去る5月16日,大河原合同庁舎において管内市町及びJA担当者等を集めて「宮城県米づくり推進大河原地方本部担当者会議」が開催されました。
本会議は高品質・良食味米の安定的な生産により,宮城米の評価向上を図るため,管内の関係機関で取組方針等を検討し,仙南地域における稲作経営の安定化を推進することを目的にために開催しました。
会議では今年度の仙南地域の実情を踏まえ,今年度の推進方針を検討したほか,「ひとめぼれ」の「特A」の獲得に向け,当地域に適した技術指導に取り組むことなどが検討されました。
昨年度,県南部の水稲の作柄は作況指数95の「やや不良」でしたが,基本技術の励行を基本とし,省力・低コスト技術に取組み,高品質で安全・安心な仙南米の生産に関係機関一丸となって取り組むことを確認しました。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138
4月20日,栗原市栗駒岩ケ崎の旧役場跡地に「山の駅くりこま」(栗原市栗駒特産物直売センター)がオープンしました。この施設は,栗原市が農山漁村振興交付金を活用し,地域間交流の拠点施設として,交流人口の拡大及び地域農産物の販売額の増加,農業者の生産意欲の向上などにより,地域農業の活性化を図ることを目的として整備されました。 「山の駅くりこま」では,栗原市の四季折々の地場産農産物をはじめ,餅,漬け物,味噌などの加工品の販売を通じて,地域食材の魅力を発信していきます。地域の特色に満ちた魅力ある商品がたくさん取り揃えられておりますので,ぜひお出でください。
<店舗の外観> <店内の様子>
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-5795・6144
去る5月14日にJAみやぎ仙南水稲部会の部会員を対象として,蔵王町円田地区を会場に水稲の省力化技術として「密苗栽培」による移植実演会が開催されました。(10名程度参加)
この技術は,水稲育苗の播種量を通常の倍程度にし,田植え時の苗箱数を減らすことにより,生産コストの削減,省力化につなげる技術です。水稲育苗では通常(稚苗で)1箱当たり乾籾重で160~180㌘播種し,田植え時は10a当たり20箱程度使用しますが,密苗は播種量が1箱当たり300㌘程度播種し,田植え時は10a当たり10箱程度使用と,約半分の箱数ですみます。(今回の実演では10a当たり8箱使用)また,育苗枚数も少なくてすむことから,規模拡大の際には,育苗枚数を増やすことなく作付面積の増加も図ることができます。
水稲の省力技術については大河原管内ではこの他にも,大規模水稲経営者を中心に「直播栽培」や「疎植田植」など,様々な技術が取り組まれています。
農業改良普及センターでは本技術を含め,水稲の低コスト栽培の取組を支援してまいります。
「密苗」の田植え 苗:乾籾で300g/箱播種
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138
はじめに仙南保健所より食品表示のポイントについて,食品表示の基本事項,平成27年施行の新しい食品表示制度の従来からの変更点や注意点について講義がありました。
続いて宮城県農業・園芸総合研究所より試験研究で開発した中腰作業補助装置や農作業用イス,加工用トマト収穫電動台車等の紹介が行われました。
参加者は熱心に受講しており,関心の高さがうかがえました。
「村田ファーミーズ」は,今後もより良い直売所作りを目指します。
〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター 地域農業第二班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138