宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

米川地区ほ場整備事業に向けた先進地視察が行われました

2022年09月09日 15時55分40秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展
 米川地区は登米市東和町に位置し,地区内中央にある河川の両側に水田が広がる地区です。地区内農地は湧水や山間部からの流水が多く,汎用農地としての利用が難しいほ場も多いため,令和5年のほ場整備事業申請に向けて担い手会議を重ねてきました。
 令和4年8月31日に先進地視察が開催され,米川地区と類似した中山間地域の津山町で,ほ場整備事業を実施後に法人経営を展開している農事組合法人フォレストウィンド津山を視察しました。視察には,地区の担い手5人が参加し,ほ場整備事業着工から法人設立までの取組みについて説明を受け,水稲及びねぎの作付け状況を現地見学しました。参加した担い手は,今後の営農形態を検討する上での参考にしようと,水稲直播栽培や飼料用米,園芸作物に取り組んでみての所感など様々な質問をしていました。今後は,担い手会議でこの視察で得た情報を参考に,促進計画がより良いものになるよう改善していく予定です。
 ほ場整備を契機に米川地区の営農が活性化されるよう,引き続き支援していきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522
  

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農業大学校生の先進農業体験学習が始まります!

2022年09月09日 15時40分38秒 | ②新たな担い手の確保・育成
 9月5日に大河原合同庁舎で,農業大学校が主催する先進農業体験学習の開始式が開催されました。本体験学習は農業大学校の1年生が,先進的な農業経営を実践されている農業者のもとで,約1ヶ月間農業技術や経営を学習し,将来における就農などの指針とすることが目的です。
 当日は大河原管内で体験学習する学生4名と受け入れ農業者が出席し,農業大学校からは体験学習中の注意事項や今後のスケジュールについて説明されました。また,学生からは体験学習に向けての抱負を述べました。体験学習終了後における学生の成長が楽しみです。
 普及センターでは期間中の巡回訪問を通じて,学生の学習が円滑に進むよう努めてまいります。
〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター 地域農業第二班
     TEL:0224-53-3591 FAX:0224-53-3138

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ねぎの追肥作業を行いました。

2022年09月09日 14時06分03秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 当普及センターでは,加美町,色麻町のねぎ生産者を対象に,混合堆肥複合肥料を用いた環境にやさしい農業への取組支援を行っています。成分濃度が低い本肥料は,1回の施用量が増える一方,肥効が長いため追肥回数を減らすことができ,省力化が期待できるものです。
 当普及センターでは,追肥時の散布にかかる時間を調査しています。今回は,慣行での作業時間を計測しました。次回は,より省力化できる散布方法での計測を予定しています。当普及センターでは引き続き調査を行い,作業の省力化につながる散布方法を検討していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

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令和4年度気仙沼・南三陸せり栽培研修会を開催しました。

2022年09月09日 13時48分11秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 令和4年9月2日,せりの栽培技術習得を目的として気仙沼農業改良普及センターと新みやぎ農業協同組合の共催で「令和4年度気仙沼・南三陸せり栽培研修会」を開催しました。当日は,生産者5名,農協担当者3名,南三陸町職員2名,県機関8名,(株)石巻青果の担当者2名が出席しました。座学研修と現地検討の2部構成で行い,座学研修はJA新みやぎ南三陸統括営農センターを会場に,現地検討は南三陸町のせり生産者である阿部高裕氏のほ場を会場に実施しました。
 初めに,南三陸町産のせりの出荷先である(株)石巻青果から主力産地である河北町の現状について解説いただき,南三陸地域のせりの生産拡大について期待している,とお話いただきました。
 座学研修では,県農業・園芸総合研究所野菜部の高橋技師を講師に,せりの県オリジナル品種の特性や今後の栽培管理,病害虫防除を中心に講演いただきました。参加した生産者からは施肥量の質問等があり,栽培技術習得に向けた意識の高まりを感じました。
 現地検討では,阿部高裕氏から栽培状況についてご説明いただき,生産者を中心に今後の栽培管理について活発に意見交換する様子がみられました。また,収穫調製の作業性向上が生産者間の共通した課題であり,改善に向けた取組が必要であることを関係機関と共有しました。
 気仙沼農業改良普及センターでは,せりの生産拡大に向けて関係機関と協力しながら生産者を支援していきます。



<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター
先進技術班 TEL:0226-25-8069,FAX:0226-22-1606

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なすの糖蜜土壌還元消毒実演会を実施しました。

2022年09月09日 13時25分39秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
管内では,なすの連作による青枯病の被害が拡大しており,その抑制による安定生産が課題となっています。青枯病菌は土壌深くにも存在しており,難防除病害です。
そこで今回は,病害発生が特に多いほ場で,生産者とともに糖蜜を用いた土壌還元消毒を実施しました。これは,土壌中に糖蜜をすき込んだ後に湛水し,土壌中を還元状態にして殺菌する技術で,効果が高いとされています。実施後,生産者からは「手法がよく理解でき,効果に期待したい。また,薬剤を使わないため環境への負荷が少ない点が良い。」との声がありました。
普及センターでは,今後もなすの安定生産に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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