宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

今年も水稲採種が始まりました

2013年05月17日 13時36分35秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  当普及センター管内には4つの水稲採種組合があり,県内の56%の種子生産を担っています。このうち,中新田水稲採種組合及び小野田種子生産組合の育苗巡回が,平成25年4月26日と5月2日に開催され,今年度の種子生産がスタートしました。
  育苗巡回では,3班に分かれて各生産者の育苗ハウスを巡回し,苗の生育状況を確認しました。今年は,4月の天候が不安定で苗の生育も遅れ気味でしたが,ほとんどが適切な管理により,健全な苗づくりが出来ていました。巡回後には普及センターから今後の育苗管理や,田植え時の除草剤使用の注意点などについて稲作情報をもとに指導しました。
  普及センターでは,今年も優良な種子生産が行われるように,各採種組合に様々な形で支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

 


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今年度も切磋琢磨(せっさたくま)・和気あいあいの活動を!

2013年05月16日 10時52分51秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成25年4月26日(金),平成25年度栗原農業士会(会長:白鳥一彦,会員24名)通常総会並びに研修会が開催されました。
 総会では平成24年度事業報告並びに収支決算,平成25年度事業計画並びに収支予算案等が協議されました。「会費を値上げしてもさらに活動内容を充実すべき」という前向きな発言もあり,議案はすべて承認されました。
 研修会は,栗原農業改良普及センター田中正義技術次長より,「『くりはらMMN塾』開設による農業経営体育成」と題して情報提供をしました。
 「くりはらMMN塾」の最初のMは「もっと」,次のMが「儲かる」,最後Nが「農業」の各文字のローマ字から取ったもので,平成25年度より普及センターで開講する,栗原管内の農業者の技術力,経営力等の各種能力の向上,収益の向上につなげる塾です。
普及センターでは研修会,講習会の内容や実施体制をリニューアルし,農業者の方々が習得したい内容を自ら選択し,より効率的に,より効果的に生産,経営の向上につなげてもらおうという狙いで本塾を開講します。
 この塾の開講に当たり,栗原農業士の方々の参加誘導に加え,地域農業のリーダーである農業士の方々の技術や経営,地域振興,後継者育成のノウハウ等を講義のメニューとして活用させてもらいたいとの協力依頼も兼ねての情報提供でした。
 田中技術次長による塾開講までの熱い思いが出席者にも伝わり,研修会終了後の懇親会においても,栗原地域の農業経営をよりよくしていこうという懇談は,夜遅くまで続きました。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 班名 先進技術班兼地域農業班 
TEL:0228-22-9437 
FAX:0228-22-5795・6144


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幼穂も確認できました! ~平成25年産 小麦第2回現地検討会~

2013年05月15日 15時33分38秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 美里農業改良普及センター管内の平成25年産小麦栽培面積は約700haで,県内最大の小麦産地です。平成24年産麦の平均収量は346kg/10a,一等麦比率は92.3%と高い実績をあげています。
  JAみどりの各営農センターでは,これらの実績を維持するため,追肥や防除,収穫など,ポイントとなる作業に合わせて栽培期間中3~4回の現地検討会を開催しています。  4月17日から22日にかけ,4営農センターで第2回目の現地検討会が開催されました。今回は追肥と除草に重点を置き,ほ場ごとの生育を確認しながら追肥の時期と量,除草剤散布の要・不要を普及センターから説明しました。
  25年産小麦は降雨により播種時期に1ヶ月以上の開きがあり,茎数や幼穂長のほ場間差が大きくなっています。現在の幼穂長から見た管内の出穂期は5月17日頃であり,前年並からやや遅いと推測されました。
  出穂期まであと1ヶ月弱,開花後は小麦にとって重要な赤かび病の防除が予定されています。今後も,現地検討会や情報の発行で生産者や関係機関に生育状況を伝達し,良質麦の生産につなげたいと考えています。

<問い合わせ先>
 美里農業改良普及センター 先進技術班
  TEL 0229-32-3115         FAX 0229-32-2225


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ベジ☆Hope 定例会を開催

2013年05月13日 16時01分11秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 石巻地域初となる若手女性農業者組織「ベジ☆Hope」では,結成1年を迎え本年度より持続的な活動を目的に2か月に一度,毎回第3水曜日に定例会を開催することとなりました。


