私たちの天の川銀河といえば、直径およそ10万光年の渦巻状の円盤が思い浮かびますよね。
でも、そこから90万光年も離れた場所で見つかった赤色巨星が、
れっきとした天の川銀河に属する恒星になるんですねー
私たちの天の川銀河は、直径およそ10万光年の円盤状の構造になっています。
さらに、その円盤を大きく取り巻くように星がまばらに存在する“銀河ハロー”もまた、
天の川銀河の一部になります。
そして、この“銀河ハロー”は、
天の川銀河の伴銀河“大マゼラン雲”までの距離(16万光年)よりも、
さらに遠くまで広がっているんですねー
銀河中心から40万光年以上離れた恒星は、
これまでわずか7個しか見つかっていないのですが、
今回、さらに遠方の星が2つ見つかることになります。
ふたご座の方向77.5万光年彼方の“ULAS J0744+25”と、
うお座の方向90万光年彼方の“ULAS J0015+01”は、
サーベイ観測のデータから見つかった赤色巨星で、
分光観測により距離が確定されています。
この距離は、大規模な銀河としてはもっとも近い場所にある、
アンドメダ座大銀河までの距離(約230万光年)の3分の1以上にあたるんだとか。
その運動速度や距離から、かつて天の川銀河にぶつかり吸収された、
数多くの小さな銀河の残骸ではないかと考えられています。
なので、同じような遠方の赤色巨星を捜索することで、
天の川銀河形成のモデルを、検証できるかもしれないんですねー
多くのモデルでは、それほどたくさんの恒星は存在しないと予測されているので、
もし、多数見つかったとなると、そのモデルの再検討が必要になるようですよ。
でも、そこから90万光年も離れた場所で見つかった赤色巨星が、
れっきとした天の川銀河に属する恒星になるんですねー
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赤色巨星“ULAS J0744+25”(左)から、 はるか遠くに臨む天の川銀河の円盤(右)(イメージ図) |
私たちの天の川銀河は、直径およそ10万光年の円盤状の構造になっています。
さらに、その円盤を大きく取り巻くように星がまばらに存在する“銀河ハロー”もまた、
天の川銀河の一部になります。
そして、この“銀河ハロー”は、
天の川銀河の伴銀河“大マゼラン雲”までの距離(16万光年)よりも、
さらに遠くまで広がっているんですねー
銀河中心から40万光年以上離れた恒星は、
これまでわずか7個しか見つかっていないのですが、
今回、さらに遠方の星が2つ見つかることになります。
ふたご座の方向77.5万光年彼方の“ULAS J0744+25”と、
うお座の方向90万光年彼方の“ULAS J0015+01”は、
サーベイ観測のデータから見つかった赤色巨星で、
分光観測により距離が確定されています。
この距離は、大規模な銀河としてはもっとも近い場所にある、
アンドメダ座大銀河までの距離(約230万光年)の3分の1以上にあたるんだとか。
その運動速度や距離から、かつて天の川銀河にぶつかり吸収された、
数多くの小さな銀河の残骸ではないかと考えられています。
なので、同じような遠方の赤色巨星を捜索することで、
天の川銀河形成のモデルを、検証できるかもしれないんですねー
多くのモデルでは、それほどたくさんの恒星は存在しないと予測されているので、
もし、多数見つかったとなると、そのモデルの再検討が必要になるようですよ。