宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

冬野菜栽培講習会および抑制かぼちゃ現地検討会が開催されました!

2017年09月20日 13時07分07秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 

 <かぼちゃ現地検討会の様子>

 平成29年8月21日(月)に,つぼみ菜・寒締めほうれん草・ちぢみ雪菜の栽培講習会が2地区(瀬峰・栗駒)で開催され,2地区合計で生産者21名が出席しました。また,22日(火)の抑制かぼちゃ現地検討会には生産者11名が参加しました。
 つぼみ菜・寒締めほうれん草・ちぢみ雪菜の栽培講習会では,種苗メーカーから基本的な栽培技術や品種の特徴について説明があり,普及センターからは病害虫防除のポイントについて説明しました。出席者からは,品種による特徴や市場動向,栽培時の疑問点などについて質問があり,活発な意見交換が行われました。
 かぼちゃ現地検討会では,種苗メーカーと普及センターから,今後の栽培管理および病害虫防除ポイントについて説明を行い,生産者は圃場を観察しながら説明内容を確認している様子でした。また,生産者同士で様々な栽培方法について情報交換も行われていました。
 今回の講習会,現地検討会では,生産者同士の情報交換が積極的に行われ,生産者間のつながりが強くなったと思います。普及センターでは,今後も栽培技術向上・安定生産のために新しい情報の提供や現地指導を行い,生産者を支援していきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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第2回石巻地方農作物異常気象対策連絡会議を開催しました。

2017年09月19日 17時09分10秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 8月1日頃から低温、日照不足の状態が続いていることから、8月17日に開催した第1回石巻地方農作物異常気象対策連絡会議に引き続き、9月1日に第2回石巻地方農作物異常気象対策連絡会議をJAいしのまき情報センターを会場に開催しました。石巻市、東松島市、JAいしのまき、NOSAI宮城石巻支所、管内5土地改良区、石巻農業改良普及センターが出席し、緊急情報チラシ「低温・日照不足に伴ういもち病への警戒及び登熟促進対策を!」を作成・全戸配付し、管内生産者の栽培管理の徹底を図ったことが報告されました。
 また、普及センターやJAから水稲の生育や登熟経過等について報告し、日照不足が及ぼす影響などについて検討を行いました。今後の対策として、登熟がほ場ごとに異なっていることから適期刈取りの指導を重点的に行い、収量・品質を確保していくこととしました。
 この他、大豆や野菜類については生育が軟弱で生育の遅れも見られることから、排水対策や病害虫防除対策についての指導を今後も継続していくこととしました。 


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(農)朝日の郷 第1回通常総会が開催されました

2017年09月19日 13時15分28秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 平成29年8月25日に農事組合法人朝日の郷の第1回通常総会が開催されました。
 本法人は,石巻市北村地区において,ほ場整備事業を契機に平成18年から特定農業団体の集落営農組織として取組ながら,その間,法人化計画に基づく法人の経営形態の検討などを重ね,昨年,構成員11名で法人化しました。
 議案審議に先立ち担当する税理士事務所より,決算・財務状況の説明や第2期に向けた提案がありました。
  代表理事の挨拶では,決算状況は黒字で向かえることができた。今後も数年は大豆等の転作部門を中心に燻炭の製造販売に取り組むが,将来は高齢化が進むなか担い手への農地の集積や作業委託の増加が予想されるため,水稲部門も検討していきたいとのことでした。普及センターとしても関係機関とともに,法人への運営支援に取り組んでいきます。