 4月17日(水),「ベジ☆Hope」代表星名さやか氏自宅を会場にして1回目の定例会を開催しました。今回,各々一品持ち寄りの案内を出たところ,お菓子やお漬け物,中には茶碗蒸しといった総菜まで,参加者5名それぞれの“紹介したい一品”がテーブルに並びました。これら加工品の製作話しをきっかけに,農作業の手伝い(役割分担)は?子育て・家事のやりくりは?など,農家のお嫁さんならではの苦労や工夫話が飛び交いました。世間話の一方,現在育苗しているハウスを利用して野菜栽培を行ってみたい,直売用に鉢物等のラッピング技術を習得したいなど,各々が思い描く経営参画についての意見交換も行われました。


 普及センターでは,若手女性農業者が描くキャリアビジョン達成に向け,次回,ラッピング基礎講座を計画し,付加価値販売に向けた支援行います。

<連絡先>
 石巻農業改良改良普及センター 地域農業班  TEL:0225-95-1435


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津波流入地域での「ぶどう栽培の取組み」

2013年05月13日 15時46分03秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 昨年12月に設立した株式会社ぱるファーム大曲(東松島市大曲)で水稲育苗ハウスを利用したぶどうの試験栽培を始めました。この会社では水稲を主要部門としており,農地復旧に併せた育苗ハウスの建設を進めています。この水稲育苗ハウスを有効活用するために,今年3月下旬にぶどうの苗木を定植しました。品種は「巨峰」及び「シャインマスカット」です。
 
 大曲地区は津波流入地域のため,作物の栽培には細心の注意が必要です。植物の生育初期は特に塩類耐性が弱いため,その対策として,水稲育苗ハウス内に植穴(直径80cm×深さ40cm)を掘り,苗木の根域を紙や生分解性マルチシートで包み込み,培土には水田土壌を用いました。
 
 苗木の生育は順調で,およそ9割で展葉を確認できました(5月9日時点)。
 
 新潟県の研究成果である「水稲育苗ハウスを利用したブドウのアーチ栽培技術(平成22年)」を参考に,被災地域での復興品目となりうるぶどうの普及を図るため,引き続き栽培管理指導を行っていきます。
 
<連絡先>
石巻農業改良普及センター 先進技術第二班 TEL:0225-95-7612

 育苗ハウス内での植穴堀上げ


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法人化を目指した舘島田生産組合婦人部研修会の開催!

2013年05月13日 13時17分46秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 

 去る4月23日に角田市枝野の舘島田生産組合婦人部の法人化を目指した視察・研修会が行われました。

 舘島田生産組合(構成員27名)は,普及センター等の支援を受けながら法人化を目指している水稲を中心とした集落営農組織で,将来的には水稲・園芸部門に加え,婦人部を中心に運営している直売・加工部門の拡充も視野に入れています。

 視察先は,直売施設で惣菜・加工品を多く販売している,JAいしのまきの「ふれあい施設 菜花」で,視察当日は直売所の月1回のイベントの日で,惣菜の試食品の提供等もあり,開店直後にもかかわらず多くのお客様がいらっしゃいました。参加者は施設の運営や取り組み状況について熱心に聞き入っていました。

 視察後,舘島田生産組合の小野組合長から「平成26年1月法人設立を目標にして取り組みたい」との法人化に向けた展望の説明があり,その後,当普及センターから集落営農組織の法人化のメリット,法人化の課題・設立手順や先進的な事例について説明を行いました。これまで,法人化に向けた説明を男性陣の集まりではしていましたが,婦人部に法人化について説明するのは初めてで,参加した婦人部の方からは,「初めて聞く用語も多く難しいが,男性陣と連携して前向きに勉強していきたい」とのコメントがありました。

 当普及センターでは,今後もプロジェクト課題対象に位置付けながら,関係機関と連携し,法人化の設立及び運営強化について支援して参ります。

 〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 

       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

 


