大崎市内において,大豆の種子を生産する「採種ほ」のほ場審査を行いました。県は「主要農作物種子条例」に基づく種子審査を行っていますが,これは種子を生産するほ場及び作物に対して,ほ場での審査(ほ場審査)とそこから収穫された生産物の審査の2種類の方法で行います。
大豆のほ場審査は第一期が開花期(8月頃),第二期が成熟期(10月頃)に実施されます。主な審査内容は,①異種・異品種・変異株を含まないこと,②種子伝染性の病虫害を含まないこと,③雑草が少発生であることです。
今回の第二期審査では,普及センターの担当者がほ場の外側を回りながら審査を行いました。一部ほ場で雑草の発生があったものの,ほとんどのほ場で合格基準を満たす結果となりました。
採種ほ場で生産される種子は来年の作付用に多くの農家に供給されるので,種子生産は大変重要です。普及センターでは,優良な大豆種子生産に向けて引き続き支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910