宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

麦の栽培が始まります~麦の栽培講習会を実施~

2016年10月21日 11時06分39秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成28年10月11日(火)にJAいしのまき農業情報センターにおいて,麦を作付する農業法人や生産組織,関係者等を集め麦栽培講習会が開催されました。普及センターからは平成28年産麦類の作柄と平成29年産麦類栽培に向けた技術対策について説明しました。

 石巻管内の平成28年産麦類は,播種や追肥などが適期に行われたことや,栽培期間中に天候に恵まれたことから収量は平年に比べ多く,農産物検査における1・2等の割合が大麦・小麦とも平年を上回りました。
 平成29年産の栽培のポイントとして,適期播種,湿害対策,施肥,赤かび病防除,適期収穫等について説明しました。

 石巻管内では水稲-麦-大豆のブロックローテーションを実施しているほ場が多いですが,今年は降雨の影響で稲刈りが遅れているため,麦播種に向けて急ピッチで作業が進められています。普及センターでは現地検討会の開催や技術情報の発行を行い,今年度に引き続き多収・高品質麦を生産できるよう支援していきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班
   TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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加工業務用キャベツ現地検討会の開催

2016年10月20日 18時12分00秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

平成28年10月11日にJAいしのまき加工業務用野菜生産部会のキャベツ現地検討会が開催されました。
 今年は7月の高温乾燥によりキャベツのは種・育苗に苦労し,8月は相次ぐ台風の襲来でほ場準備や定植が遅れ,9月は長雨で湿害による生育不良が目立ちました。今回巡回した(農)水沼ファーム,(株)大地,(農)たてファーム・和の結球形成や玉の重さは比較的良好でした。
 病害虫では,コナガやウワバ類などのチョウ目害虫の食害及び寄生が確認され,病害では黒腐病が散見されたほか,一部のほ場では黒斑細菌病の発生も見られました。天候不順が続き,農薬の散布,追肥のタイミングが難しい状況ですが,再度の農薬散布など収穫に向けてもうひと頑張りというところです。収穫は,10月末から本格的に開始される見込みです。
 普及センターでは関係機関と連携して,今後も安定生産に向けて支援していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999


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平成28年度宮城県総合畜産共進会祝賀会が開催されました!

2016年10月19日 17時28分38秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 全国和牛能力共進会が平成29年度に宮城県を会場に開催することが決定し,県内で出品候補牛づくりが計画的に行われております。
 平成28年9月6日から10日にかけ,大会本番をイメージしたプレ全共県大会において,登米市で出品した24ヶ月肥育牛,単品牛,群出品牛の各区で数多く入賞し,更には名誉賞や総合優勝を果たす等,地道な努力が実を結び輝かしい成績を収めました。肉用牛の先進地としての能力が発揮された大会でもありました。
 これら功績を讃え,全共への出品意欲を鼓舞する目的で先日,登米和牛育種組合主催による生産者,関係機関総勢83名が一堂に会しての祝賀会が市内で盛大に開催されました。
 先ず高橋良会長から,労いの言葉に続いて全共への抱負や取り組みのポイントを力強く表明しました。市を始め関係機関からの祝辞に次いで事務局からプレ全共の概要や活動報告の後,名誉賞を受賞した方々に対し,顕賞盾の授与や記念品の贈呈が行われました。
 最後の審査講評では厳しい戦いを制した要因や秘訣に関して説明があり,皆,興味深げに聞き入り,全共において全区上位入賞への気運が一気に加速した様子でした。
 会場では今回の受賞の祝賀ムードで終始和やかに懇談が続き,将来の改良などについても参集者から活発な情報交換が行われる等,熱い思いが直に伝わる会でした。
 目標としている日本一獲得に向け,きめ細やかな指導会,研修会,選抜等の行事が目白押しとなり,これからが正念場を迎えます。普及センターでは多くの出品牛が選ばれるよう引き続き活動を支援してまいります。

 

 プレ全共4区で優勝した牛群             

挨拶をする高橋会長

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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「平成28年度水稲直播栽培第2回現地検討会」が開催されました。

