普及センターでは園芸振興や中山間地域の活性化、管内直売所の販売額向上などを目的に令和3年度から4年度の2か年にわたり、プロジェクト課題「直売所と連携した中山間地域でのぶどうの生産・販売」を実施しました。
活動を実施した時点では、植栽直後で収穫には至らない未結果樹であった園地も順次結果樹齢を迎えており、直売所への出荷も年々増加してきています。このため、活動期間終了後もフォローアップのための巡回指導を継続しています。
商品価値の高いぶどうの果実を生産するためには、季節ごとに手間のかかる作業を行う必要がありますが、今回は、あ・ら・伊達な道の駅に出荷予定の生産者6戸を巡回し、この時期の作業である花穂整形や新梢管理に関する巡回指導を行いました。今回巡回した生産者はいずれも年々技術が向上してきており、この秋の高品質果実の出荷が期待されます。
あ・ら・伊達な道の駅をはじめ管内の農産物直売所では、「シャインマスカット」など地場産ぶどうの出荷が年々増えてきています。普及センターでは、今後も摘粒などの房づくりや新梢管理、せん定など季節ごとの作業時期の巡回指導を行い、高品質ぶどう生産に向け支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910