火星を探査中の“キュリオシティ”が、幅およそ2メートルの隕石を発見。
“レバノン”と名付けられたこの隕石は、
過去の探査車が見つけたのと似たような鉄隕石だったんですねー
NASAの火星探査車“キュリオシティ”が見つけたのは、
幅がおよそ2メートルの鉄隕石“レバノン”で、
そのそばにある小型の隕石は、“レバノンB”と名付けれられています。
“レバノン”の形状や表面は、
過去に先輩探査車“スピリット”や“オポチュニティ”が見つけた隕石と似たような性質で、
隕石表面に見られる角ばった形状の空洞は、内部の金属の結晶境界に沿った浸食か、
あるいは、かんらん岩の結晶が抜け落ちた跡という可能性があるようです。
かんらん岩の結晶は、
“バラサイト”と呼ばれる石鉄隕石の岩石質部分として含まれるものです。
“バラサイト”は、小惑星の核とマントルの境界付近で形成されると考えられているんですねー
地球で採集される隕石でも、鉄隕石はありふれているのですが、
石質隕石に比べると数は少ないそうです。
一方、火星でこれまで見つかった数少ない隕石のほとんどは鉄隕石で、
これは、火星の浸食プロセスに対する、鉄の耐性によると考えられているようです。
“レバノン”と名付けられたこの隕石は、
過去の探査車が見つけたのと似たような鉄隕石だったんですねー
“キュリオシティ”が5月下旬に撮影した鉄隕石“レバノン”手前が“レバノンB”。 |
NASAの火星探査車“キュリオシティ”が見つけたのは、
幅がおよそ2メートルの鉄隕石“レバノン”で、
そのそばにある小型の隕石は、“レバノンB”と名付けれられています。
“レバノン”の形状や表面は、
過去に先輩探査車“スピリット”や“オポチュニティ”が見つけた隕石と似たような性質で、
隕石表面に見られる角ばった形状の空洞は、内部の金属の結晶境界に沿った浸食か、
あるいは、かんらん岩の結晶が抜け落ちた跡という可能性があるようです。
かんらん岩の結晶は、
“バラサイト”と呼ばれる石鉄隕石の岩石質部分として含まれるものです。
“バラサイト”は、小惑星の核とマントルの境界付近で形成されると考えられているんですねー
地球で採集される隕石でも、鉄隕石はありふれているのですが、
石質隕石に比べると数は少ないそうです。
一方、火星でこれまで見つかった数少ない隕石のほとんどは鉄隕石で、
これは、火星の浸食プロセスに対する、鉄の耐性によると考えられているようです。