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いちごの高濃度炭酸ガスくん蒸処理の現地研修会の開催

2017年09月15日 19時16分36秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

平成29年9月14日,石巻管内のいちご生産者を対象にナミハダニ防除技術の一つである高濃度炭酸ガスくん蒸処理の現地研修会を開催しました。高濃度炭酸ガスくん蒸処理とは,苗を定植前に「二酸化炭素くん蒸剤」で処理することで,ナミハダニ成幼虫の防除と同時に卵の孵化が抑制され,本ぽへの持込みを防ぐための技術です。研修会は,今回処理装置を導入した東松島市のいちご生産者ほ場で行いました。 研修会には,生産者や農協職員,県関係で20名程度の参加者があり,ナミハダニ防除への関心の高さがうかがえました。(株)アグリクリニック研究所の担当者から処理装置の仕組みや殺虫メカニズム,処理時の注意点などについてくわしく説明を受けました。また,実際に処理を行いながら説明を聞くことができたため,装置の規格や作業手順についてじっくり学ぶことができました。
 また,普及センターで平成28年度に他の生産者で処理を行った際の害虫調査や薬剤散布回数の比較の結果を配布し,防除効果の高さや殺虫剤散布回数の削減につなげられたことを説明しました。
 現場では,説明を聞きながら熱心にメモをとる姿が多くみられ,処理装置に関する質問や自身のほ場でナミハダニの発生が毎年多く,対策に苦慮するなどの意見が出ました。ナミハダニの防除に関しては様々な技術があり,今回の技術はそのうちの選択肢の一つです。生産者のほ場の規模や毎年の発生状況,薬剤散布回数の頻度に応じて自身のほ場にあった対策を選んでいく必要があります。


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みやぎ農業未来塾「農業大学校生の視察研修会・交流会」が開催されました

2017年09月15日 17時23分47秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

平成29年9月13日,大崎管内で先進農業体験学習を受講している宮城県農業大学校生を対象に視察研修会及び大崎4Hクラブ員との交流会を開催しました。
 (株)てくてくファームの視察では佐藤雅俊代表取締役より,就農の経緯や販路の開拓,GAPの導入などについて講話をいただき,ナスの施設栽培を見学しました。GAP導入に関してはオリンピック・パラリンピックで使用される農産物に取得が義務付けられただけではなく,従業員への品質管理意識の啓発にもつながると,その大切さを認識できました。続いて大崎4Hクラブ員の佐々木寿記氏のほ場視察では,就農の準備や営農状況などについて説明いただき,トマトの施設栽培を見学しました。家業の農業を継承し,地域の一員として集落営農にも携わる姿勢から,卒業後の進路に大きな刺激を受けました。
 その後に実施された交流会では,大崎4Hクラブ員と農業大学校で学ぶべきことや4Hクラブの活動内容などについて活発な情報交換を行い,親睦を深めました。
 普及センターでは,今後も青年農業者の意欲向上につながる視察や相互交流を推進していきます。


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法人経営体の経営管理に関する指導会を開催しました

2017年09月15日 11時59分36秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 法人化して間もない組織が,円滑に経営基盤を固めることができるよう,今後の経営展開に向けた構成員の考えや役割の明確化,組織運営・経営管理への意識醸成等を目的とする「法人経営体の経営管理に関する指導会」を、8月26日に色麻町平沢交流センターで開催しました。
 勉強会の対象者は色麻町の「農事組合法人グリーン・アース大原」の構成員13名。HS経営コンサルティング株式会社の本田茂氏が講師となり、今後の事業展開の方向性を明確化して構成員の主体的な意識を高めるための具体的な指導を頂きました。
 勉強会では、初めは小さな課題からPDCAサイクルを着実に回し構成員全体で計画,進捗状況の確認を行うことで,達成感とコミュニケーションを図ることが重要であること,将来ビジョンを策定し,予測損益,予測資金繰り表を作成することで,経営に対する不安感を除き,仕事に対するモチベーションを向上させる効果があることなど,実際の事例を紹介いただきながら,わかりやすく解説いただきました。
 普及センターでは,今後も具体的なビジョン作成等について指導会を行い,引き続き法人経営の潤滑な組織運営に向けた支援を行ってまいります。
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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栗原市生活研究グループ リーダー研修会が開催されました

