丸森町では「蜂屋柿」を使った干柿や樽柿などのかきの加工が盛んに行われており,県内一の産地となっています。しかし,近年は原料となるかきに炭そ病が発生するようになり,原料柿の生産に大きな影響を与えています。
そこで,令和3年2月26日に丸森町舘矢間まちづくりセンターを会場に宮城県病害虫防除所職員を講師に迎え,「かきの病害と農薬の使い方」と題し,研修会が開催されました。最初に農薬の安全・適正使用について話があり,続いて,かきの主要病害である炭そ病や落葉病の対策について説明がありました。
普及センターからは,土壌分析による施肥の重要性や堆肥を施用する場合の注意点など,かき園の土壌管理について情報提供しました。出席者からは,大変勉強になる良い研修会だったとの声がありました
丸森町は,干柿を町の特産品として支援しており,今後も原料柿の品質向上による丸森町干柿の一層のブランド化が期待されます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138