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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

ズッキーニ立体栽培講習会を開催しました

2022年09月26日 09時01分31秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和4年8月26日(金),栗原市瀬峰地区及び築館地区のグリーンな栽培体系への転換サポート事業の検証ほ場を会場に,ズッキーニ立体栽培講習会を開催しました。栗原農業改良普及センターでは,生分解性マルチを使った省力化と立体栽培による軽労化に関する技術を検証,普及するため,検証ほを設置しています。
 今回は,立体栽培に関する技術講習と現地検討を通じて,ズッキーニ生産者への技術普及を目的として開催し,生産者24名,JA新みやぎ栗っこ,種苗会社2社の担当者が出席しました。
 まず瀬峰及び築館地区の2ほ場で現地見学を行い,生産者から栽培概要,普及センターからは,立体栽培の特徴について説明しました。また,種苗会社からは,今回使用した生分解性マルチ3種類の特徴とズッキーニの今後の管理について説明をいただきました。ほ場では,立体栽培の仕立て方の工夫や注意点など活発な意見交換が行われました。
 築館のほ場では実演及び意見交換も行いました。実演では,ほ場主と普及センターが参加者の前で立体栽培の仕立て方を実演し,続いて実際に参加者にも体験していただきました。意見交換会では,普及センターから管内の立体栽培の取組状況について説明した後,検証ほ担当農家3人から立体栽培の所感を伺いました。担当農家からは,「腹白果がほとんど出なかった。」「毎日の収穫や交配が楽になった。」との声がありました。
 参加者は,ほ場見学に加えて実際に仕立て方を体験したことや,意見交換を通じて,立体栽培の方法や特徴について理解を深めたようでした。
 普及センターでは,ズッキーニの人と環境にやさしい栽培技術の向上に向けて,今後も継続して支援していきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144



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JAみやぎ登米キャベツ部会の現地検討会が開催されました

2022年09月22日 10時04分06秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
令和4年9月16日,JAみやぎ登米キャベツ部会の現地検討会が開催され部会員7名が参加しました。
検討会では,病害虫の防除や品種,肥培管理について確認しました。特に,現地検討を行ったほ場では土壌分析結果を参考にした単肥による肥培管理を実施しており,生産資材費が高騰する中で,肥料費の節減につながる取り組み事例として紹介され,活発な情報交換が行われました。
また,令和4年8月31日に開催された「令和4年度宮城県園芸振興大会」で当部会がみやぎ園芸振興大賞を受賞したことについて報告があり,部会を代表して表彰式に出席した部会長から「とても名誉ある賞をいただいた。これに恥じない取り組みを継続していきたい。」と力強い決意が示されました。
普及センターでは,生産性向上に向けた取り組みを支援していきます。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 

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JAいしのまき大豆現地検討会が開催されました

2022年09月21日 18時34分07秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
JAいしのまき転作部会主催の大豆現地検討会が8月19日に管内全域(石巻市,東松島市),23日に河南地区で開催されました。石巻管内では,大豆が約2,300haで栽培されており,県内でも有数の産地となっています。
 現地検討会では,各ほ場において大豆の生育や雑草・病害虫の発生状況などを確認し,各ほ場の管理状況や今後の栽培管理のポイント,大雨被害の技術対策について説明しました。管内では7月15日から16日にかけて大雨があり(15日88.5mm,16日51.5mm),浸水・冠水したほ場では大豆が枯れたり,湿害による生育の不良となりました。現地検討会で巡回したほ場でも大雨の被害を受けたほ場があり,そのようなほ場では生育量が小さく根はりが悪い状況です。普及センターからは大雨被害で生育量が小さいほ場では中耕・培土を行うことで生育が回復できることを説明しました。また,タバコガ類による葉の食害があるほ場もあり,できるだけ幼虫が小さいうちに早めの防除を行うよう呼びかけました。参加した生産者は,ほ場の状態や大豆の生育に注意を向け,今後の栽培管理について活発な意見交換が行われました。
 大豆の刈取は11月上旬頃から行われる予定です。普及センターでは,今後も生育調査や技術情報の発行,栽培指導などを通して高収量・高品質の大豆栽培に向けて,生産者の支援を行っていきます。
 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

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(株)宮城リスタ大川にて水稲の刈取適期勉強会を開催しました!

