宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

新たな就農相談体制による就農相談会がスタートしました

2017年10月23日 09時46分20秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 登米市におけるこれまでの就農相談体制は,就農希望者が相談の内容によって複数の機関を訪問することになっていた他,支援機関も1人の就農相談にかなりの時間を要するなど,相談側,支援側両者からワンストップでの相談体制が求められていました。
    
 そこで,就農希望者の相談から認定に至るまでの一連の流れについて体制を整備し,毎月1回,就農支援機関が一堂に会して相談を受け付ける,定例就農相談会を8月から開始しました。
    
 相談会は,関係機関から一方的に質問やアドバイスを行うのではなく,「相談者が自分の聞きたいこと,疑問に思っていることを解決できる場」,「相談者が,この場があってよかったと思えるように,どのようにしたらよりよい道が開けるのか,その道筋づくりのきっかけの場」とすることを関係機関一同が共通認識として確認し始まりました。   
 相手の立場になって話を引き出す進め方に,相談者も「話を聞いてもらった」「相談にのってもらえた」といった満足感が顔に表れていました。
    
 また,相談の最後には,関係機関からのアドバイスを整理し,「今さしあたってしなければいけないこと」を示すことにより,相談者にとっては当面解決すべき課題が明らかになり,関係機関にとっても相談結果を共有できるなど,双方にとって有意義な会となりました
    
 残念ながら,就農を断念せざるを得ない場合や事業を活用できない場合,これまでは関係機関から一方的に,「就農は難しいよ,無理だよ」とアドバイスをしてきましたが,その場合は,相談者も納得がいったような,いかないような形で悶々とし,中々前に進まないといった場面が往々にしてありました。
 相談者自身が就農するにあたっての課題が様々あることに気がつく方が,たとえ就農を断念するにあたっても納得するのではないかと今回の相談会を通じて新たに感じたところでありました。
    
 これからも,様々なパターンの就農相談が出てくると思われますが,各相談者にとってよりよい道が開かれるよう,今後も関係機関が一丸となってアドバイスをしていきます。

    <連絡先>
    宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
    〒987-0511 
    宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
    電 話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石巻4Hクラブが「みやぎまるごとフェスティバル」で直売を行いました

2017年10月19日 17時25分18秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 石巻地区4Hクラブ連絡協議会(会長:阿部欣悦,会員数:19名)では,消費者との交流活動として直売活動を積極的に行っており,今年度も10月14日(土)と15日(日)に仙台市で開催された「みやぎまるごとフェスティバル2017」の宮城県農村青少年クラブ連絡協議会ブースに出展しました。
 今年はやや肌寒かったものの,両日とも天候に恵まれ,14日は栗原地区4Hクラブと,15日は仙南地区4Hクラブと共同出展しました。石巻地区からはきゅうりやレタス等を出品し,産地PRも行いながら,多数のお客様と交流を図りました。お客様には積極的に声がけするとともに,料理方法の提案も行うなど,活気ある直売活動となりました。石巻地区4Hクラブでは,今後も直売活動を通じて消費者との交流に努めます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-1435  FAX:0225-95-2999


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「みやぎまるごとフェスティバル2017」農林産物品評会・花き品評会で受賞者多数!おめでとうございます。

2017年10月18日 17時24分55秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

平成29年10月14・15日に行われました「みやぎまるごとフェスティバル2017」農林産物品評会・花き品評会において多数の方々が受賞されました。受賞された方々にお祝い申し上げます。おめでとうございます。

 宮城県農林産物品評会 普通作物部門  水稲(うるち玄米) 渡邊 長松 氏(村田町)
  宮城県知事賞 2等(3席) 宮城県農業協同組合中央会長賞

 宮城県農林産物品評会 果実部門  日本なし  山家 一彦 氏(蔵王町)
  宮城県知事賞 1等(1席) 生産局長賞

 宮城県農林産物品評会 果実部門  りんご   佐藤 直樹 氏(蔵王町)
  宮城県知事賞 2等(2席) 宮城県園芸協会会長理事賞

 宮城県農林産物品評会 果実部門  日本なし  我妻 茂 氏(蔵王町)
  宮城県知事賞 2等(2席)

