宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

秋彼岸出しきく出荷が終わり,次作に向けて栽培スタート!! (株)宮城リスタ大川

2013年10月22日 18時10分02秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 (株)宮城リスタ大川(石巻市大川地区)では,来年度からのきく本格生産(営農再開)に向けて,構成員のキク栽培技術の習得,共有化に向けた「きく栽培実証ほ」を設けました。
 「きく栽培実証ほ」では,まず,地域外から土を持ってきたことから,良質の堆肥投入による土づくりに力を入れ,蒸気消毒も実施しました。また,秋彼岸出し作型については,構成員全員で直挿し作業を行い,栽培をスタートさせました。さらに,耕種概要や施肥,病害虫防除等の状況を記入した看板を作って,作業内容の共有化を図りました。普及センターからも,良品生産に向けた講習会の開催や,巡回により実証ほ運営を支援いたしました。その結果,切り花品質の優れたきくが適期に収穫することができ,市場や直売所にも出荷され,好評を得ました。
 さらに,10月9日には,来年の春彼岸出し作型きくの直挿し作業が行われました。これから,秋冬出し栽培が本格化します。さらに,普及センターとしても,管内外の栽培者,関係機関・団体と連携を図りながら,栽培技術が高められるよう支援を継続していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター   先進技術第二班 
 TEL:0225-95-7612 ,FAX:0225-95-2999


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桃生スリムネギ部会現地検討会

2013年10月22日 14時26分06秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 

 9月9日に石巻市桃生地区で,JAいしのまきスリムネギ部会の現地検討会が開催されました!!
 

部会の指導部が中心となり,青年部とともに各生産者のハウスを巡回しながら指導を行いました。巡回指導を行うことで,スリムネギ部会内の秀品率の安定化と後継者育成を同時に行っています。
 

真夏の高温及び台風の影響で障害が出ているハウスが見られましたが,生産者同士のマメな情報交換と対策を行うことで良品の出荷が期待されます。



現地検討会に臨むスリムネギ部会青年部

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター      先進技術2班
 TEL:0225-95-7612,FAX:0225-25-2999


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JA古川大豆・麦生産組織連絡協議会役員会で大豆の適期刈取りを指導

2013年10月21日 20時09分06秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  10月16日にJA古川大豆・麦生産組織連絡協議会役員会が開催されました。普及センターから,適期刈取りについて「大豆技術情報(第5号)」を活用して指導しました。
 本年度は,9月に晴天が続いたことと気温の日較差が大きくなったことにより大豆の黄化・落葉が早く進み,刈取開始は平年より3日程度早まると予想されました。また,台風18号の強風により倒伏したほ場がみられることから,コンバイン収穫では土の掻き込みが無いように注意喚起しました。
 

   平成24年産大豆の情勢では,輸入大豆の値上がり・供給不安定により国産大豆の需要が伸びています。大崎地域は大豆の安定生産が図られる産地として,実需者から高い期待が寄せられており,単収や品質の向上はもとより,商品性の高い大豆を生産することが望まれています。
 

  これからも,普及センターではJAや関係機関と連携しながら大豆の栽培技術向上を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910
         


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JA古川大豆・麦生産組織連絡協議会役員会で大豆の適期刈取りを指導

2013年10月21日 19時54分10秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  10月16日にJA古川大豆・麦生産組織連絡協議会役員会が開催されました。普及センターから,適期刈取りについて「大豆技術情報(第5号)」を活用して指導しました。
 本年度は,9月に晴天が続いたことと気温の日較差が大きくなったことにより大豆の黄化・落葉が早く進み,刈取開始は平年より3日程度早まると予想されました。また,台風18号の強風により倒伏したほ場がみられることから,コンバイン収穫では土の掻き込みが無いように注意喚起しました。
 

  平成24年産大豆の情勢では,輸入大豆の値上がり・供給不安定により国産大豆の需要が伸びています。大崎地域は大豆の安定生産が図られる産地として,実需者から高い期待が寄せられており,単収や品質の向上はもとより,商品性の高い大豆を生産することが望まれています。
 

  これからも,普及センターではJAや関係機関と連携しながら大豆の栽培技術向上を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910


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フェロモントラップでりんごの害虫の発生消長をキャッチ

2013年10月18日 15時26分31秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 普及センターでは,りんごの害虫で被害の拡大が懸念されている「ヒメボクトウ(幼虫が集団で枝や幹に食入),スモモヒメシンクイ(幼虫が果皮下を筋状に食害)」の栗原地域における発生消長を把握するため,平成24年度から管内3か所のりんご園地でフェロモントラップ調査を行っています。
 調査は,ヒメボクトウ:6月11日~10月8日,スモモヒメシンクイ:5月7日~10月15日の期間に,週に一回誘殺数のカウントを行いました。
 ヒメボクトウについては,平成24年度は7月下旬に誘殺数が最も多い結果となりましたが,平成25年度については,8月上旬にピークを迎えました(図1)。このことから年1回の発生であると推察されました。
 スモモヒメシンクイについては,平成24年度は5月中下旬,7月中旬,8月下旬の計3回のピークがありました。一方,平成25年度は非常にピークが掴みにくい発生消長となりましたが,年3回程度の発生であると推察されました(図2)。
 園地によっては,ヒメボクトウの被害が見え始めており,被害の拡大防止が必要となっています。普及センターでは,今回の調査や園地の被害状況等を基に,管内りんご生産者への情報提供及び効果的な防除技術の確立へつなげていきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       
FAX:0228-22-6144


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地域の先輩農業者から学ぼう!~「マンツーマンサポーター」による就農定着に向けて

2013年10月18日 15時20分07秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 栗原地域では「マンツーマンサポーター」による新規就農者の着実な営農定着に向けた支援を行っています。この支援は,地域の農業技術・経営管理能力に優れた農業者にサポーターをお願いし,就農して3年以内の認定就農者等に対して実践的な指導を行ってもらうものです。また,サポーターからの指導と併せ地域の農業者との交流機会の拡大が期待されます。今年度は,いちご栽培2年目の新規就農者に対し,管内でいちご栽培がトップレベルにある栗原市築館の三浦孝夫氏をサポーターとしてお願いしました。
 現地指導は主に育苗管理や定植前のほ場管理について行われ,今後は収穫に向けた温度管理や病害虫防除,親株の養成等,生育ステージに応じて進めていく予定です。また,ほかのいちご生産者との交流が図られるよう,JAいちご部会の研修会や現地ほ場視察等への参加誘導も行っています。
 支援を受けている新規就農者からは,「これまでの問題点が明確となり,実践的な栽培技術のポイントを学ぶことができた。今回学んだことを積極的に経営に活かしていきたい。」と,経営発展に向けた取り組み意欲の向上が伺えました。
 普及センターでは,新規就農者の就農定着が図られるよう,今後も支援を続けていきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404
FAX:0228-22-6144


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営農再開!石巻市北上町カントリーエレベーター稼働!

2013年10月16日 16時14分01秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 石巻市北上町橋浦に石巻市が被災地域農業復興総合支援事業を活用して整備した共同乾燥調製貯蔵施設(カントリーエレベーター)が完成し稼働開始した。

 東日本大震災で大きな被害を受けた北上町,河北町の農家が利用するもので,地域農業の再生を目的に建設された。約9,000㎡の敷地に300tの貯蔵タンク10基を配置し,水田450haの受益面積となる。

 石巻市農林課では「初期投資の負担を軽減される点から,被災した農家にとって営農再開の後押しになる。農地復旧に合わせてどんどん利用してほしい。」と話している。

 また,利用した農家も「非常に助かっている。乾燥調製をどうするか困っていたが,カントリーエレベーターができて作業も順調にいった。」と無事収穫作業を終えた感想を話していた。

 今後も普及センターでは被災地域での営農再開に向け支援を継続していきます。

≪連絡先≫
 宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999


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JA南三陸果樹生産部会の視察研修が開催されました

2013年10月16日 14時21分59秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  平成25年9月26日,JA南三陸果樹生産部会の視察研修が行われ,岩手県奥州市のりんご生産者・高野卓郎氏の園地「紅果園」とJA江刺が管理運営する直売所「江刺ふるさと市場」を視察しました。