2022年09月21日 09時36分45秒 | ⑨大規模自然災害等からの復旧・復興
 令和4年9月5日に当普及センター主催で水稲刈取適期判断に関する勉強会を開催しました。本勉強会は当普及センターのプロジェクトの一環で企画され,プロジェクトの対象法人である(株)宮城リスタ大川社員7人が参加しました。

 勉強会では刈取適期の判断について実際に宮城リスタ大川が耕作するほ場から採取したサンプルを用いて3種類の予測方法を説明しました。その後,ほ場において登熟状況を確認し,今後の刈り取り予定について話し合いました。長面地区では籾の熟色が青く,刈取適期予測に至らないところもありました。今回予測出来なかったほ場は,今後熟色判断を行い,順次刈り取りを行っていくとのことです。

 当普及センターは,これからも復旧農地の担い手への栽培技術支援を行っていきます。


<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 
TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


写真1 勉強会の様子


写真2 ほ場で刈取適期予測を行う様子

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子実とうもろこし現地見学会が開催されました。

2022年09月20日 17時51分04秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
 令和4年9月13日,JA全農主催の子実とうもろこし現地見学会が大崎市で開催されました。今年度3回目となる見学会には,生産者のほか,農機具メーカー,種苗会社,関係機関等約200名が参加し,子実とうもろこしの収穫作業を見学しました。
 見学ほ場の子実とうもろこしは,4月20日に播種が行われ,7月11日に出穂が確認されました。7月中旬には豪雨や強風に見舞われましたが,倒伏はなく,大きな影響はないとみられます。子実とうもろこしの収穫適期は,子実水分が30%を下回った頃とされており,この日の子実水分は30.2%と概ね適期の収穫作業となりました。子実とうもろこしの収穫を初めて見る参加者も多く,機械の仕組みや作業工程について興味深く見学している様子でした。
 子実とうもろこしの収穫作業は,稲刈り後の10月下旬頃まで続きます。普及センターでは引き続き,関係機関と連携し,子実とうもろこしの生産振興を支援してまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

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栗原農業士会員が互いの経営を学び合う視察研修会が開催されました

2022年09月20日 13時20分46秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 
 令和4年9月13日(火)に,栗原農業士会(会長:熊谷正幸,会員19人)による令和4年度栗原農業士会経営状況相互視察研修会が開催されました。
 本研修会は,会員の農業経営発展に役立てるため,お互いの経営状況を視察し合うもので,今回は金成・若柳地区の指導農業士と青年農業士を訪問しました。
 当日は,栗原市内で先進農業体験学習中の宮城県農業大学校生2名も参加し,交流を図ることができました。
 はじめに,指導農業士の熊谷正幸氏を訪問し,家族で取り組む酪農経営について話を伺いました。新型コロナ感染症や飼料費の高騰など経営リスクに対して,家族で乗り越えようとする力を強く感じました。
 次に,青年農業士の鈴木善典氏を訪問し,施設きゅうり経営について話を伺いました。鈴木氏は,宮城県農業実践大学校(現宮城県農業大学校)の先進農業体験学習をきっかけに就農,専業農家としてきゅうり栽培に取組んできた姿は研修生にとって大きな励みになったようです。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班   
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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大豆の現地検討会が開催されました。

2022年09月20日 10時39分59秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
 令和4年7月28日,JA古川主催の大豆現地検討会が開催されました。検討会には生産者40名の他,東北農政局,NOSAI宮城及び普及センターの担当者等が参加しました。
 7月中旬の大雨により,古川地域の大豆ほ場では浸冠水被害が発生しました。現地検討会の会場となった富永地区のほ場では,約1日冠水し,大豆の生育の停滞が見られました。普及センターからは,大雨後の管理として,明きょ設置等による排水対策,葉の黄化が見られる場合の追肥,中耕培土の実施を呼びかけました。また,東北農政局やNOSAI宮城からは,今後の支援対策や共済制度の説明が行われました。生産者からは積極的な質問があり,大雨被害からの復旧に向けて意見交換がなされました。
 普及センターでは,引き続き大豆の高品質安定生産に向け,きめ細やかな支援を行っていきます。
 
