平成25年4月19日,JA古川なす部会主催で天敵放飼実演会が開催されました。
JA古川なす部会では,平成22年から害虫防除のためスワルスキーカブリダニやミヤコカブリダニといった天敵を利用しています。普及センターでは,導入当初からその防除効果について調査し,これらの天敵はアザミウマ類やハダニ類などの難防除害虫の防除効果が高く,夏季の農薬散布回数が減らせることを実証しました。今年度天敵を利用する部会員は,昨年よりも増加する予定です。
普及センターからは,天敵を放飼する前に薬剤による病害虫防除を行って,病害虫の発生を抑えておくことが天敵利用を成功させるポイントであることなどを説明しました。
参加者からは,天敵の散布方法などについて活発な意見が交わされました。
普及センターでは,これからもJAと連携を深めながら,環境にやさしいなすの生産を支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910