 宮城県農林産物品評会 野菜部門  はくさい  鈴木 茂 氏(蔵王町)
  宮城県知事賞 3等(6席)

 宮城県花き品評会  ポットマム  加納 厚志 氏(柴田町)
  金賞2席 農林水産省生産局長賞

 宮城県花き品評会  葉ボタン   はるはなファーム株式会社 (丸森町)
  金賞 宮城県園芸協会会長理事賞

 宮城県花き品評会  トルコギキョウ  大宮 健 氏(柴田町)
  金賞 宮城県花卉商業協同組合理事長賞

 宮城県花き品評会  トルコギキョウ  須藤 博 氏(柴田町)
  銀賞

 宮城県花き品評会  ポットマム    大沼 初枝 氏(柴田町)
  銀賞

今年は4月から天候不順が続き,特に8月・9月は降水量が多く,日照不足にも見舞われました。その厳しい環境にも関わらず高品質に仕上げられており,栽培技術の高さが伺われる出品でした。
普及センターは,より一層仙南地域の農業発展を支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第二班
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仙南地域土地利用型野菜生産振興研修会が行われました

2017年10月18日 15時37分29秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 10月16日,大河原合同庁舎会議室でたまねぎを中心とした土地利用型野菜生産研修会が行われました。
 農研機構 東北農業研究センターの山崎露地野菜グループ長を講師に招き,「東北・北陸地域におけるたまねぎの春まき栽培技術と土地利用型野菜の先端技術実証について」の講演と,情報提供として,園芸振興に関する各種補助事業,仙南地域の園芸特産振興戦略プランの品目追加,GAPについての説明を行いました。
 出席者からは,たまねぎ乾燥時に腐敗球が増えるので,乾燥,貯蔵方法についても研究を進めてほしいとの意見がだされました。
 普及センターでは,重点活動として土地利用型園芸作物の生産拡大を図っていきます。

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター先進技術第二班
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

    (GAPの説明)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JAみやぎ仙南ねぎ部会が先進地視察研修を行いました

2017年10月18日 09時05分43秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 10月7日から8日にかけて,JAみやぎ仙南ねぎ部会が秋田県能代市で先進地視察研修を行いました。

 能代市では全国ねぎサミットが開催されており,全国のねぎ産地生産者が一堂に会する機会に,参加した生産者の皆さんは各産地の情報収集に積極的に取り組んでいました。

 また,2日目は能代市の園芸メガ団地を視察し,現地の農事組合法人代表の案内により,実際のねぎほ場やねぎの出荷調製施設を見学しました。機械化導入のモデル的経営体の視察は今後のねぎ生産拡大に向けて良い刺激となったようでした。

 その他,今年発生の多かった病害虫の対策や異常気象への対応などの意見交換を農事組合法人代表と行うなど,安全安心なねぎ生産に向けた生産者の意欲も高まった視察研修となりました。


   


〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮城県オリジナルりんご品種「サワールージュ」の加工研修会が開催されました!

2017年10月17日 17時42分07秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 「サワールージュ」は,宮城県農業・園芸総合研究所で育成された,スイーツの材料として売り出し中のりんごです。酸っぱいりんごの代名詞となっている「紅玉」並の酸味を有し,「紅玉」よりも収穫時期が3週間程度早く,病害虫や生理障害が出にくく栽培しやすいことなどが特徴となっています。

 平成29年10月5日に,「サワールージュ」の特徴を活かした家庭で手軽に作れるスイーツをテーマとして, JA南三陸果樹生産部会主催による加工研修会が開催されました。

 当日は,宮城県内を中心に料理教室の講師としてご活躍の花澤文乃(はなざわあやの)先生 を講師に迎え,JA南三陸気仙沼農産物直売所「菜果好(なかよし)」の加工部会の方々とともに,揚げアップルパイ,焼きアップルパイを生地から作りました。

 アップルパイは焼いたものというイメージが強かったせいか,揚げアップルパイと聞いて驚いている参加者が多く見受けられました。アップルパイは生地から簡単に作ることができるため,家庭でも手軽に作ることができそうです。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班

〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階

TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606

E-MAIL:ksnokai@pref.miyagi.lg.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色麻町の特産物「えごま」の収穫が始まりました