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

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水稲種子生産ほ場の第2期ほ場審査を行いました

2022年09月20日 09時49分03秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
 

 登米管内では,JAみやぎ登米水稲種子採種組合が,約66haの採種ほ場で水稲の種子を生産しています。
 普及センターでは「主要農作物種子条例」に基づき,「ほ場審査」と「生産物審査」を行っており,令和4年9月7日に,「第2期ほ場審査」を行いました。
 今回の審査では,種子への異品種混入や雑草種子の混入を防止するための最終チェックを行った結果,全ほ場「合格」となりました。
 採種ほ場では,9月下旬から順次収穫が始まり,種子センターで乾燥・調製作業が行われます。
 普及センターでは,今後収穫された種子の発芽率などを確認する「生産物審査」を行い,優良種子の安定供給が図られるよう支援してまいります。

 

 <連絡先>
  宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
  〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

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令和4年度第1回石巻地域普及活動会を開催しました

2022年09月19日 08時36分20秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化




 8月30日に「令和4年度第1回石巻地域普及活動会」を開き,石巻地域の普及指導計画プロジェクト課題等の効率的かつ効果的な推進を図るため,農業者や市,農協等の外部検討委員8人から意見を聞きました。
 現地検討では東松島市の(株)DannyFarmの星名代表から,施設ナス栽培の環境制御システムや収量アップに向けた仕立て方の工夫等について話を聞き,長ネギ栽培で新規就農した半澤氏からは,新規就農のきっかけやねぎ栽培への熱意を聞きました。
総合検討では,プロジェクト4課題(①管内全体のいちごの産出額向上,②3法人を対象とした園芸法人の育成強化,③アスパラガス採りっきり栽培の導入・定着,④土地利用型3法人を対象とした長面地域の持続的な水田農業の実現)について,半年間の活動状況と今後の活動計画をリーダーが説明しました。
 委員の方々からは,夢や希望をもって農業に取り組む人がいる一方で,生産費が高騰しており,どの作物についても,安定した品質,収量で販売額が増えるよう,関係機関と情報を共有し,引き続き生産者や法人にあった指導,支援,巡回をしてほしいといった御意見をいただきました。
 今回の検討会での御意見等を参考に,今後の普及活動を計画的かつ効率的に実施していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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令和4年度第1回美里地域農業普及活動検討会を開催しました。

2022年09月16日 15時16分20秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 美里農業改良普及センターでは,農業者等のニーズに対応し,より高い成果を創出する普及指導活動を行うため,活動計画とその活動実績,目標の達成状況等について,外部委員の客観的な視点から評価をいただき,次年度以降の普及指導計画の改善を図るために普及活動検討会を開催しています。
 令和4年度第1回の検討会を8月30日に普及活動検討委員7名に出席いただき開催しました。
 今回は,令和4年度の普及指導計画の概要について説明し,3つのプロジェクト課題について取り組み状況や今後の活動計画について説明しました。
 今年度新規課題の「土地利用型農業法人が取り組む加工業務用にんじんの生産安定」については,現地を視察し,普及センター職員から説明を行った後,支援対象の農業法人代表より取り組みについて説明をいただきました。今年については,夏作のにんじんで,7月中旬の大雨による浸冠水の影響で収穫が皆無になったほ場が多かったことなどをお話しいただきました。委員からは,土地利用計画や輪作体系等について質問が出されました。
 現地視察後に行った総合検討で,委員からは,「対象と同様の課題を持つ法人も多いことから,支援を通じて得たノウハウを蓄積し地域で波及することを期待している。」,「栽培年数が浅い品目では,引き続き栽培データの提供や栽培マニュアルの高度化をお願いしたい。」等の意見をいただきました。
 普及センターでは,今回の普及活動検討会でいただいた評価や意見を踏まえ,より成果の上がる普及活動に取り組んでまいります。

  

<連絡先>
  美里農業改良普及センター  地域農業班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

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