涌谷地域農業再生協議会では,国産濃厚飼料として子実用とうもろこしの栽培実証試験の取組みをはじめました。子実用とうもろこしの生産は,飼料価格の高騰に対応するだけでなく,深根性によるほ場の排水性改善や,茎葉のすき込みによる緑肥といった後作への効果も期待されます。
4月21日に,涌谷地域農業再生協議会主催で,2台の真空播種機を用いた播種実演会が関係機関や農家等を対象に開催されました。
真空播種機の利用は,播種間隔の設定や走行速度などの調整が必要ですが,概ね順調に播種することができました。当実演会で播種した子実用とうもろこしの品種は5種類で,今後は品種間の収量性の比較や,作期分散,後作の収量調査等を実施するとのことです。
普及センターでは,子実用とうもろこしの生産など,省力で高収益な転作作物の導入に向けた支援を行っていきます。
<問い合わせ先>
涌谷地域農業再生協議会 TEL 0229-43-6910,FAX 0229-42-3042
美里農業改良普及センター TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225