宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

丸森シルクフェスタin齋理の開催を支援しました。

2013年10月09日 13時48分27秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 丸森町の養蚕は,古くから県内一の産地であり,現在でも7戸の養蚕農家が繭4トン,それで仮にきものを作ると約800着分を生産しています。その伝統ある丸森の養蚕について,一般の方々に広く理解してもらうため,丸森シルクフェスタin齋理が平成25年10月1日から11月4日まで蔵の郷土館齋理屋敷(丸森町字町西25)で開催されます。

 展示内容は,養蚕に関する地場産品の地織り,繭クラフト,真綿製品,シルク和紙等です。当普及センターでは,カイコ幼虫の飼育展示について支援を行っています。

 カイコの一生は,ふ化してから約1か月間で4回脱皮し5齢幼虫で繭を作り蛹になり,その後約2週間で成虫の蛾になります。今回は,10月1日に2齢幼虫から飼育展示を始め,10月20日ごろから繭を作り始めます。カイコの品種は日本原種の「小石丸」ほか2品種です。餌の桑葉は,丸森町耕野の養蚕農家の協力を得ています。

 普及センターでは,今後も伝統産業の活用支援を継続していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班

       TEL:0224-53-3431,FAX:0224-53-3138

   

カイコ幼虫飼育展示  丸森シルクフェスタ展示


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「農業大学校生が1カ月の農業体験研修を終える。」

2013年10月09日 11時24分44秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  10月4日に宮城県石巻農業改良普及センターにおいて,宮城県農業大学校主催の先進農業体験学習終了式が行われました。

  先進農業体験学習は農業大学校1学年の行事で,今年度は7名の学生が9月2日から33日間,ネギの生産農家,繁殖牛の畜産農家,土地利用型の農業生産法人や施設園芸でトマトやキュウリを栽培している農業生産法人等で研修を行いました。

  終了式では,学生から「米栽培が良いと思ったが,キク栽培にも触れ,園芸にも興味がでた。」,「稲へのラジコンヘリを使った薬剤散布を見て,ぜひ資格をとって農業を行いたい。」,「農業と家事の両立は大変。(農業している)親の大変さを知り,家の手伝いも行いたい」など,研修から学んだことを今後に活かしたいという感想が多くありました。

  学生には,この研修で感じた農業の魅力や大変さを今後の進路選択に役立ててもらいたいと思います。普及センターは関係機関と協力し,引き続き担い手の育成を行っていきます。


学生・保護者・受け入れ農家そろっての記念撮影

≪連絡先≫
 宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

普及の現場を肌で実感~第1回栗原地域普及活動検討会~

2013年10月04日 16時59分49秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

栗原農業改良普及センターでは,平成25年9月4日に第1回栗原地域農業普及活動検討会を開催しました。活動検討会の委員には農業者や民間団体,農業団体から7名の方々に就任していただき,普及指導活動の基本的課題,活動方法及び内容などを幅広く検討していただいています。
 1回目の検討会においては,普及現場を肌で感じてもらい,より的確な意見をいただくために,現地での検討会を組み入れました。活動の対象は,栗駒山麓南東部の丘陵地にある栗原市花山小豆畑地区46戸で,普及センターでは栗原市とともに遊休農地を活用した地域特産物づくりを進めています。
 昨年は開拓時代飢えをしのいでくれた思い入れの深い作物であるきびを3a集落共同で栽培しました。収穫されたきびについては,集落の新年会できびもちとして振る舞った他,花山鉄砲まつりにおいて直接販売,さらに地元の温湯山荘に販売しました。今年度は周辺の遊休農地を活用し,3aの栽培ほ場を約10aに広げ,きびの他,えごま,さつまいも,大豆,やまいも,大根などを多種の作物を栽培しています。
 現地では,活動検討委員の他,小豆畑地区から区長の菅原一之氏,花山集落サポーターの市川達雄氏,栗原市役所花山総合支所長,地域産物を積極的に活用している温湯山荘副支配人伊藤宏正氏が参加し,小豆畑地区の活動について区長自ら紹介するとともに地域振興の方策について,活動検討委員と意見交換しました。
 また,栗原合同庁舎に場所を移した課題検討会では,一迫商業高校の生徒と連携して取り組んだ「やまのしずく」の広報宣伝活動を中心に多様な米づくり推進への取り組みを報告しました。高校生によるイメージキャラクターの作成やレシピ考案など斬新なPR活動に活動検討委員は大変感心し,地域活性化の担い手育成にもつながる普及手法を高く評価していただきました。