2017年09月15日 09時23分54秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成29年9月5日(火)に栗原市生活研究グループ連絡協議会リーダー研修会が開催され,各地区グループの役員15人が出席しました。今回は,食文化の伝承と創作料理の研究,役員間の交流を目的として,山形県東根市への視察研修会を行いました。
 はじめに,(有)文四郎麩を訪問し,東根市六田地区に約200年前から伝わる麩作りの伝承や歴史について社長にお話を伺いました。六田地区特有の麩の作り方や麩の珍しい調理法について学び,食材の新たな活用法について考えたり,料理の幅を広げたりするきっかけとなりました。
 午後には,山形県で直売所売上高第1位を誇る,JAさくらんぼひがしね産直施設「よってけポポラ」を視察しました。役員の方々は直売所の豊富な品揃えや果実の加工品,おこわなどの惣菜を見学し,パッケージや販売の手法についての知識を深めました。

 <麩の懐石料理の先付>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404
FAX:0228-22-6144


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大豆現地検討会が開催されました

2017年09月14日 09時05分33秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 8月25日,登米市豊里町転作集団連絡協議会員が集まり,大豆の巡回指導会が開催され,各ほ場を巡回の上,生育状況について意見交換を行いました。

 本年は開花期ごろから雨が多く,病虫害の発生が心配されましたが,今回の巡回では,やや蔓化したり,倒伏したほ場はあったものの,病虫害は少なくまずまずの生育でした。
 また近年,大豆連作ほ場でダイズシストセンチュウ等による生育不良が問題となっており,対策として対抗植物であるマメ科緑肥(クリムゾンクローバーなど)の作付などに取り組んでいます。今回は生育状況の確認と合わせて,センチュウ対策の効果についても確認しました。

 登米市は県内でも有数の大豆産地であり,実需者から高い評価を受けています。普及センターでは,産地の維持,さらなる発展のため,引き続き大豆の収量・品質向上に向けて生産者と一緒に活動していきます! 


<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


 


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人とのつながりが大切だと学んだ研修会 ~女性グループ合同研修会~

2017年09月13日 09時52分34秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 登米地域で農村生活に関する研究を重ねる「登米地区農村生活研究グループ」と,農業経営をリードしている女性農業者組織「アグリレディーズネットとめ」合同移動研修会が平成29年8月23日に開催されました。
 この研修会は,先進地の女性農業者の取組を通して,会員同士が互いに技術研鑽することを目的としています。
 今回は「女性農業者の復興の取り組み」をテーマとし,東松島市で頑張る女性農業者のお話を聞きました。つけもの工房純の本田純子氏は,自家生産した野菜を漬物加工して付加価値を付け,現在では約30店舗で販売しています。体調が悪い時も続けてこられたのは,地域や友達等の助けがあったから,人のつながりは一番の財産。これまで生きていて無駄なことは一つもなかったとの言葉が印象的でした。
 農家レストラン和花の里では,野菜たっぷりの昼食を頂いた後,菅原かず子氏から,震災時に営業を一時やめたものの,美味しい農産物を味わって欲しいという思いがつのり,平成27年にリフォームして農家レストランを再開した苦労話を聞きました。参加者は久しぶりの天気の中,賑やかに交流も行い充実した1日を過ごすことができたようです。

<連絡先>宮城県登米農業改良普及センター  地域農業班
 〒987-0511  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
         電話:0220-22-8603  FAX:0220-22-7522

 

 


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JA仙台トルコギキョウ現地検討会が開催されました

2017年09月13日 09時03分51秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

平成29年9月5日にJA仙台トルコギキョウ生産組合の現地検討会が開催され,組合員5戸のほ場を巡回しました。
 参加者は,播種や定植時期を聞き取り,9月出荷及び10月出荷のトルコギキョウの生育状況を確認しました。
 普及センター,JA仙台の遊佐営農マイスターの講評として,今年度の記録的な長雨で出荷の遅れも懸念されましたが,栽培管理に苦労しながらも尽力したことにを評価します。また,一部品種のロゼットについて,ロゼットしやすい品種についての情報を共有化する様にアドバイスがありました。
 最後に事務局から,これから開催される秋のイベントへの出品や物販についての日程説明があり,イベント毎に参加誘導する旨の説明がありました。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

 


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