「北浦梨」は大正時代から続く美里町の特産で、当町は県内有数の日本なし産地です。現在は「幸水」、「豊水」、「あきづき」等、様々な品種が栽培されています。
JA新みやぎ北浦梨部会(部会員35人)は、令和5年産の高品質な果実生産に向けて、5月17日に防除研修会と摘果講習会を開催しました。
午前中の防除研修会は、普及センターから「ナシ黒星病」と、近年管内で確認されているマイナー病害虫の特徴や耕種的・化学的防除方法についての説明を行った後、防霜資材や新規登録薬剤及び種苗法改正を受けた各品種の取り扱い等に関する情報提供を行いました。参加者からは、登録品種の育成者権の存続期間が満了した後の取り扱いや登録品種の種苗増殖に対する育成者の許諾方針の確認方法等についての質問が出されました。
午後の摘果講習会は、はじめに普及センターから予備摘果の実施時期や残す果実の基準等の基本事項について説明・確認を行った後、実際の花そうを見ながら幼果の形や大きさ及び品種特性等を踏まえてどのように判断するかについて実演を行いました。参加者は予備摘果や仕上げ摘果における各々の判断基準や新梢管理等に関する意見交換を行いながら実技研修を行いました。
普及センターでは、引き続き高品質な果実の安定生産に向けた支援を行っていきます。
摘果講習会のようす
<問合せ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225