きび飯,えごま料理を試食しながら検討

一迫商業高校との連携を中心に事例報告

 

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AKOGARE-NAVI(あこがれ-なび)が「仙南うまいもの祭」に出店

2013年10月02日 10時39分16秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 仙南地域の若手農業者集団AKOGARE-NAVIのメンバーが消費者交流の一貫として,去る9月22日(日)に開催された「仙南うまいもの祭」に出店しました。今年のうまいもの祭は川崎町の国営みちのく杜の湖畔公園で行われ,当日は連休の中日で晴天ということもあり多くの家族連れで賑わいました。
 出品に際しては野菜の端境期ということや丁度稲刈りシーズンと重なったことから出品物の収集や出席者の確保が難しかった面がありますが,柴田町の齋藤農園から色とりどりのポットマムをはじめ,村田町の自然農場風天から在来品種にこだわったじゃがいも,ミニトマトやししとうなど,蔵王町の蔵王ハーブからハーブティやハーブ苗,また,角田のゴボウやとれたての新米等も出品されました。
 販売面では今回の場所は公園の奥に位置し駐車場とも離れていたため,頑張って販売しましたが,重い商品の販売は苦戦しました。
 しかし,販売を通じて消費者との交流が行われたり,メンバーを紹介したパネルを興味深そうに読まれた方もいたことから,AKOGARE-NAVIの活動を周知するという目的は達成できたと思います。
 普及センターでは今後も若手農業者の活動を支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

 

私が作った野菜です                       色とりどりのポットマム(かわいいミニサイズの菊)も販売しました


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喜びの収穫(七ケ浜町)

2013年10月02日 09時43分00秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 七ヶ浜生産組合は,9月27日より稲刈り作業を始めました。今年は約11haを収穫する予定ですが,キリングループより支援を受けたコンバインなどフルに稼働させて作業が進められています。収量・品質共に予想以上の手応えを感じている様子でした。
 町内の農地のほとんどが津波で被災した七ケ浜町では,農地の復旧工事が進められ,今年は約53haの水田で3年ぶりに水稲の作付を再開することができました。
 今年は,田植え時期に降雨が少なく,水源をため池に頼っている七ケ浜町では,代かきや田植えに必要な水の確保に大変苦労しました。また,農地復旧工事後最初の作付となるため,被災前と土壌条件が変わったり,除塩を行なったとはいえ塩害に対する不安などを抱えていましたが,生産者の方々は収穫を迎えるまで細心の注意を払い栽培管理を行なってきました。普及センターでは,事前の水稲活着試験や用水の塩分調査,水稲生育調査等を行い,様々な不安を取り除きながら栽培管理の支援を行なってきました。
 今後は,町全域でほ場整備事業が進められ,中心となる担い手として生産組合へ期待が寄せられています。普及センターでは組合の機能強化等今後も継続して支援を行なっていきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ほ場整備事業にかかる事業関係者説明会」が開催されました

2013年10月02日 09時01分55秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

  現在,気仙沼南三陸地域では,農地復旧のために10工区でほ場整備事業が進められています。平成25年9月13日から20日にかけて,県・市町・JA等の農業関係機関は,このうち8工区について「ほ場整備事業にかかる事業関係者説明会」を開催しました。
 これは,ほ場整備事業を進める各工区の地権者を対象に,事業内容を説明するためのものです。
  難しい専門用語が多く,理解に時間を要する項目でしたが,出席者は各関係機関からの説明に熱心に耳を傾けていました。
  主な説明項目は次のとおりです。
   (1)ほ場整備事業の計画図面と実施スケジュール
   (2)換地計画
     (3)意向調査結果に基づく現状と課題
   (4)農用地利用改善組合
   (5)機械利用組合と営農組合
 今後は,農地復旧後の営農体制を主体に話し合いを重ねていく予定です。
  普及センターは,今後も関係機関と連携して担い手の育成を支援していきます。
 

  在郷工区            西戸川工区

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター    地域農業班
 〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
    0226-29-6044


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする