11月6日(火),登米市中田町で,JAみやぎ登米胡瓜部会と共催で平成30年度登米地域園芸特産振興研修会を開催しました。部会員等約40人が参加し,きゅうりの環境制御技術の先進事例を学びました。
研修会では,福島県の実践者から,「環境制御技術導入によるきゅうり栽培及び経営の変化」について事例を紹介してもらいました。H27年に生産性の悪いハウスの技術改善を図るため環境測定装置+炭酸ガス発生装置,翌年に透湿性カーテンを導入したところ,病害や生理障害が減り,収量品質が大幅に向上したなど,経営の変化をお話されました。次に,農協の担当者から,「きゅうり生産現場での生産性向上に向けた取り組み」についてお話してもらいました。他品目担当時に環境制御技術を導入させた実績をもとに,きゅうり専門部へ導入を働きかけ,指導体制の構築,環境制御技術の普及,生産性と所得向上が図られたこと等紹介されました。
総合討議では,費用対効果や数値のとらえ方,生産性向上は所得向上に繋がることなど意見交換を行いました。登米管内のきゅうり栽培は,環境制御技術を導入し始めたばかりで,今回の研修会で学んだ事例を参考に今後も勉強会を行っていきます。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522