宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

きゅうりの環境制御技術の先進事例を学ぶ

2018年11月16日 16時00分04秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  11月6日(火),登米市中田町で,JAみやぎ登米胡瓜部会と共催で平成30年度登米地域園芸特産振興研修会を開催しました。部会員等約40人が参加し,きゅうりの環境制御技術の先進事例を学びました。

 研修会では,福島県の実践者から,「環境制御技術導入によるきゅうり栽培及び経営の変化」について事例を紹介してもらいました。H27年に生産性の悪いハウスの技術改善を図るため環境測定装置+炭酸ガス発生装置,翌年に透湿性カーテンを導入したところ,病害や生理障害が減り,収量品質が大幅に向上したなど,経営の変化をお話されました。次に,農協の担当者から,「きゅうり生産現場での生産性向上に向けた取り組み」についてお話してもらいました。他品目担当時に環境制御技術を導入させた実績をもとに,きゅうり専門部へ導入を働きかけ,指導体制の構築,環境制御技術の普及,生産性と所得向上が図られたこと等紹介されました。

 総合討議では,費用対効果や数値のとらえ方,生産性向上は所得向上に繋がることなど意見交換を行いました。登米管内のきゅうり栽培は,環境制御技術を導入し始めたばかりで,今回の研修会で学んだ事例を参考に今後も勉強会を行っていきます。

 

<連絡先>

 宮城県登米農業改良普及センター  先進技術班

 〒987-0511  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5

  電話:0220-22-6127   FAX:0220-22-7522

 


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平成30年度宮城県農業士技術交換交流会

2018年11月16日 14時55分44秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  宮城県では,優れた農業経営を実践している農業者の方々を農業士として任命し,地域農業の振興や農業後継者の育成指導に貢献して頂いています。県内の農業士で組織する宮城県農業士会では,毎年県内各地域の持ち回りで先進的事例について研修を行う技術交換交流会を開催しています。平成30年度は大崎農業改良普及センター管内の農業士で組織する大崎農業士会が当番となり,11月8日から9日の2日間にかけて開催し県内から17名の農業士の方々の参加がありました。
 はじめに古川農業試験場を会場に同試験場の遠藤主任研究員による「みやぎの新品種「だて正夢」・「金のいぶき」の品種特性について」,大崎市世界農業遺産推進課の鈴木自然環境専門員による「世界農業遺産について」,大崎市の指導農業士の佐藤喜則氏による「東鳴子温泉と連携した農産物販売戦略 「農ドブル」について」の3題の講演がありました。
 夜の情報交換会では,東鳴子温泉の大沼旅館と地元大崎市玉造地区の農業者が連携し,地場産農産物を使った農家の手作り料理でお客様をおもてなしするとともに地域の魅力を発信する取り組みである,「農家が作るオードブル”農ドブル”」について研修を行いました。この他,管内の先進事例としてNPO法人鳴子の米プロジェクト,岩出山地区の株式会社いずみファームの肉牛一貫経営,古川地区の株式会社てくてくファームにおけるJGAP認証の取り組みについて視察研修を行いました。
 今回の研修で得られた成果を各地域にお持ち帰り頂き,今後の農業士活動にお役立て頂けるものと期待しております。
 普及センターでは,今後も農業士の方々と共に地域振興と後継者育成につとめていきます。

<連絡先>
   宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
    TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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JA南三陸水稲講習会が開催されました

2018年11月16日 09時45分22秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  管内では稲刈りが終わり,来年の作付けに向けた耕起作業が行われています。平成30年11月5日から11月9日にかけて,管内3地区(気仙沼,本吉,志津川)において,JA南三陸水稲講習会が開催されました。

  講習会の冒頭の部分で,普及センターから稲作情報最新号をもとに,今後の土づくりと難防除雑草対策について説明しました。その後,農薬・資材メーカーから,土づくり肥料,除草剤の使い方,いもち病と紋枯病等について説明がありました。

  生産者は,肥料や除草剤等について,講師と活発に意見交換を行っていました。出席した生産者は,「講習会に出て大変勉強になった。来年も良いお米がとれるよう頑張りたい」と話していました。

<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班・先進技術班
〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階
TEL:0226-25-8068・8069   FAX:0226-22-1606
E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp

 

 

 


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JAあさひなりんご部会の現地検討会が開催されました

2018年11月16日 08時35分08秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  JAあさひなりんご部会は,部会員数11名で約6haの栽培面積があり,年間3回,普及センター職員を講師に現地検討会を開催しています。11月1日に晩生品種の収穫前の管理について確認するため,今年度,最後の現地検討会が開催されました。
 当日は,「ふじ」の着色を確認しながら着色管理作業の確認をしました。また,栽培が増えている黄色品種の「シナノゴールド」と「ぐんま名月」の収穫適期の判断基準について普及センターから情報提供をしました。
 「ふじ」に関しては,園地によってばらつきはありますが,「みつ」が入り始めており,完熟まであと一歩のところまで来ていました。11月中旬頃から完熟した「ふじ」の収穫が始まる見込みです。
 生産されたりんごは,道の駅おおさとや黒川郡内の直売所などで販売されていますので,この機会に是非,旬の完熟りんごをご賞味ください。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296


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