2016年10月19日 14時26分39秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 

 去る平成28年9月27日(木),(農)井土生産組合(仙台市)と(農)林ライス(岩沼市)の乾田直播栽培ほ場を会場に,乾田直播に関心のある生産者やJA担当者,普及指導員等を対象とする「平成28年度水稲直播栽培第2回現地検討会」を開催しました。
 農業革新支援専門員チームでは,各農業改良普及センターと連携し,大規模土地利用型経営体の経営確立に向け,水稲の省力・低コスト技術である乾田直播栽培の導入を支援しています。
 今回は,収穫期を迎えたほ場で生育状況を確認しながら,グレーンドリル播種やV溝播種乾田直播の栽培技術,イネツトムシの発生予察と防除,水田センサーの活用等について,古川農業試験場,農業改良普及センター,農業革新支援専門員から説明を行いました。
 また,各組合長から今後の取組について紹介いただいたところ,「昨年に比較し,雑草害は大幅に軽減され,収量性も向上する見込みであり,次年度以降も積極的に取り組みたい」とのことでした。
 当日は収穫作業の合間にも関わらず70名を超える参加者が集まり,省力・低コスト技術や先行事例の説明に熱心に耳を傾け,関心が高いことがうかがえました。
 農地中間管理事業の活用や津波被災地域での大規模土地利用型法人が設立されています。経営の安定化,効率化を図るためには,省力・低コスト技術である直播栽培の導入は必要な技術となっていることから,今後も,試験研究の成果や先進事例等の情報発信に努めていきます。

<連絡先>
宮城県農林水産部農業振興課農業革新支援専門員チーム
TEL:022-211-2837
FAX:022-211-1839
 


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仙台管内で農業大学校先進農業体験学習が行われました

2016年10月17日 16時31分18秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成28年9月5日から10月7日までの33日間、農業大学校の1年生が農家の農作業や農村生活を体験するための「先進農業体験学習」が仙台管内で実施されました。
 今年度は7名の学生が派遣され,6カ所の大規模農業法人や先進農家で研修を行いました。今回初めて学生を受け入れていただいた農業法人、すでに十数回もお世話になった農家様をはじめ、ご協力いただいた方々に改めて感謝を申し上げます。
 普及センターからも時々訪問して様子をうかがったところ、学生の様子は、開始直後には不安や緊張も見られましたが,研修後半では派遣先の方々ともすっかりうちとけていたようでした。また、修了式で特に非農家出身の学生は、農業に対する見方も変わったようで、「充実した体験学習となりました。」と農家に感謝しました。
 普及センターでは,農業大学校と連携して,次世代の担い手を支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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「水田フル活用による土地利用型経営体の育成」をテーマに検討しました

2016年10月17日 15時57分34秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 10月5日,登米市津山町において「水田フル活用による土地利用型経営体の育成」をテーマに第1回普及活動検討会を開催しました。
  現地視察は,(農)フォレストウィンド津山のせりほ場とねぎほ場で行いました。せりは昨年から作付け始めましたが,カモ等の鳥害に遭い減収したため,今年度は露地の他にハウスでの栽培も始める予定です。ねぎも昨年から約1haで作付けており,今年度も順調に生育していました。
 室内検討会では,テーマ関連のプロジェクト課題2課題を報告しました。プロ課題No.1「生産組織の経営改善による水田農業の競争力向上」では,各委員から「土地利用型の経営は農地集積が課題」,「復元田における直播栽培,大豆のシストセンチュウ対策等の指導を願う」などの意見をいただきました。プロ課題No.4「土地利用型野菜経営体の育成による地域農業の再編」では,「経営評価のため数値化が必要」,「園芸振興は登米市の重要課題。引き続き指導願う」などの意見をいただきました。これらの意見を踏まえ,今年度後半の活動に活かして行きます。

 

 ねぎほ場の現地視察 

 

 室内検討会(プロ課題報告)


<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
      電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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身近なところでがんばっています! ~みやぎ農業未来塾(2回目)~