2017年10月16日 14時49分01秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 色麻町では以前から自家用として「えごま」が栽培,消費されていました。町では地域特例作物として「えごま」の生産振興を図っており,平成29年は67名の生産者によって26haの「えごま」が栽培されています。
 色麻町えごま栽培推進協議会では,えごまの栽培技術の習得,品質および生産性の向上を図るため,栽培講習会や研修会,生育調査を行っています。また色麻町産業開発公社で加工品の開発・販売を行っていますが,健康への意識の高まりから「えごま」の人気が高まり,供給量が不足している状況です。
 平成29年は,一部のほ場では湿害による生育不良が見られるなど,8月の長雨が「えごま」の生育に及ぼす影響が心配されていたところです。10月12日からコンバインによる収穫作業が始まりましたが,収穫作業を行った生産者は「子実は少し小さめに感じるが,思ったほどは減収していないようだ」と話しながら,刈り取ったえごまの子実を手早く乾燥場所に広げていました。
 普及センターでは,今後とも「えごま」の安定的な生産と加工品の開発について,関係機関と連携しながら支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成29年産南三陸米新米出発式が行われました

2017年10月16日 13時31分16秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 平成29年9月29日,平成29年産南三陸米新米出発式が気仙沼市の気仙沼米穀商業協同組合階上精米センターで行われました。「南三陸米」はJA南三陸管内(気仙沼市,南三陸町,登米市津山町)で生産された「ひとめぼれ」のうち1等米の中から厳選されたブランド米です。

 本年は,8月上中旬の低温・寡照の影響も心配されましたが,9月に入ってから天候が回復し,昨年より1日早い新米の一斉販売式開催となりました。関係機関等の職員が気仙沼市本吉町で生産された,新米でつくったおにぎりを試食した後,テープカットが行われ,新米を乗せたトラックが管内の米穀販売店へ向けて出発しました。

 管内の稲刈りは順調に進んでおり,これから本格的に「南三陸米」の出荷が行われ,気仙沼・南三陸地域は新米の季節を迎えます。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班

〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階

TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606

E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酒米品種「蔵の華刈取適期判定現地研修会」が開催されました

2017年10月16日 13時26分56秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  気仙沼市の廿一(にじゅういち)地区では,「清流『蔵の華』廿一会」の会員が中心となり,酒米品種「蔵の華」が栽培されています。平成29年9月20日,「清流『蔵の華』廿一会」の会員を対象に,「蔵の華」の刈取適期を判定する現地研修会が開催されました。

  研修会には会員10名が出席し,出席者全員のほ場を巡回して,籾の黄化程度や籾水分を測定し,刈取適期の判定を行いました。今年は,8月上中旬の低温・寡照の影響により,一部生育遅延や褐変症状の見られたほ場がありましたが,多くのほ場では,あと1,2週間程度で刈取適期を迎えるようでした。

  出席者からは「互いのほ場をじっくり見て勉強になった。これからも品質のよい『蔵の華』をつくっていけるようにがんばっていきたい」と話していました。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班

〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階

TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606

E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女性農業者組織が食育活動を行いました

2017年10月16日 08時44分36秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成29年10月1日(日),石巻市遊楽館を会場に第6回石巻市民食育健康フェスティバルが開催され,普及センターが支援を行っている石巻地域生活研究グループ連絡協議会(会長:佐藤富久子)が参加し,地域の食材を使った季節料理の試食提供とレシピの紹介を行いました。
 今年は,体験農業(普及センター主催)へ出席した親子もお手伝いに参加するなど賑やかな活動となりました。
『母さんが教える“海・山”旬ご飯』をテーマに,カニ(ヒラツメガニ)ご飯と小いもの揚げ煮を提供しました。中でも小いも料理の反響が良く,お客様には大変喜んでいただくことができました。
 稲刈り時期の忙しい中での準備でしたが,グループ員からはこれまではお客様との会話が持てなかったが,今回は小いもの活用方法やレシピについて自分達の知識を伝えることができた,参加して良かったとの声が聞かれました。
 普及センターでは,今後も地域で活躍する女性農業者の活動を応援してまいります。

                 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班 TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする