宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JA古川なす部会が天敵放飼実演会を開催!

2013年05月07日 10時18分56秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 平成25年4月19日,JA古川なす部会主催で天敵放飼実演会が開催されました。
 JA古川なす部会では,平成22年から害虫防除のためスワルスキーカブリダニやミヤコカブリダニといった天敵を利用しています。普及センターでは,導入当初からその防除効果について調査し,これらの天敵はアザミウマ類やハダニ類などの難防除害虫の防除効果が高く,夏季の農薬散布回数が減らせることを実証しました。今年度天敵を利用する部会員は,昨年よりも増加する予定です。
 普及センターからは,天敵を放飼する前に薬剤による病害虫防除を行って,病害虫の発生を抑えておくことが天敵利用を成功させるポイントであることなどを説明しました。
 参加者からは,天敵の散布方法などについて活発な意見が交わされました。
 普及センターでは,これからもJAと連携を深めながら,環境にやさしいなすの生産を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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いちご育苗現地研修会を開催!

2013年05月02日 16時26分22秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

平成25年4月27日,亘理町,山元町のいちご団地参加予定者を対象としたいちご育苗現地研修会を,先端技術展開事業の実証ほである山元町の(株)GRAの施設内で開催しました。
 両町のいちご団地では,生産者151戸が施設面積44.2haで今年の秋以降に栽培を開始する予定となっています。このうち約9割の生産者が初めて高設栽培に取り組むことになるため,普及センターでは関係機関と連携し,生産者の技術習得を目的とした研修会を継続して開催しています。
 今回の研修会では,3月末にいちご親株の定植が行われたことを受け,育苗期の管理方法と病害虫の防除方法について講習を行いました。育苗期の管理については,野菜茶業研究所の岩崎主席研究員と宮城県農業・園芸研究所の高野上席主任研究員から,実際に定植された親株を前に,養液管理やかん水方法について説明を行いました。育苗期の病害虫防除については,普及センターから炭疽病を中心に,防除の要点について説明を行いました。
 また,これまで多くの生産者が取り組んでいた「パイプハウスでの土耕栽培」から,「鉄骨ハウスでの高設栽培」を行うに当たり,ハウス内の環境制御の必要性,気温・湿度・CO2濃度の管理方法についても講習を行いました。特に環境制御では,野菜茶業研究所の高市益行野菜生産技術研修領域長からパイプハウスと鉄骨ハウスの環境の違いや,循環扇,炭酸ガス施用器や自動カーテンを組み合わせた環境制御方法について説明を行いました。
 当日は104名の生産者が参加し,生産者からはかん水時の注意点や採苗方法について多くの質問が寄せられました。いよいよ26年産のいちご栽培が始まり,生産者の意気込みも高まっているようです。
 普及センターでは,いちご産地の復興に向け,引き続き支援を行っていきます。

連絡先

亘理農業改良普及センター TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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農業大学校入校生が仙台普及センターを訪問

2013年05月01日 16時25分39秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成25年4月26日,農業大学校入校生による出身普及センター訪問が行われました。
 仙台普及センター管内出身者21名と県外出身者2名の併せて23名が普及センターを訪れ,仙台地域の農業の概要や普及センターの仕事,震災復興の取り組みについて学びました。
 自己紹介の中で震災復興の役に立ちたいと話す学生もおり,除塩田での水稲作付や,震災復興の補助事業について質問が出されるなど,震災からの復興を意識した中で農業大学校を選んだ学生も多いようでした。
 普及センターでは,農業大学校と連携して,次世代の担い手を支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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春植えたまねぎの実証ほを設置

2013年05月01日 16時07分20秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  JAあさひな管内では,水田を活用した土地利用型野菜の導入をすすめており,たまねぎの生産が行われています。今年度は,新たな作型として春植えの試験栽培に取り組んでおり,普及センターでは,集落営農ステップアップ支援事業を活用し,実証ほを設置して支援しています。
 実証ほの定植作業は,4月16日に行われました。苗の生育は順調で病害虫の発生もありませんでした。
 普及センターでは,今後,生育・品質・収量について調査を行い,黒川地域での春植えたまねぎの利点と欠点について検討する予定です。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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