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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

酪農ガールズの通常総会,飼養管理講習会を開催しました。

2018年05月23日 18時18分09秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
「酪農ガールズ」は「賢く魅力的な酪農女性」を目指し,大河原農業改良普及センター管内にある酪農家の女性後継者や酪農家に嫁ぎ就農した女性たちによって平成22年に結成された組織であり,現在27名の会員が主体的に様々な活動に取り組んでいます。
この「酪農ガールズ」の通常総会が平成30年5月10日に大河原合同庁舎において開催されました。総会では,今年度も引き続き酪農組合や地域を超えた酪農女性の仲間づくりを目標として活動を行っていくことが承認されました。


総会終了後,NOSAI宮城の川名獣医師を講師に迎え,乳牛の体調や牛乳の販売額に大きく影響する疾病(乳房炎)についての講習会を行いました。乳房炎の概要や原因についてだけでなく,搾乳手順の見直しやストレスの軽減についても詳しい説明をしていただきました。会員からは,「正しい搾乳手順について改めて学ぶことができた」「牛群全体の把握が必要不可欠であることが分かった」等の感想が話され,「牛の個体差への対応はどのようにしたらよいか」など講師に積極的に質問していました。この講習会で学んだ内容を実践することで日々の飼養管理や牛乳生産の改善が進むものと期待しています。


普及センターは今後も,「酪農ガールズ」の活動を支援していきます。 

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栗っこ農業協同組合南部倉庫精米設備落成式が開催されました

2018年05月23日 17時29分11秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援
「精米設備落成式の様子」

 平成30年4月27日 栗っこ農業協同組合南部倉庫(栗原市高清水影ノ沢)で,精米設備落成式が開催されました。当日は,来賓,精米設備の施工業者など13名,主催の組合からは組合長をはじめ役員および職員46名が出席した盛大な式典となりました。
精米設備は,平成28年に建設した南部倉庫に併設され,年間1,800トンの処理を計画しているほか,将来の精米ハサップ認証取得にも配慮した設備となっています。
JA栗っこでは,米の産地間競争が激化するなか,農家から生産出荷された米を産地で均一な品質に調製し精米することにより,これまで販売実績のある東京をはじめとする関東周辺のJAや,学校給食などとの信頼関係を強固にし,組合の米販売事業のさらなる拡大を目指しています。

「精米設備」
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター   
TEL:0228-22-9437   FAX:0228-22-6144

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高密度播種育苗による水稲栽培省力化・田植実演会を開催しました

2018年05月23日 15時51分35秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成30年5月21日,気仙沼市波路上向田にある「階上生産組合」のほ場において,高密度播種育苗技術による水稲栽培省力化・田植実演会を開催しました。本実演会は,「宮城県米づくり推進気仙沼地方本部」が主催し,JA南三陸,株式会社ヰセキ東北及びヤンマーアグリジャパン株式会社の協力により開催しました。
当日は,5月1日に播種した苗を使った田植えを行い,関係機関や管内の水稲生産者約30名が参加しました。
 管内では,鉄コーティング湛水直播による水稲直播に取り組む生産者がいますが,沿岸部を中心に適切な水管理が難しい地域があるため,直播栽培以外の省力・低コスト化技術を検討してきました。
高密度播種育苗では,10aあたりの箱数の目安を密苗で5~8箱,密播疎植で6~8箱とすることができ,育苗資材費の削減や,育苗・田植え時の苗継ぎ等の労力軽減が期待できます。
 実演会は,はじめに密苗(ヤンマー)の田植えを行い,その後に密播疎植(ヰセキ)の田植えを行いました。密苗の田植えは密苗専用機,密播疎植は既存の田植機にオプションを装着するかたちで行い,作業は順調に終了しました。田植実演を行ったほ場は2筆並んでおり,今後の生育を比較することができます。
実演会に参加した水稲農家は,「田植え作業は順調に行えた。苗箱数が減り作業が楽になる。」と話していました。




<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6
TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606
E-MAIL:ksnokai@pref.miyagi.lg.jp

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今年も石巻市河北上品山牧場で放牧が始まりました!

2018年05月23日 11時17分07秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 平成30年5月18日,石巻市河北上品山牧場で牛の放牧が始まりました。東京電力福島第一原子力発電所事故による影響により放牧を中止していましたが,平成25年6月に再開し,今年で6年目になります。放牧再開時から毎年,土壌や牧草の放射性物質濃度測定や放牧牛体内中の放射性物質濃度の推定調査等を行い,安全性を確認しながら放牧を行ってきました。
 今年も入牧に先立ち,5月上旬に牧草の放射性物質検査を行い,全ての検査で不検出となり,放牧が可能であることを確認しました。
 放牧当日は石巻市内から黒毛和種の雌牛40頭がトラックで運び込まれました。あいにくの空模様でしたが,牛たちは採血や体重測定などを行った後,広々とした放牧場に放たれ,気持ちよさそうに駆け回っていました。
 放牧された牛たち達は,牧場でゆっくりと牧草を食べながら,10月31日の退牧まで過ごします。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

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