宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

地域の農地と環境を守る 農事組合法人大江北が船出!

2014年10月27日 11時47分29秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 栗原市志波姫で平成26年10月5日,農事組合法人大江北が設立されました。集落全体で協業経営する「集落ぐるみ型」として栗原管内で2例目。構成員は22名,稲作や大豆を中心に経営し,地域農業の担い手として役割を果たしていきます。
 同法人は,平成19年2月に「刈敷大江北営農組合」を立ち上げ,法人化を視野に入れた各種研修会などを通じて,構成員の意識醸成を図ってきました。
 普及センターでは,平成25年4月から月一回の法人化に関する勉強会へ市や農協と参加し,組合員が法人化に関して主体的に考え,行動する手法(KJ法,集落全戸全員アンケート)を取り入れながら支援を行いました。
 同地区は,農地・水環境保全事業にも積極に取り組み,地域ブランド「栗原・めだかっこ米」の栽培に力を入れています。
 同組合の組合長であり,法人設立の発起人でもある菅原時夫さんは「地域内の農地,環境は自分たちで守っていく。そうした気概を持って新たな船出をしよう」と話し,構成員も決意を新たにしました。
 栽培面積は水稲が約22ヘクタール,大豆約17ヘクタールであり,今後は地域内外からの農地集積,作業受託を見込んでいます。また,周年雇用を可能とする園芸作物の導入や穀物乾燥調整施設の建設を予定しています。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9437
FAX:0228-22-5795・6144
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