 高野氏からは,りんごを通年販売するための保存方法や授粉用のマメコバチを効率的に自家増殖させる方法,自らが育成した紅ロマン,ゴールドロマン,藤原ロマンの品種特性や現在育成中の台木用品種に関することなど大変興味深い話を聞くことができました。

 また,江刺ふるさと市場で販売されているりんごの品質や価格,りんごを使った加工品の品揃えなどを見学した後,店の担当者から直売所の概要と出荷ルールを中心に説明していただきました。

普及センターでは,今後も関係機関と連携して果樹生産者の栽培技術と販売力の向上を支援していきます。 

<連絡先>

宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班

電話 0226-29-6044


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農業大学校生を対象にみやぎ農業未来塾を開催しました。

2013年10月15日 08時43分18秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成25年9月30日に大河原管内で先進農業体験学習中の農業大学校生8名が各研修先を視察しあいました。

 宮城県農業大学校ではカリキュラムの一環として,先進的な農業経営を行う農業者のもとで,生活を共にしながら,農業の技術や経営,人生観を培うために「先進農業体験学習」を行っています。農業改良普及センターでは,管内で研修している学生8名を対象に,自分の研修農家以外の優良農家の事例に触れ,幅広い視野や将来の農業観と就農意欲を醸成するために,みやぎ農業未来塾(優良事例調査講座)を開催しています。

 講座では,8件の研修先のうち4件を回り,学生が自分の研修先の農業経営の紹介や研修内容の説明を行い,受け入れてくださっている農家の方に補足説明をしていただきました。参加者は,研修先と異なる経営形態や作目に触れ,熱心に学んでいました。そして,農家の方々からは経営の概要や技術だけでなく,マーケティングや経営戦略,農業観など様々な話をいただきました。

 農業改良普及センターでは,新たな農業担い手の確保・育成の一環として将来農業に携わることを目標とする就農候補者を支援していきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 

       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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北浦梨商品化研修会の開催~梨ピューレ利用による特産品開発を目指して~

2013年10月11日 18時38分39秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 美里町北浦地区を中心に大正時代から本格的な梨栽培がはじまり,「北浦梨」として知られています。美里町はこの梨を地域資源として捉え,「お店で食べられる」,「お土産にできる」特産品の開発を進めています。
 普及センターでは,この動きを支援するため,JAみどりの北浦梨部会とともに北浦梨の供給体制や加工品に使用しやすい通年供給可能な「冷凍ピューレ」化の試作検討を支援しています。
 また,今年8月から,美里町主催で「北浦梨商品化研修会(全5回)」が始まり,特産品開発に向けた北浦梨ピューレを原料とした調理実習・研修が行われ,10月に開催される町内イベント時に試作品の発表を行うことが予定されています。
 研修会には町内飲食店等約12~15店舗が参加して,第1回研修会(平成25年8月28日開催)は,料理教室「七っ森」浅野ゆか氏を講師に招き,スイーツを3品実習しました。第2回研修会(平成25年9月19日開催)は,「鷹泉閣 岩松旅館」菱沼常務取締役を講師に招き,主菜・副菜に使えるドレッシング・たれの実習を行いました。
 また,第2回研修会では,普及センターが支援し町内福祉施設で製造した北浦梨ピューレを原料に,「梨ドレッシング」,「梨タレ」,「梨クリーム(カスタードクリーム風)」を実習しました。いずれも梨の味が活かされたレシピであり,参加者に好評でした。また,風味をいかすための調理のコツについても菱沼常務から丁寧に教えていただき,参加者は「練習して,自分の店で出せるようになれば」等の感想がありました。
 次回(10月17日)は漬物の研修が予定されています。参加している町内飲食店では,これらの研修で学んだレシピを参考にしていただきながら,今後,北浦梨ピューレを使った特産品を開発していく予定です。
 普及センターでは,今後もこのような地域資源を活用した特産品開発の支援を継続します。

<問い合わせ先>
 美里農業改良普及センター  地域農業班

TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225

 


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