原集落営農組合を中心とした営農が行われていますが,今後の地域営農の活性化のためには高収益が見込める作物の栽培が必要となるため,組合員と関係機関で新たに共同で取り組む高収益作物の栽培について検討を重ね,春たまねぎの栽培に取り組むことになりました。
ほ場への定植は4月4日に行いましたが,そのちょうど50日後となる5月24日に今後の管理方法についての確認を行うため中間検討会を開催しました。これまでのところ病害虫の発生も無くほぼ順調な生育となっています。普及センターの担当者から今後の管理について説明を行うとともに,このところの気温の上昇と共にツユクサやアメリカセンダングサ等の雑草が発生し始めていたため,参加者全員で除草を行いました。
普及センターでは無事に7月の収穫を迎えられるよう技術的な支援を行うとともに,今後も中山間地帯の特色を活かした東鹿原地域の活性化に向けた支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910