令和4年4月8日にJAいしのまき情報センターにてJAいしのまき主催の水稲乾田直播栽培講習会が開催されました。管内の生産者が集まり,昨年より多い約40人が参加しました。直播栽培は育苗や田植えを必要としない水稲の低コスト・省力技術として普及しており,特に石巻管内では直播栽培中の乾田直播栽培の割合が94%を占めています。さらに乾田直播栽培における主食用米の割合が大きいことも石巻管内の特徴であり,取組面積が年々伸びている将来有望な栽培技術です。講習会では全農宮城本部から米穀情勢について,石巻農業改良普及センターと古川農業試験場から県内と石巻管内の乾田直播栽培取組状況について,東北農業研究センターから乾田直播栽培のポイントについて紹介がありました。また,古川農業試験場から初冬直播栽培技術が紹介されました。初冬直播は播種を前倒して初冬に行う栽培方法であり,播種時期を拡大することによって直播栽培面積の更なる拡大が期待できます。
石巻農業改良普及センターでは今後とも乾田直播の栽培技術の定着・確立に向けた支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999
講習会の様子