2016年10月14日 16時25分40秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成28年9月27日(火)に亘理農業改良普及センターにおいて,当初主催の新規就農者を対象とした研修会を開催しました。

 亘理農業改良普及センターでは,就農しておよそ5年以内の,主に葉菜類等の栽培に取り組む新規就農者(岩沼市内3名,山元町内2名)の技術向上と交流を目的に情報交換会や研修会を平成26年12月から定期的に開催しています。

 今回は8月に続く2回目の研修会で,栽培技術の部として「作付け計画の考慮すべきポイント」や「育苗方法の具体例」,経営管理の部として「資金繰り表の作り方」について講義と演習に取り組みました。

 参加者からは「苗の揃え方がわかって良かった」「ほ場の作付けは数年単位で考えることに気づいた」「お金があるとつい買ってしまう,資金繰りの考え方がわかったので気を付けます」など,早速,経営に活かそうとする感想が聞かれました。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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民泊研修会~安全についてのワークショップ~を開催しました

2016年10月14日 10時09分17秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成28年9月14日,南三陸町入谷地区のひころの里で,「民泊研修会~安全についてのワークショップ~」が開催されました。一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構の花垣紀之氏を講師に迎え,気仙沼市と南三陸町の民泊受け入れ農家25名が参加しました。
 講師の先生からは,アレルギーを持った子供も多いため食事には気をつける必要があることなど,子供たちを受け入れる際の注意点を学びました。また,草取りや障子張りなど,農家の何気ない日常でも都会の子にとっては“体験”になるというお話もいただきました。
 その後,4つのグループに分かれ,子供たちに滞在中どのような体験をしてもらうかを話し合って決め,その際に起こりうる事故を予想しました。そして,どのような対策をしたらその事故を防ぐことができるのかを考えました。参加者は,魚釣りや夕食作りなど,子供たちに喜んでもらえる体験を楽しく話し合いながらも,海への落下や火傷など,あらゆる危険性を真剣に考えていました。
 普及センターでは,今後も関係機関と連携し,民泊への取り組みを支援していきます。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044

 


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丸森地区花卉部会菊類出荷反省会開催

2016年10月13日 09時20分27秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

   平成28年10月6日(木)JAみやぎ仙南丸森地区花卉部会は,丸森町のあぶくま荘で菊類出荷反省会を開催しました。
  出荷反省会には,小ギク生産者20名が出席しました。はじめに,(株)仙花から市場の情勢や市場からの要望,JA事務局は今年度の販売実績について,普及センターは今年度の試験ほの成績とこれからの作業について説明をしました。
  また部会長から,今年度の栽培の総括や来年度の生産拡大,新規栽培者勧誘,物日出荷への取り組みについて説明があったほか,来年度作付品種の検討が行われました。
  今年は昨年より出荷本数,出荷額ともに増加し,セル苗定植技術への移行もスムーズに進み,生産者の意欲も高まっています。丸森町も小ぎくの生産振興に力を入れており,さらなる生産拡大が見込まれます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 
       TEL:0224-53-3431  FAX:0224-53-3138


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「サワールージュ果実販売キャンペーン」小十郎の郷で開催

2016年10月12日 17時49分30秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

  9月25日,リンゴの宮城県オリジナル品種「サワールージュ」の販売キャンペーンが,白石市の農産物直売所「小十郎の郷」で開催されました。
 当日は宮城県観光PR担当係長のむすび丸も駆け付け,県内3箇所のキャンペーンのトップを切って開催となりました。
 この日,白石市内で生産された「サワールージュ」のほか,北紅やひめかみといった品種のりんごも併せて試食販売されました。
 試食品した来場者から「やっぱり酸っぱい。でも,加工するのに向いているみたい」との感想や,サワールージュを使ったアップルパイを試食し「これは買えないの?」と質問された来場者いました。
 小十郎の郷では,直売所の活性化に向け「白石三白野菜」と銘打った活動に取り組んでおり,普及センターは栽培指導を中心に活動のお手伝いをしています。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  TEL:0224-53-1935 FAX:0224-53-3138


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