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酪農ガールズ設立総会が開催されました

2013年05月13日 09時21分57秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 普及センターでは2年前から酪農家の女性後継者や配偶者を対象に,ネットワークの構築を目指すとともに,技術や経営能力向上に取り組んできました。「酪農ガールズ」と名付けられた会への参加メンバーは月を追うごとに増え,現在18名となり,酪農業界の明るい話題となっています。 

 これまでは任意グループとして活動してきましたが,今後も永く続く会にしたいというメンバーの強い希望で,この度,規約を整備し,設立総会を開催しました。

 新会長からは,「7年前に東京から宮城に嫁いで来たときは,仲間も知り合いもおらず孤独だった。でも,今はこの会があるおかげで仲間ができ,やりがいができ,自分の居場所ができた。これから酪農に入ってくる女性にとっても,拠り所になれる会となりたい」と,熱い思いと抱負が語られた。

  今後は自立した会として運営していくようにサポートしつつ,会の発展を支援してゆきます。

▼〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第一班 TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

 

 

 


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JA古川大豆栽培共励会表彰式及び講習会の開催

2013年05月09日 14時52分59秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

   平成25年4月25日に「平成24年産ふるかわ大豆栽培共励会」(平成25年4月11日開催)で入賞した8営農生産組織と1生産者の表彰式が行われ,約100名の大豆生産者が参加しました。
 表彰式に引き続き行われた大豆講習会では,古川農業試験場から「大豆の品質向上と増収に向けた取組について」をテーマに,大豆の小粒化防止や有機物施用の効果,新たに奨励品種になった東北164号の品種特性などについて講話がありました。
 当普及センターからは,農林水産省から3月に出された「大豆の放射性セシウム濃度が高くなる要因とその対策について(大豆)試験研究結果の中間とりまとめ」を情報提供しました。また,これから本格的な農作業が始まるのを前に農薬飛散防止について注意喚起を行いました。 
 大崎地域は大豆の安定生産が図られる産地として,実需者から高い期待が寄せられています。単収や品質の向上はもとより,実需者の多様なニーズに応える商品性の高い大豆を生産することが重要です。
 当普及センターでは,今後も継続して生産者の技術研鑽を支援していきます。
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910


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石巻地区農村青少年クラブ「平成25年度の青空市」始まりました!!

2013年05月08日 09時26分21秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 若手農業者で組織する石巻地区農村青少年クラブによる「青空市」が4月26日に宮城県石巻合同庁舎で開催されました。

 直売活動は恒例のクラブ活動となっており,今年度は石巻合同庁舎に加え,仮設住宅での直売も積極的に行い,消費者交流を図ります。

 当日は朝取りのきゅうり,トマト,いちご等の野菜とマリーゴールド,ペチュニア等の鉢花を販売しました。人気のいちごは瞬く間に完売する盛況ぶりで,お客さんも「こんなにおいしいいちごはスーパーでは手に入らない」と大喜びでした。

 今後の石巻合同庁舎での開催日は毎月第3金曜日(午前9時から午後1時)を予定しています。毎回,季節の農作物を提供していくので,地域の方々をお誘いの上,ぜひお立ち寄りください。

 

<連絡先>

石巻農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0225-95-1435


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JA加美よつばが加工トマト栽培研修会を開催

2013年05月07日 15時54分50秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  4月19日(金)JA加美よつば営農センターで,加工トマトの栽培研修会が開催され,生産者,関係機関あわせて65名程度が参加しました。この研修会は生産者に対して,これから定植するための畝たてや定植等の栽培管理についての周知と,畝たて同時施肥技術の検証及び技術の普及を目的に,JA加美よつばとJAいわでやま,JAあさひなが合同で開催したものです。
  研修会では,栽培管理全般及び栽培のポイントについて,(株)渡辺採種場と名古屋のソース業者である(株)コーミから説明がありました。大崎普及センターからは畝たて同時施機の試験内容について,中央農研と(株)イセキ東北からは畝たて同時施肥機の改良ポイントについて説明をしました。
 取引先のコ-ミ(株)から,「まだまだ加工トマトを必要としているので,生産量を増やしてもらいたい」といった要望がありました。
  普及センターでは,引き続き加工トマトの省力生産技術を検証普及して,さらに生産者の技術向上を支援していきたいと考えています。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910


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